日常のこととかオリジナル小説のこととか。
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ashita
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女性
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地主(土地貸してます)
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漫画やアニメを見るのが好きです。最推しはフーディーニ ♡
自己紹介:
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ブログ、もう書かないと思ってました。
けれど、去年から書き始めた小説によって、過去に書いてた小説も書き始め、ここに載せることにしたのです。
小説は、主に『時間と時間を繋ぐ恋の物語』と『妖精村と愉快な仲間たち』をメインに書いています。
現在は、中高生の武家・貴族・王族が過去を遡るジャンルはダークファンタジーの『純愛偏差値』という小説に力入れています。
純愛偏差値は私の人生を描いた自伝です。
終わることのない小説として書き続ける予定です。
純愛偏差値は今年100話を迎えました。
私にとって、はじめての長編です。キャラクターも気に入っています。
が、走り書きに走り書きしてしまったので、1話から書き直すことにしました。これまで書いたものは鍵付けて残しています。
元々このブログは病気の記録用として立ち上げたものですが、小説載せるようになってからは、ここは出来るだけ趣味的なことを綴りたいと思っております。
病気の記録や様々な思いを綴るブログは移転済みなのです。
ただ、今は日記は個人的な徒然、或いはお知らせとして綴ることが多いかと思います。
小説、ぼちぼちマイペースに書いてゆきます。
よろしくお願い致します。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
お知らせ。
イラストは現在「ナノハナ家の日常」に載せております。サイドバーにリンクあります。
また、「カラクリよろずや」にてフリーイラスト素材について考えるブログはじめました✩.*˚
不定期に更新していく予定です。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
模倣・無断転載などは、ご遠慮ください。
ブログの小説はフィクションであり、登場人物・団体名などは全て架空です。
小説・純愛偏差値に関しましては、武家名・貴族名(程度による) / 及び、武官の階級 / 扇子・羽子板・花札・百人一首・紙飛行機などのアイテム使用方法の模倣の一切を禁じております。
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X @kigenzen1874
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ブログ、もう書かないと思ってました。
けれど、去年から書き始めた小説によって、過去に書いてた小説も書き始め、ここに載せることにしたのです。
小説は、主に『時間と時間を繋ぐ恋の物語』と『妖精村と愉快な仲間たち』をメインに書いています。
現在は、中高生の武家・貴族・王族が過去を遡るジャンルはダークファンタジーの『純愛偏差値』という小説に力入れています。
純愛偏差値は私の人生を描いた自伝です。
終わることのない小説として書き続ける予定です。
純愛偏差値は今年100話を迎えました。
私にとって、はじめての長編です。キャラクターも気に入っています。
が、走り書きに走り書きしてしまったので、1話から書き直すことにしました。これまで書いたものは鍵付けて残しています。
元々このブログは病気の記録用として立ち上げたものですが、小説載せるようになってからは、ここは出来るだけ趣味的なことを綴りたいと思っております。
病気の記録や様々な思いを綴るブログは移転済みなのです。
ただ、今は日記は個人的な徒然、或いはお知らせとして綴ることが多いかと思います。
小説、ぼちぼちマイペースに書いてゆきます。
よろしくお願い致します。
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お知らせ。
イラストは現在「ナノハナ家の日常」に載せております。サイドバーにリンクあります。
また、「カラクリよろずや」にてフリーイラスト素材について考えるブログはじめました✩.*˚
不定期に更新していく予定です。
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模倣・無断転載などは、ご遠慮ください。
ブログの小説はフィクションであり、登場人物・団体名などは全て架空です。
小説・純愛偏差値に関しましては、武家名・貴族名(程度による) / 及び、武官の階級 / 扇子・羽子板・花札・百人一首・紙飛行機などのアイテム使用方法の模倣の一切を禁じております。
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〈資格履歴〉
2008年09月09日
→さし絵ライター3級 合格
2012年10月25日
→環境カオリスタ検定 合格
2025年01月20日
→鉛筆デッサンマスター 合格
→絵画インストラクター 合格
2025年03月07日
→宝石鑑定アドバイザー 合格
→鉱石セラピスト 合格
2025年04月07日
→茶道アドバイザー 合格
→お点前インストラクター 合格
2025年04月17日
→着物マイスター 合格
→着付け方インストラクター 合格
2025年05月19日
→サイキックアドバイザー 合格
→サイキックヒーラー 合格
2025年07月01日
→アンガーカウンセラー 合格
→アンガーコントロール士 合格
2025年08月04日
→漢方コーディネーター 合格
→薬膳調整師 合格
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〈資格証明バナー〉

2008年09月09日
→さし絵ライター3級 合格
2012年10月25日
→環境カオリスタ検定 合格
2025年01月20日
→鉛筆デッサンマスター 合格
→絵画インストラクター 合格
2025年03月07日
→宝石鑑定アドバイザー 合格
→鉱石セラピスト 合格
2025年04月07日
→茶道アドバイザー 合格
→お点前インストラクター 合格
2025年04月17日
→着物マイスター 合格
→着付け方インストラクター 合格
2025年05月19日
→サイキックアドバイザー 合格
→サイキックヒーラー 合格
2025年07月01日
→アンガーカウンセラー 合格
→アンガーコントロール士 合格
2025年08月04日
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→薬膳調整師 合格
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〈資格証明バナー〉

純愛偏差値 未来編 解説
町
紅葉町……主人公たちの舞台。
桜木町……紅葉町の隣。
虹色街……芸能人の街。
牡丹町……貴族の町。
月見町、向日葵町……ズームやロォラが住んでるとこ。
森の湖(南)町、天使の湖町、女神の湖町、人魚の湖町
氷河期町……年中冬で吹雪が凄く崖の上に宝石の原石がある。
春風町……人魚の湖町とは違ったオシャレな古民家風な町。
氷町……地面は全て氷。スケートの本場。
番人……皇帝陛下をも動かせる力を持つ存在で、人間時代に自ら命を捨てた人しかなれない。また、番人を呼び出せるのは2番目の番人か、呼び出しカードを持つ人のみ。
村……(その前もまだまだある)ーユーダ村ーモーゼ村(かなり長い)ー地獄村(3年)ー天使村(かなり長い)ー妖精村(21世紀)
ユーダ村
ナミネとの結婚後、ヨルクらナミネの不治の病を治すために、神様になり女神の湖を収めていた。しかし、ある日、女神がいつかの皇帝陛下率いる宗教団体に酷い仕打ちを受ける。それをナミネのせいにされ、ヨルクは神様退職届けを出し、女神を転生させ、ナミネと共に人間界で貧しい暮らしをした。
モーゼ村
貴族であるロメルカーター伯爵家に生まれたナミネとカンザシが兄妹だった時代。ナミネとカンザシの父親はナノハナ家の主で、母親は貴族。ナミネとカンザシが好き合ってたこともある。ナミネとカンザシにはナミザという姉がいて、現在は女神で現在も女神の湖にいる間はナミネとカンザシとは血が繋がっている。
地獄村
2番目の番人はカンザシだったが、半年後ラハルに変わる。珍しくも女番人。カンザシとヨルクが双子だった時代、カンザシはヨルクと、ある感情を交換するよう番人にお願いをしていた。現世にて契約解除する。
天使村
初代からナミネとヨルクが愛し合っていた時代。けれど、初代でヨルクとナミネの結婚後、3年でヨルクが何者かに暗殺され3ヶ月後にナミネは後追いする。後に、カンザシとセレナールだということが分かる。それ以降の天使村ではナミネはヨルクとの結婚後、ヨルクへの想いに耐えきれず入退院を繰り返し、若くして衰弱死する。最後の天使村の番人に、二度とヨルクを好きにならないようお願いをする。セルファとエルナと時代が重なっていたことが多かった。しかし、天使村でのことを知り、ナミネは現在にて再びヨルクを好きになる。
妖精村
ナノハナ家の4女に生まれたナミネはクレナイ家3男のラルクに片想いをするが、ラルクはセレナールのことが好きで、ナミネはラルクをサポートする。けれど、五つ星レストランにてヨルクに告白され交際する。しかし、遠い過去の記憶がナミネの心の奥で動き出し、ナミネは酷く病む。でも、天使村時代はずっとヨルクを好きだったことを知り、二度とヨルクを好きにならないようお願いしたことを後悔し、再びヨルクに恋愛感情を抱く。
お武家連盟……お武家同士が助け合う連盟。それぞれのお武家の主が1つのお武家連盟グループ社を運営。カラクリ家、キクリ家、コノハ家、クレナイ家、ナノハナ家、テッセン家が加わっている。
時計騎士……時間を管理する仕事。制服は紺色のダブルベストだが、何気にハガレンの錬金術師の制服に似ている。
夢騎士……昔はDWと呼ばれていた。夢を自由自在に操ることが出来る。現実との狭間がほぼない。
武家の作り
第1母屋……第4居間まであり、子供たちが過ごすところ
第2母屋……両親が過ごすところ
第3母屋……祖父母が過ごすところ
第4母屋……曾祖父母たちが過ごすところ
王室の別送は7回建て
1階にリビングなど
2階にセナとアルフォンスの部屋と書斎など
3階は客人用の部屋
4階はパーティー用の部屋
その他未定
貴族の別送は5~7階建て
1階 リビング、お風呂など
2階 ユメの部屋や書斎など
3階 客人用の部屋
4階 パーティー用などの部屋
5階 展望台
ナノハナ家の第1母屋
1階 第1居間から第4居間と客間、キッチン
2階 ナミネたちの部屋
3階 カラオケルーム、ピアノの部屋、書斎
4階 未定
5階 未定
婚姻届……10歳から出せる。
車の免許……15歳から取れる。
フェアリールナ・フェアリーフォン……高級姉妹ブランド。月と太陽でつがい。
フェアリーサラブラー……主に王室の親衛隊が使う馬。基本白。時速170キロ出る。
エンジェルブェロッラ……だいたい貴族たちの家にいる。基本黒。時速100キロ出る。
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この小説はフィクションであり、登場人物・団体名などは全て架空です。
町
紅葉町……主人公たちの舞台。
桜木町……紅葉町の隣。
虹色街……芸能人の街。
牡丹町……貴族の町。
月見町、向日葵町……ズームやロォラが住んでるとこ。
森の湖(南)町、天使の湖町、女神の湖町、人魚の湖町
氷河期町……年中冬で吹雪が凄く崖の上に宝石の原石がある。
春風町……人魚の湖町とは違ったオシャレな古民家風な町。
氷町……地面は全て氷。スケートの本場。
番人……皇帝陛下をも動かせる力を持つ存在で、人間時代に自ら命を捨てた人しかなれない。また、番人を呼び出せるのは2番目の番人か、呼び出しカードを持つ人のみ。
村……(その前もまだまだある)ーユーダ村ーモーゼ村(かなり長い)ー地獄村(3年)ー天使村(かなり長い)ー妖精村(21世紀)
ユーダ村
ナミネとの結婚後、ヨルクらナミネの不治の病を治すために、神様になり女神の湖を収めていた。しかし、ある日、女神がいつかの皇帝陛下率いる宗教団体に酷い仕打ちを受ける。それをナミネのせいにされ、ヨルクは神様退職届けを出し、女神を転生させ、ナミネと共に人間界で貧しい暮らしをした。
モーゼ村
貴族であるロメルカーター伯爵家に生まれたナミネとカンザシが兄妹だった時代。ナミネとカンザシの父親はナノハナ家の主で、母親は貴族。ナミネとカンザシが好き合ってたこともある。ナミネとカンザシにはナミザという姉がいて、現在は女神で現在も女神の湖にいる間はナミネとカンザシとは血が繋がっている。
地獄村
2番目の番人はカンザシだったが、半年後ラハルに変わる。珍しくも女番人。カンザシとヨルクが双子だった時代、カンザシはヨルクと、ある感情を交換するよう番人にお願いをしていた。現世にて契約解除する。
天使村
初代からナミネとヨルクが愛し合っていた時代。けれど、初代でヨルクとナミネの結婚後、3年でヨルクが何者かに暗殺され3ヶ月後にナミネは後追いする。後に、カンザシとセレナールだということが分かる。それ以降の天使村ではナミネはヨルクとの結婚後、ヨルクへの想いに耐えきれず入退院を繰り返し、若くして衰弱死する。最後の天使村の番人に、二度とヨルクを好きにならないようお願いをする。セルファとエルナと時代が重なっていたことが多かった。しかし、天使村でのことを知り、ナミネは現在にて再びヨルクを好きになる。
妖精村
ナノハナ家の4女に生まれたナミネはクレナイ家3男のラルクに片想いをするが、ラルクはセレナールのことが好きで、ナミネはラルクをサポートする。けれど、五つ星レストランにてヨルクに告白され交際する。しかし、遠い過去の記憶がナミネの心の奥で動き出し、ナミネは酷く病む。でも、天使村時代はずっとヨルクを好きだったことを知り、二度とヨルクを好きにならないようお願いしたことを後悔し、再びヨルクに恋愛感情を抱く。
お武家連盟……お武家同士が助け合う連盟。それぞれのお武家の主が1つのお武家連盟グループ社を運営。カラクリ家、キクリ家、コノハ家、クレナイ家、ナノハナ家、テッセン家が加わっている。
時計騎士……時間を管理する仕事。制服は紺色のダブルベストだが、何気にハガレンの錬金術師の制服に似ている。
夢騎士……昔はDWと呼ばれていた。夢を自由自在に操ることが出来る。現実との狭間がほぼない。
武家の作り
第1母屋……第4居間まであり、子供たちが過ごすところ
第2母屋……両親が過ごすところ
第3母屋……祖父母が過ごすところ
第4母屋……曾祖父母たちが過ごすところ
王室の別送は7回建て
1階にリビングなど
2階にセナとアルフォンスの部屋と書斎など
3階は客人用の部屋
4階はパーティー用の部屋
その他未定
貴族の別送は5~7階建て
1階 リビング、お風呂など
2階 ユメの部屋や書斎など
3階 客人用の部屋
4階 パーティー用などの部屋
5階 展望台
ナノハナ家の第1母屋
1階 第1居間から第4居間と客間、キッチン
2階 ナミネたちの部屋
3階 カラオケルーム、ピアノの部屋、書斎
4階 未定
5階 未定
婚姻届……10歳から出せる。
車の免許……15歳から取れる。
フェアリールナ・フェアリーフォン……高級姉妹ブランド。月と太陽でつがい。
フェアリーサラブラー……主に王室の親衛隊が使う馬。基本白。時速170キロ出る。
エンジェルブェロッラ……だいたい貴族たちの家にいる。基本黒。時速100キロ出る。
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この小説はフィクションであり、登場人物・団体名などは全て架空です。
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純愛偏差値 未来編 技やアイテムなど 修正
武官の階級
初級武官
制服の色は暗灰緑色のカーキ色。1人雇うのに30万円
中級武官
制服の色は暗灰緑色のカーキ色。1人野党のに50万円
上級武官
制服の色は暗灰緑色のカーキ色。1人雇うのに100円
最上級武官
制服の色は暗灰緑色のカーキ色。1人雇うのに200万円
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
特殊武官
制服の色は紺色。1人雇うのに500~700万円
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
伝説初級武官
制服の色は白色。1人雇うのに1000万円〜3000万円
伝説中級武官
制服の色は白色。1人雇うのに4000万円
伝説上級武官
制服の色は白色。1人雇うのに6000~7000万円
伝説最上級武官
制服の色は白色。1人雇うのに8000万円から1億円
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妖精村初級武官
制服の色は黒色。1人雇うのに1億2千万円〜1億5千円
妖精村中級武官
制服の色は黒色。1人雇うのに1億5千万円〜1億8千円
妖精村上級武官
制服の色は黒色。1人雇うのに1億8千万円〜2億2千円
妖精村最上級武官
制服の色は黒色。1人雇うのに2億2千万円〜2億5千万
紀元前村武官、年代記武官、恒星武官、銀河系武官……(もっと上がある)
階級は肩の星の数と勲章で分けられている。
上記のは単発の値段で、貴族の屋敷などでの雇われは初級〜最上級まではバイトレベルで、特殊武官からまともな月収。でも、現代は昔より雇う所が少ない。
お武家連盟グループ社
カラクリ家、キクリ家、コノハ家、クレナイ家、ナノハナ家の父親たちが経営している大手企業で、依頼者の依頼を受け、武官を派遣させている。
お武家オリジナルポチポチ操作機
携帯などを遠くから操作するアイテム。
ナノハナ家(お武家)オリジナルロープ
特殊ロープ(オリジナルより上)
伝説ロープ(大抵のものが逃れられない)
お武家オリジナルロープ(高いところの上り下りに使う)
特殊ワイヤー
伝説ワイヤー
お武家オリジナルキー
特殊キー
伝説キー
鍵のない場所に鍵を取り付けられる。
お武家オリジナルキー解除
特殊キー解除
伝説キー解除
かかっている鍵を開けられるアイテム。
お武家オリジナルイヤホン無線マイク
身に付けると仲間たちの会話が聞こえ、話しかけることが出来る。
お武家伝統扇子
扇子で叩かれた者は物凄い痛みが身体中を走る。
お武家伝統羽子板
羽子板に少しでも触れた者は物凄い電流が身体を走る。
お武家伝統花札
2組の花札を持ち2つ目を投げた時に相手を拘束出来る。慣れてる者は2つ同時に投げる。
お武家連盟
カラクリ家、キクリ家、コノハ家、クレナイ家、ナノハナ家による連盟
紙飛行機
今では携帯があり使う人は少なくなったが、古代のお武家は小さい頃に飛ばしたい方向に紙飛行機を飛ばす訓練を行っていた。紙飛行機の文で連絡を取り合う。
お武家第1出動〜第5出動
緊急事態などにそれぞれのお武家の武官に依頼が出来る、又は、お武家自ら依頼を遂行する。
例「これよりナノハナ家 第1出動の要請を行います。ナノハナ家の初級武官は今すぐAビルに来てください」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
舞
花の舞 桜の花びらに包まれる
霧の舞 霧に包まれ前が見づらくなる
雪の舞 吹雪に包まれ視界が悪くなる
炎の舞 相手が触れると火傷を負う
滝の舞 滝が相手を襲う
風の舞 突風が相手を吹き飛ばそうとする
闇の舞 闇に包まれ相手の姿が見えにくくなる
剣の舞とも呼ばれていて、真剣勝負などに用いられる。
扇子の舞
受けた者は、次第に身体が痺れ動けなくなる。キクリ家究極奥義と少し似ているが、剣の舞とつがいになっている技。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
結界
風の結界
周りの音が聞こえなくなる
闇の結界
遠くの音を聞こえるようになる
岩の結界
その結界の外に出れなくなる
霧の結界
外から中が見えなくなる
ハートの結界
心の中を相手に知られない
壁の結界
結界の中の声を外に聞かれない
森林の結界
その結界の中に外部者は入れない
夢の結界
結界をかけららたものは眠ってしまう
透明の結界
結界をかけられた者は建物の中にいようが姿が見えてしまう。
菊の結界(公式ではない)
相手の心を読み取る
天界の結界
結界の中で3つまで使いたい結界を同時に発動させる
無限大
最強に大きな力
紀元前大
無限大より大きい力
0
無限大にくっつけるとそれ以上の効果を発動しないと解けなくなる
確定
選んだ結界を確定させる
解
結界を解く
譲渡
非公式だが、自分の力を相手に渡すことが出来る
通(とおし)
岩の結界の中に入れたい人を入れることが出来る
聞(きこえ)
壁の結界の中にいる者の声を聞くことが出来る
結界封じ
その人がかけた結界より上回る結界を使える人のみ結界の発動を封じ込められる
究極奥義封じ
その人が発動しようとしている究極奥義より上回る究極奥義を使える人のみが究極奥義を使う人の発動を封じ込められる
基本、公式では第10で、途中から花の舞は11まで。けれど、研究者の研究により本が出版され、それ以上の力を発揮する者もいる。その時は第○の後に想定と言う
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妖精ユレン
何かあった時に、羽が揺れ鈴が鳴る
キクリ家究極奥義
扇子の舞とも呼ばれ初代キクリ家から代々伝わる伝説の技、しかし、1つでも間違えればそこで効果は終わる。技をかけられた者は身体中に痛みが走る。
クレナイ家究極奥義
紅葉の舞とも呼ばれ、初代クレナイ家代々伝わる伝説の技。かけられた者は数字と相応の紅葉が身体を覆う。また徐々に身体が痺れていく。
ナノハナ家究極奥義
菜の花の舞とも呼ばれ初代ナノハナ家代々から伝わる伝説の技。かけられた者は数字と相応の菜の花が身体を覆う。また徐々に頭の中を悪い幻覚に襲われる。
伝説奥義
究極奥義より効果が上
技の公式は10まである。それ以上は研究者による非公式のものがあり、10より大きい数字を使う時は最後に想定という。マックスは無限大。
2つの扇子パチン
物事の詳細が分かり場を収めたい時に鳴らす。またはその場のことを終わらせたい様子
約束扇子パチン
2人以上の人が自分の扇子を差し出した人の扇子に重ね合わせパチンと音を鳴らせることで、その人との約束を守る証を証明する様子。又は、何かの契約事に対して交渉成立の合図を知らせる様子。
究極守り
何かあった時、主を守ってくれる
番人(キクスケ)呼び出しカード
何かあった時、緊急事態に番人を呼び出せる
ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ
ナミネの持っているのはブロンズカードで、セリルはプラチナカード。ちなみに、ナミネはウルクの時以外は妖精村時代は全ての2番目の番人だったため、当時の転生していない番人全てを呼び出しカードで呼び出せる。妖精村武官以上は所有できるため、ナルホも持っている。
神様(ダンゴロ)呼び出しカード
妖精村の全ての物事を動かせる神様を呼び出せる。ヨルクのみが所有している。
フェアリーング
人が相手の核心に迫るときに使う心理学の技の1つ。
セリルやセルファが使える。
エンジェリングレハ
ほぼフェアリーング。ズルエヌの得意技。
クレジットカード
ベーシックカード
一番下のカード
シルバーカード
芸能人のがよく持っている
ゴールドカード
大御所芸能人がよく持っている
プラチナカード
かなりのお金持ちの人が持っている
ブラックカード
世界的にお金持ちの人が持っている
クリスタルカード
お武家がよく盛ってるカード
レインボーカード
クリスタルカードより上で貴族や王族が持っている
ギャラクシーカード
レインボーカードより上
テンマンカード
ギャラクシーカードより上
禅
心を落ち着かせる
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この小説はフィクションであり、登場人物・団体名などは全て架空です。
武官の階級
初級武官
制服の色は暗灰緑色のカーキ色。1人雇うのに30万円
中級武官
制服の色は暗灰緑色のカーキ色。1人野党のに50万円
上級武官
制服の色は暗灰緑色のカーキ色。1人雇うのに100円
最上級武官
制服の色は暗灰緑色のカーキ色。1人雇うのに200万円
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特殊武官
制服の色は紺色。1人雇うのに500~700万円
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伝説初級武官
制服の色は白色。1人雇うのに1000万円〜3000万円
伝説中級武官
制服の色は白色。1人雇うのに4000万円
伝説上級武官
制服の色は白色。1人雇うのに6000~7000万円
伝説最上級武官
制服の色は白色。1人雇うのに8000万円から1億円
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妖精村初級武官
制服の色は黒色。1人雇うのに1億2千万円〜1億5千円
妖精村中級武官
制服の色は黒色。1人雇うのに1億5千万円〜1億8千円
妖精村上級武官
制服の色は黒色。1人雇うのに1億8千万円〜2億2千円
妖精村最上級武官
制服の色は黒色。1人雇うのに2億2千万円〜2億5千万
紀元前村武官、年代記武官、恒星武官、銀河系武官……(もっと上がある)
階級は肩の星の数と勲章で分けられている。
上記のは単発の値段で、貴族の屋敷などでの雇われは初級〜最上級まではバイトレベルで、特殊武官からまともな月収。でも、現代は昔より雇う所が少ない。
お武家連盟グループ社
カラクリ家、キクリ家、コノハ家、クレナイ家、ナノハナ家の父親たちが経営している大手企業で、依頼者の依頼を受け、武官を派遣させている。
お武家オリジナルポチポチ操作機
携帯などを遠くから操作するアイテム。
ナノハナ家(お武家)オリジナルロープ
特殊ロープ(オリジナルより上)
伝説ロープ(大抵のものが逃れられない)
お武家オリジナルロープ(高いところの上り下りに使う)
特殊ワイヤー
伝説ワイヤー
お武家オリジナルキー
特殊キー
伝説キー
鍵のない場所に鍵を取り付けられる。
お武家オリジナルキー解除
特殊キー解除
伝説キー解除
かかっている鍵を開けられるアイテム。
お武家オリジナルイヤホン無線マイク
身に付けると仲間たちの会話が聞こえ、話しかけることが出来る。
お武家伝統扇子
扇子で叩かれた者は物凄い痛みが身体中を走る。
お武家伝統羽子板
羽子板に少しでも触れた者は物凄い電流が身体を走る。
お武家伝統花札
2組の花札を持ち2つ目を投げた時に相手を拘束出来る。慣れてる者は2つ同時に投げる。
お武家連盟
カラクリ家、キクリ家、コノハ家、クレナイ家、ナノハナ家による連盟
紙飛行機
今では携帯があり使う人は少なくなったが、古代のお武家は小さい頃に飛ばしたい方向に紙飛行機を飛ばす訓練を行っていた。紙飛行機の文で連絡を取り合う。
お武家第1出動〜第5出動
緊急事態などにそれぞれのお武家の武官に依頼が出来る、又は、お武家自ら依頼を遂行する。
例「これよりナノハナ家 第1出動の要請を行います。ナノハナ家の初級武官は今すぐAビルに来てください」
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舞
花の舞 桜の花びらに包まれる
霧の舞 霧に包まれ前が見づらくなる
雪の舞 吹雪に包まれ視界が悪くなる
炎の舞 相手が触れると火傷を負う
滝の舞 滝が相手を襲う
風の舞 突風が相手を吹き飛ばそうとする
闇の舞 闇に包まれ相手の姿が見えにくくなる
剣の舞とも呼ばれていて、真剣勝負などに用いられる。
扇子の舞
受けた者は、次第に身体が痺れ動けなくなる。キクリ家究極奥義と少し似ているが、剣の舞とつがいになっている技。
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結界
風の結界
周りの音が聞こえなくなる
闇の結界
遠くの音を聞こえるようになる
岩の結界
その結界の外に出れなくなる
霧の結界
外から中が見えなくなる
ハートの結界
心の中を相手に知られない
壁の結界
結界の中の声を外に聞かれない
森林の結界
その結界の中に外部者は入れない
夢の結界
結界をかけららたものは眠ってしまう
透明の結界
結界をかけられた者は建物の中にいようが姿が見えてしまう。
菊の結界(公式ではない)
相手の心を読み取る
天界の結界
結界の中で3つまで使いたい結界を同時に発動させる
無限大
最強に大きな力
紀元前大
無限大より大きい力
0
無限大にくっつけるとそれ以上の効果を発動しないと解けなくなる
確定
選んだ結界を確定させる
解
結界を解く
譲渡
非公式だが、自分の力を相手に渡すことが出来る
通(とおし)
岩の結界の中に入れたい人を入れることが出来る
聞(きこえ)
壁の結界の中にいる者の声を聞くことが出来る
結界封じ
その人がかけた結界より上回る結界を使える人のみ結界の発動を封じ込められる
究極奥義封じ
その人が発動しようとしている究極奥義より上回る究極奥義を使える人のみが究極奥義を使う人の発動を封じ込められる
基本、公式では第10で、途中から花の舞は11まで。けれど、研究者の研究により本が出版され、それ以上の力を発揮する者もいる。その時は第○の後に想定と言う
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妖精ユレン
何かあった時に、羽が揺れ鈴が鳴る
キクリ家究極奥義
扇子の舞とも呼ばれ初代キクリ家から代々伝わる伝説の技、しかし、1つでも間違えればそこで効果は終わる。技をかけられた者は身体中に痛みが走る。
クレナイ家究極奥義
紅葉の舞とも呼ばれ、初代クレナイ家代々伝わる伝説の技。かけられた者は数字と相応の紅葉が身体を覆う。また徐々に身体が痺れていく。
ナノハナ家究極奥義
菜の花の舞とも呼ばれ初代ナノハナ家代々から伝わる伝説の技。かけられた者は数字と相応の菜の花が身体を覆う。また徐々に頭の中を悪い幻覚に襲われる。
伝説奥義
究極奥義より効果が上
技の公式は10まである。それ以上は研究者による非公式のものがあり、10より大きい数字を使う時は最後に想定という。マックスは無限大。
2つの扇子パチン
物事の詳細が分かり場を収めたい時に鳴らす。またはその場のことを終わらせたい様子
約束扇子パチン
2人以上の人が自分の扇子を差し出した人の扇子に重ね合わせパチンと音を鳴らせることで、その人との約束を守る証を証明する様子。又は、何かの契約事に対して交渉成立の合図を知らせる様子。
究極守り
何かあった時、主を守ってくれる
番人(キクスケ)呼び出しカード
何かあった時、緊急事態に番人を呼び出せる
ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ
ナミネの持っているのはブロンズカードで、セリルはプラチナカード。ちなみに、ナミネはウルクの時以外は妖精村時代は全ての2番目の番人だったため、当時の転生していない番人全てを呼び出しカードで呼び出せる。妖精村武官以上は所有できるため、ナルホも持っている。
神様(ダンゴロ)呼び出しカード
妖精村の全ての物事を動かせる神様を呼び出せる。ヨルクのみが所有している。
フェアリーング
人が相手の核心に迫るときに使う心理学の技の1つ。
セリルやセルファが使える。
エンジェリングレハ
ほぼフェアリーング。ズルエヌの得意技。
クレジットカード
ベーシックカード
一番下のカード
シルバーカード
芸能人のがよく持っている
ゴールドカード
大御所芸能人がよく持っている
プラチナカード
かなりのお金持ちの人が持っている
ブラックカード
世界的にお金持ちの人が持っている
クリスタルカード
お武家がよく盛ってるカード
レインボーカード
クリスタルカードより上で貴族や王族が持っている
ギャラクシーカード
レインボーカードより上
テンマンカード
ギャラクシーカードより上
禅
心を落ち着かせる
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この小説はフィクションであり、登場人物・団体名などは全て架空です。
純愛偏差値 未来編 登場人物 一人称版
2019年
ナノハナ家(武家)
ミドリ18-19
幼稚園の頃から妖精村学園に通っている。生まれも育ちも紅葉町。ナノハナ家 長女。髪は緑色のセミロング。
誕生日は7月9日。血液型はボンベイ型とヨウセイ型。
高校1年生の秋に、ナクリに頼まれたガラの悪い同級生に出くわし、突然死する。享年15歳。9月2日の出来事であった。
2019年のある日、女神の湖にいるダンゴロによってミドリを人間界に連れて行く許可が下りて、ナルホの説得でミドリは人間界に戻り再びピアニストを目指す。
ナクリ18-19
幼稚園の頃から妖精村学園に通っている。生まれも育ちも紅葉町。ナノハナ家 長女。ミドリが戻って来てからは次女。髪は緑色のショートヘア。
誕生日は7月9日。血液型はボンベイ型。
空手は3段の黒帯。柔道は3段。剣道は3段。
双子の姉であるミドリ(享年15歳)がいた。命日は9月2日。
かつてはピアニストを目指していた。
ナノハ17-18
幼稚園の頃から妖精村学園に通っている。生まれも育ちも紅葉町。ナノハナ家 次女。ミドリが戻って来てからは3女。髪はベージュのセミロング。
誕生日は7月8日。血液型はボンベイ型。
空手は10段の黒帯。柔道は10段の赤帯。剣道は10段。
高校3年生。3年2組。茶道部部長。
心理学のエキスパートを目指している。よくセリルと心理学会を開いている。
ブランケット家のズルエヌとは遠い昔からずっと大恋愛をしているが、表向きは人を好きになったことがないフリをしている。現世ではズルエヌの命日には毎年青いガーベラの花束をお墓に備えている。
ナナミ14-15
幼稚園の頃から妖精村学園に通っている。生まれも育ちも紅葉町。髪は緑色のショートヘア。ナノハナ家 3女。ミドリが戻って来てからは4女。
誕生日は7月19日。血液型はボンベイ型。
空手は7段の黒帯。柔道は7段。剣道は7段。
中学3年生。3年1組。茶道部部長。高校1年3組。
グルグル妖精のラハルに激ハマリ。
小さい頃からミナクに片想いをしている。
ナルホ13-14
幼稚園は妖精村学園。生まれは紅葉町、小学3年生の頃に天の川村に引っ越し、中学2年生の頃、妖精村に戻ってくる。髪は緑色。
誕生日は8月17日。血液型はボンベイ型。
中学2年生。2年5組。3年2組。
空手は10段の黒帯。柔道は10段の赤帯。剣道は10段。
ナノハナ家長男。ナミネの兄。髪は緑色。
植物研究者を目指している。家では庭園があり多くの植物を育てている。
どこまでも平和主義で、武器で戦うことを嫌うが相当強い力量を備えている。テコの原理のアルキメデスを尊敬している。
クラスメイトからはみんなに慕われている。
自分の不利なことは一切話したくないタイプで、聞かれたら適当に誤魔化している。セルファみたいな人に遠い昔の映像を撮られたり未来の予測を勝手にされないためにも紀元前村の時に研究室にて個人情報のロックをかける手続きをしている。中学1年生の時、試験会場にて妖精村初級武官試験に3回目で合格している。
ナミネ12-13
幼稚園の頃から妖精村学園に通っている。生まれも育ちも紅葉町。ナノハナ家 4女。ミドリが戻って来てからは5女。
誕生日は9月30日。血液型はボンベイ型とヨウセイ型。
空手は10段の黒帯。柔道は10段の赤帯。剣道は10段。
中学1年生。1年2組。茶道部。2年4組。
クレナイ家とは徒歩7分の距離で、ラルクとは小さい頃からの幼なじみで互いの家を行き来する程の仲良し。けれど、ラルクに片想いをしている。また、ラルクがセレナールを好きなことを前から知っていて委員長のことを好きな振りをしてラルクへの想いを隠す。
髪は黒髪ロングヘアを2つ括り。平行二重の可愛い女の子。ラルクを想いながらもラルクにはセレナールと幸せになって欲しいと願い、ラルクに協力をする。お手玉の使い手。力量は特殊武官以上。
2019年7月17日にヨルクと交際をする。
9月14日に伝説最上級武官に合格。
ヨナラタスによって、ヨルクを大昔から好きだったことを思い出す。
ナノハナ家の庶子
ナヤセス16-17
生まれは紅葉町。誕生日は4月7日。血液型はAB型。ナヤレスの2卵生の双子の兄。ナミネの腹違いの兄。髪は黒色。
2019年9月に妖精村学園 高等部 2年3組に転校してくる。3年1組。
生まれてすぐ、両親は生活のためナヤセスを孤児院に入れてナヤレスを選んだことからナヤセスはナヤレスのこともユナナのことも弟妹とは思っていなくて両親とも殆ど連絡は取っていなかった。
転校後は、実家では暮らさず月100万円〜200万円の高級マンションに住む。ナミネとは手紙のやり取りをしていた。研究員のバイトでかなり稼いでいる。セルファとは天の川村時代、タワマン最上階の隣に住んでいたが、互いに覚えていない。
ナヤレス16-17
生まれも育ちも紅葉町の隣の桜木町。誕生日は4月7日。血液型はAB型。
ナヤセスとは双子の弟だが二卵生のため、ナヤセスとは似ていない。髪は茶色。
1つ下のユナナという妹がいる。
ナミネの腹違いの兄で、庶子なためナノハナ家では暮らしてなくて、築30年のアパート暮らしを家族でしている。父親がギャンブルで借金をしていて、母親のパートのみで生活している。前の学校出知り合った彼女のタリがいる。彼女とは3年前からの交際。太陽レストランでバイトをしている。
2019年9月に紅葉町のアパートに引越しをし、妖精村学園の高等部である2年3組に転校してくる。3年3組。
クレナイ家(武家)
リリカ15-16
幼稚園の頃から妖精村学園に通っている。生まれも育ちも紅葉町。クレナイ家の長女。髪は金髪のロングヘア。
誕生日は3月3日。血液型はA型。空手は7段。柔道は7段。剣道は7段。
高校1年生。1年5組。茶道部。2年2組。
グルグル妖精のラハルが激推し。
ミナク14-15
幼稚園の頃から妖精村学園に通っている。生まれも育ちも紅葉町。クレナイ家の長男。髪は黒髪。
誕生日は5月6日。血液型はA型。空手は5段。柔道は5段。剣道は5段。
中学3年生。3年3組。茶道部。高校1年3組。
貴族と同級生を含め約80人の女性を弄んでいる。
ヨルク13-14
幼稚園の頃から妖精村学園に通っている。生まれも育ちも紅葉町。クレナイ家の次男。髪は黒髪。
誕生日は7月7日。血液型はA型。空手は4段。柔道は4段。剣道は4段。
中学2年生。2年5組。茶道部。3年2組。
妖精村時代の殆どがナミネに片想いをしていた。現世でも、小さい頃からナミネのことを妹のように可愛がり、小学生の頃からナミネへの縁談をナノハナ家に持って行っている。2019年7月17日にレストランにてナミネに告白し交際する。
ラルク12-13
幼稚園の頃から妖精村学園に通っている。生まれも育ちも紅葉町。クレナイ家の三男。髪は黒髪。
誕生日は11月2日。血液型はA型。
空手は10段の黒帯。柔道は10段の赤帯。剣道は10段。
中学1年生。1年2組。茶道部。2年4組。
教師を目指している。
遠い前世でセレナールと恋人だった時の記憶は全て覚えている。それが理由でセレナールに近づいた。セレナールが現世でもラルクを好きなことが分かり幸せを感じる。
成績は学年最下位。クレナイ家跡取りになることを避け毎回わざと空白で出している。幼なじみで信頼の出来るナミネに何かあった時みんなを助けてもらうよう協力してもらう。セレナールに危害が及ばないようナミネと交際していると学年のみんなを欺いてる。
遠い前世ではラルクを庇ってセレナールが刺されセレナールの死後、同棲していたところからクレナイ家に戻り教師は続けるものの流行病にかかり35歳で亡くなる。
2019年8月22日にセレナールと交際をする。
キクリ家(刺客)
カナコ18-19
カナミ17-18
カナナ17-18
カラルリ16-17
幼稚園の頃から妖精村学園に通っている。生まれも育ちも紅葉町。キクリ家の長男。髪は黒髪。
誕生日は8月6日。血液型はA型。空手は5段、柔道は5段、剣道は5段。
2年3組。家庭部。3年1組。
世話係は最上級の使用人のルリコ。呼び出せるのは中級武官まで。はじめてセナに会った時からセナに惹かれる。
2019年7月2日、セナの別荘のパーティーにてセナに告白し交際をする。
カナエ15-16
幼稚園の頃から妖精村学園に通っている。生まれも育ちも紅葉町。キクリ家の4女でカラルリの妹。髪は黒髪のロングヘア。
誕生日は10月12日。血液型はA型。空手は6段の黒帯。柔道は6段の黒帯。剣道は6段。
高校1年生。1年5組。2年2組。
腰まである長くて黒い髪で、小柄な体型で、目はパッチリした平行二重で可愛らしい女の子。家庭部。世話係は最上級の使用人のケンタロウ。キクリ家の中にあるキクリ食堂で中級使用人の料理の指導をしている。
2019年7月28日にアルフォンスと交際をはじめる。
王室
セナ16-17
王室に生まれた王女で、高校2年生の時に紅葉町の妖精村高校に転校してきた。また高校には近くの別荘から通っている。第6王女。髪は黒髪のロングヘア。
誕生日は12月14日。血液型はB型。アルフォンスとは双子。
2年3組。3年1組。
高校1年生のセイとは父親違いの弟でセナの父親は国王。カラルリとはじめて会った日に一目惚れをする。2019年7月2日、カラルリからの告白で交際をする。
アルフォンス16-17
王室に生まれた王子でセナとは双子の兄。セイとは父親違いの弟でアルフォンスの父親は国王。第5王子。髪は黒髪。
誕生日は12月14日。血液型はB型。セナと同じ日に妖精村高校に転校していて、セナと同じ別荘から通っている。
2年3組。3年3組。
ユメに告白され付き合うがユメを女として見ることが出来ず別れてクラスメイトに戻る。
2019年7月28日にカナエと交際をする。
カラン15-16
王室生まれ。誕生日は12月15日。2019年7月に妖精村学園 高等部 1年5組に転校してくる。2年3組。
第7王子。住まいは、セナとアルフォンスと同じ。髪は茶色。
遠い前世、カナエとは恋人で、その後もカナエのことが好きだったが、次第に気持ちが薄れ、ナミネのことを密かに想うようになる。
貴族
アヤネ15-16
ロリハー公爵令嬢。生まれも育ちも牡丹町。
2019年10月に妖精村学園に転校してくる。1年5組。2年2組。
髪は黄色のセミロング。
誕生日は3月18日。血液型はB型。
アヤナという1つ歳上の姉が実家にいる。
遠い昔、ナミネがミナクと結婚する前、高校2年生の時にミナクと交際していたが、ある日、アパートで浮気現場を見られミナクに深い傷を負わせてしまう。
エルナ13-14
エッセル男爵令嬢。生まれも育ちも桜木町。
2019年10月に妖精村学園 中等部 2年5組に転校する。3年2組。
髪は金髪のロングヘア。
誕生日は1月26日。血液型はA型。2つ年上の美大志望のエハルという兄がいる。
遠い遠い前世では、セルファがもっとも愛した人で、16歳の時からのクラスメイトで、セルファとは5年付き合った。しかし、セルファがエルナにプロポーズをしようとエルナの部屋に行くと、セルファに浮気現場を見られ、セルファから別れを告げられてしまう。現世でも紅葉町ショッピングモールのレストランでセルファと出会う。今もセルファに片想いしている。
ユメ16-17
ミルケット伯爵令嬢。セナたちと同時期に妖精村学園に転校してくる。生まれも育ちも牡丹町。髪は黒髪のショートヘア。
誕生日は7月25日。血液型はA型。2年3組。3年1組。
セナたちの別荘から15分の駅前のところに別荘がある。ショートヘアで綺麗系で清楚でお淑やか。アルフォンスに告白をし交際するものの、アルフォンスから女として見れないと言われ別れることになる。けれど、アルフォンスに振り向いて貰えるよう努力する。しかし、ミナクに口説かれすぐに付き合うものの、DVに耐えきれず、クアルの助けによって、クラフと交際する。
大金持ち
ズルエヌ18-19
ブランケット家長男。
ナノハの恋人で高校1年生の時にストーカーによって命を落とす。享年15歳。9月2日の出来事だった。
誕生日は1月2日。血液型はAB型。髪は黒髪。
生まれも育ちも月見町。
ある日、ダンゴロの許可を得たナノハがズルエヌを人間界に戻した。
大学から、やり直すことにし、紅葉町のマンションで住み始め、妖精村学園の大学部に入る。
ミネルナ16-17
ブランケット家 長女。
誕生日は7月24日。血液型はAB型。髪は金髪。
生まれも育ちも月見町。
ズーム15-16
ブランケット家の長男。ズルエヌが戻って来てからは次男。
誕生日は6月30日。血液型はAB型。髪は黒髪。
生まれも育ちも月見町。
モーゼ村時代は2番目の番人であった。現世でも時計騎士を目指している。
1つ上の綺麗な姉ミネルナがいる。1つ下の都会に住む綺麗な妹ミネスがいる。ゴールドというゴールデンレトリバーを飼っている。
カンザシの遠い昔の学友で時計騎士をしていた。カンザシと何世紀にも渡り親友で今でもカンザシを金銭的などで助けている。
父親は国会議員をしている。父方の祖父はskyグループ(最先端の機械を製造し販売する会社)の会長。母親は料理研究家。
家はかなり高価で広い。メガネを外すとイケメン。
ナミネコレクションを密かに集めている。持っているカードはギャラクシーカード。
3歳上の兄(ズルエヌ)がいたが、元カノのストーカーにより命を失う。享年15歳だった。命日は9月2日。
ミネス14-15
ブランケット家の次女。
誕生日は3月16日。血液型はAB型。髪は黒髪。
生まれは月見町、育ちは虹色街。
小さい頃はズームのことが好きで、ズームと結婚すると言っていたものの、小学生半ばからはズームに対して、ダサイと反抗的になる。幼なじみのカンザシのことが好きで、カンザシに何世紀も儚い片想いをしてきた。
お金持ち
ロナ15-16
幼稚園の頃から妖精村学園に通っている。生まれも育ちも紅葉町。ロスという弟がいる。髪は黒紫のロングヘア。
誕生日は6月9日。血液型はO型。高校1年生。1年5組。2年5組。小学3年生からずっと副委員長。
ナヤセスと同じマンションの隣の住民で父親がplantグループの専務をしている。長い髪をお団子にしている可愛い女の子。純粋で頭もよく人と比べることなくマイペースな性格。一つ下の弟がいる。恋愛には全く興味が無い。ロナが小学四年生の頃、母親が事件に巻き込まれているのを見て男性不信に陥る。
芸能人
カンザシ15-16
生まれは紅葉町で育ちは桜木町。
誕生日は7月7日。血液型はボンベイ型。空手は4級。
髪は元々黒だが灰色に染めている。顔はヨルクに瓜二つ。
ニンジャ妖精というアイドルグループの1人。
小さい頃から親に虐待されている。親からの虐待により極度の人間不信、対人恐怖症。
デビュー前からメンバーに暴力を降るっている。過去に交際した人数は12人で全員にDVをしていて病院送りにしている。全治半年の彼女からは訴えられ慰謝料渡して示談に持ち込んでいる。
はじめてナミネに会った時からナミネに一目惚れをする。ナミネの実の兄と知った後もナミネを想い続ける。
月城総合病院で、間欠性爆発性障害と診断される。
ラハル15-16
生まれは桜木町で育ちは虹色街。
誕生日は2月17日。血液型はA型。髪は茶色。
これまで付き合ったのは3人。一つ年下のラハリという妹がいる。一般家庭。グルグル妖精のリーダー。俳優業もしている。ニンジャ妖精とは同じマンション。
ナミネと最後の紅葉橋で別れた後のヨルクがナナクサガユに告白しようとしていたが、その時はナナクサガユはラハルと交際していた。どこまでも折れない性格で、誰かにぶち壊しにされても、ゼロから立ち上がる人。自分の意見はかなり主張する方で人を引っ張っていくのが得意。
遠い昔、高校生のナミネと交際していた。その記憶もあってか、現世でも、はじめてナミネに会った時からナミネに想いを寄せている。
一般人
セリル16-17
セレナール15-16
幼稚園の頃から妖精村学園に通っている。生まれも育ちも紅葉町。セリルの妹。
誕生日は10月28日。血液型はO型。高校1年生。家庭部。1年5組。2年3組。
教師を目指している。
小さい頃からカラルリに恋をしている。セレナールは腰まである長くて銀色髪を真ん中で分けていて、目はパッチリした平行二重で全体的に整った美人な顔立ちで学年1の美少女と言われていているほどだった。
ただ、いつも仲間から蔑ろにされて突然知り合った中学生のラルクに惹かれるようになり好きになる。
セリルと同じで本人は自覚していないが千里眼の持ち主でシンクロもセリルには及ばないが出来る。
2019年8月22日にラルクと交際をする。
セルファ13-14
幼稚園の頃のみ妖精村学園に通っていた。生まれは紅葉町だが育ちは天の川村。セリルのセレナールの弟。髪は銀髪。
誕生日は11月30日。血液型はO型。
空手は8段の黒帯。柔道は8段の紅白帯。剣道は8段。考古学者を目指している。
2019年の9月に妖精村学園の中等部である2年5組に転校してくる。3年2組。副委員長。
今でもエルナのことを忘れられずにいる。
クラフ12-13
Make Loveは偽り!?の神山くらふ。
幼稚園の頃から妖精村学園に通っている。生まれも育ちも紅葉町。3つ歳上のクアルという兄がいる。
誕生日は2月14日。血液型はB型。髪は黒髪。
1年2組。2年4組。両方委員長。
いつかの過去にユメという人物をサユリの依頼で、ユメがいなくなった後、いつかのサユリに復讐をしたことがある。
現世でユメと巡り会い、交際をする。
ロォハ16-17
ロォラ15-16
生まれも育ちも向日葵町。ズームとは中学生から同じ学校。向日葵中学校。向日葵高校。髪は淡い赤色のロングヘア。
誕生日は5月30日。血液型はB型。
ズームに片想いするものの、クラスメイトがズームをダサイと言って、告白するタイミングを失い、ズームをイジメてしまっていた。けれど、ズームのことが諦めきれず何かとズームに付きまとう。二軍女子。
番人
キクスケ23
現世での番人。人間時代は普通のサラリーマンをしており、女ウケしなかったが、真面目で誠実。その後、不思議骨董店にてバイトをする。番人になった時は妖精村の規律を乱さないために公平に物事を判断している。また、別の小説である時間を急げ!やMake Loveは偽り!?などにも登場している。
ヨナラタス26
初代妖精村の番人
テナロス15
妖精村3番目の番人。容姿端麗、好青年で優しい。人間だった頃ナミネに恋をしていた。ナミネのために番人をやめていない。
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この小説はフィクションであり、登場人物・団体名などは全て架空です。
2019年
ナノハナ家(武家)
ミドリ18-19
幼稚園の頃から妖精村学園に通っている。生まれも育ちも紅葉町。ナノハナ家 長女。髪は緑色のセミロング。
誕生日は7月9日。血液型はボンベイ型とヨウセイ型。
高校1年生の秋に、ナクリに頼まれたガラの悪い同級生に出くわし、突然死する。享年15歳。9月2日の出来事であった。
2019年のある日、女神の湖にいるダンゴロによってミドリを人間界に連れて行く許可が下りて、ナルホの説得でミドリは人間界に戻り再びピアニストを目指す。
ナクリ18-19
幼稚園の頃から妖精村学園に通っている。生まれも育ちも紅葉町。ナノハナ家 長女。ミドリが戻って来てからは次女。髪は緑色のショートヘア。
誕生日は7月9日。血液型はボンベイ型。
空手は3段の黒帯。柔道は3段。剣道は3段。
双子の姉であるミドリ(享年15歳)がいた。命日は9月2日。
かつてはピアニストを目指していた。
ナノハ17-18
幼稚園の頃から妖精村学園に通っている。生まれも育ちも紅葉町。ナノハナ家 次女。ミドリが戻って来てからは3女。髪はベージュのセミロング。
誕生日は7月8日。血液型はボンベイ型。
空手は10段の黒帯。柔道は10段の赤帯。剣道は10段。
高校3年生。3年2組。茶道部部長。
心理学のエキスパートを目指している。よくセリルと心理学会を開いている。
ブランケット家のズルエヌとは遠い昔からずっと大恋愛をしているが、表向きは人を好きになったことがないフリをしている。現世ではズルエヌの命日には毎年青いガーベラの花束をお墓に備えている。
ナナミ14-15
幼稚園の頃から妖精村学園に通っている。生まれも育ちも紅葉町。髪は緑色のショートヘア。ナノハナ家 3女。ミドリが戻って来てからは4女。
誕生日は7月19日。血液型はボンベイ型。
空手は7段の黒帯。柔道は7段。剣道は7段。
中学3年生。3年1組。茶道部部長。高校1年3組。
グルグル妖精のラハルに激ハマリ。
小さい頃からミナクに片想いをしている。
ナルホ13-14
幼稚園は妖精村学園。生まれは紅葉町、小学3年生の頃に天の川村に引っ越し、中学2年生の頃、妖精村に戻ってくる。髪は緑色。
誕生日は8月17日。血液型はボンベイ型。
中学2年生。2年5組。3年2組。
空手は10段の黒帯。柔道は10段の赤帯。剣道は10段。
ナノハナ家長男。ナミネの兄。髪は緑色。
植物研究者を目指している。家では庭園があり多くの植物を育てている。
どこまでも平和主義で、武器で戦うことを嫌うが相当強い力量を備えている。テコの原理のアルキメデスを尊敬している。
クラスメイトからはみんなに慕われている。
自分の不利なことは一切話したくないタイプで、聞かれたら適当に誤魔化している。セルファみたいな人に遠い昔の映像を撮られたり未来の予測を勝手にされないためにも紀元前村の時に研究室にて個人情報のロックをかける手続きをしている。中学1年生の時、試験会場にて妖精村初級武官試験に3回目で合格している。
ナミネ12-13
幼稚園の頃から妖精村学園に通っている。生まれも育ちも紅葉町。ナノハナ家 4女。ミドリが戻って来てからは5女。
誕生日は9月30日。血液型はボンベイ型とヨウセイ型。
空手は10段の黒帯。柔道は10段の赤帯。剣道は10段。
中学1年生。1年2組。茶道部。2年4組。
クレナイ家とは徒歩7分の距離で、ラルクとは小さい頃からの幼なじみで互いの家を行き来する程の仲良し。けれど、ラルクに片想いをしている。また、ラルクがセレナールを好きなことを前から知っていて委員長のことを好きな振りをしてラルクへの想いを隠す。
髪は黒髪ロングヘアを2つ括り。平行二重の可愛い女の子。ラルクを想いながらもラルクにはセレナールと幸せになって欲しいと願い、ラルクに協力をする。お手玉の使い手。力量は特殊武官以上。
2019年7月17日にヨルクと交際をする。
9月14日に伝説最上級武官に合格。
ヨナラタスによって、ヨルクを大昔から好きだったことを思い出す。
ナノハナ家の庶子
ナヤセス16-17
生まれは紅葉町。誕生日は4月7日。血液型はAB型。ナヤレスの2卵生の双子の兄。ナミネの腹違いの兄。髪は黒色。
2019年9月に妖精村学園 高等部 2年3組に転校してくる。3年1組。
生まれてすぐ、両親は生活のためナヤセスを孤児院に入れてナヤレスを選んだことからナヤセスはナヤレスのこともユナナのことも弟妹とは思っていなくて両親とも殆ど連絡は取っていなかった。
転校後は、実家では暮らさず月100万円〜200万円の高級マンションに住む。ナミネとは手紙のやり取りをしていた。研究員のバイトでかなり稼いでいる。セルファとは天の川村時代、タワマン最上階の隣に住んでいたが、互いに覚えていない。
ナヤレス16-17
生まれも育ちも紅葉町の隣の桜木町。誕生日は4月7日。血液型はAB型。
ナヤセスとは双子の弟だが二卵生のため、ナヤセスとは似ていない。髪は茶色。
1つ下のユナナという妹がいる。
ナミネの腹違いの兄で、庶子なためナノハナ家では暮らしてなくて、築30年のアパート暮らしを家族でしている。父親がギャンブルで借金をしていて、母親のパートのみで生活している。前の学校出知り合った彼女のタリがいる。彼女とは3年前からの交際。太陽レストランでバイトをしている。
2019年9月に紅葉町のアパートに引越しをし、妖精村学園の高等部である2年3組に転校してくる。3年3組。
クレナイ家(武家)
リリカ15-16
幼稚園の頃から妖精村学園に通っている。生まれも育ちも紅葉町。クレナイ家の長女。髪は金髪のロングヘア。
誕生日は3月3日。血液型はA型。空手は7段。柔道は7段。剣道は7段。
高校1年生。1年5組。茶道部。2年2組。
グルグル妖精のラハルが激推し。
ミナク14-15
幼稚園の頃から妖精村学園に通っている。生まれも育ちも紅葉町。クレナイ家の長男。髪は黒髪。
誕生日は5月6日。血液型はA型。空手は5段。柔道は5段。剣道は5段。
中学3年生。3年3組。茶道部。高校1年3組。
貴族と同級生を含め約80人の女性を弄んでいる。
ヨルク13-14
幼稚園の頃から妖精村学園に通っている。生まれも育ちも紅葉町。クレナイ家の次男。髪は黒髪。
誕生日は7月7日。血液型はA型。空手は4段。柔道は4段。剣道は4段。
中学2年生。2年5組。茶道部。3年2組。
妖精村時代の殆どがナミネに片想いをしていた。現世でも、小さい頃からナミネのことを妹のように可愛がり、小学生の頃からナミネへの縁談をナノハナ家に持って行っている。2019年7月17日にレストランにてナミネに告白し交際する。
ラルク12-13
幼稚園の頃から妖精村学園に通っている。生まれも育ちも紅葉町。クレナイ家の三男。髪は黒髪。
誕生日は11月2日。血液型はA型。
空手は10段の黒帯。柔道は10段の赤帯。剣道は10段。
中学1年生。1年2組。茶道部。2年4組。
教師を目指している。
遠い前世でセレナールと恋人だった時の記憶は全て覚えている。それが理由でセレナールに近づいた。セレナールが現世でもラルクを好きなことが分かり幸せを感じる。
成績は学年最下位。クレナイ家跡取りになることを避け毎回わざと空白で出している。幼なじみで信頼の出来るナミネに何かあった時みんなを助けてもらうよう協力してもらう。セレナールに危害が及ばないようナミネと交際していると学年のみんなを欺いてる。
遠い前世ではラルクを庇ってセレナールが刺されセレナールの死後、同棲していたところからクレナイ家に戻り教師は続けるものの流行病にかかり35歳で亡くなる。
2019年8月22日にセレナールと交際をする。
キクリ家(刺客)
カナコ18-19
カナミ17-18
カナナ17-18
カラルリ16-17
幼稚園の頃から妖精村学園に通っている。生まれも育ちも紅葉町。キクリ家の長男。髪は黒髪。
誕生日は8月6日。血液型はA型。空手は5段、柔道は5段、剣道は5段。
2年3組。家庭部。3年1組。
世話係は最上級の使用人のルリコ。呼び出せるのは中級武官まで。はじめてセナに会った時からセナに惹かれる。
2019年7月2日、セナの別荘のパーティーにてセナに告白し交際をする。
カナエ15-16
幼稚園の頃から妖精村学園に通っている。生まれも育ちも紅葉町。キクリ家の4女でカラルリの妹。髪は黒髪のロングヘア。
誕生日は10月12日。血液型はA型。空手は6段の黒帯。柔道は6段の黒帯。剣道は6段。
高校1年生。1年5組。2年2組。
腰まである長くて黒い髪で、小柄な体型で、目はパッチリした平行二重で可愛らしい女の子。家庭部。世話係は最上級の使用人のケンタロウ。キクリ家の中にあるキクリ食堂で中級使用人の料理の指導をしている。
2019年7月28日にアルフォンスと交際をはじめる。
王室
セナ16-17
王室に生まれた王女で、高校2年生の時に紅葉町の妖精村高校に転校してきた。また高校には近くの別荘から通っている。第6王女。髪は黒髪のロングヘア。
誕生日は12月14日。血液型はB型。アルフォンスとは双子。
2年3組。3年1組。
高校1年生のセイとは父親違いの弟でセナの父親は国王。カラルリとはじめて会った日に一目惚れをする。2019年7月2日、カラルリからの告白で交際をする。
アルフォンス16-17
王室に生まれた王子でセナとは双子の兄。セイとは父親違いの弟でアルフォンスの父親は国王。第5王子。髪は黒髪。
誕生日は12月14日。血液型はB型。セナと同じ日に妖精村高校に転校していて、セナと同じ別荘から通っている。
2年3組。3年3組。
ユメに告白され付き合うがユメを女として見ることが出来ず別れてクラスメイトに戻る。
2019年7月28日にカナエと交際をする。
カラン15-16
王室生まれ。誕生日は12月15日。2019年7月に妖精村学園 高等部 1年5組に転校してくる。2年3組。
第7王子。住まいは、セナとアルフォンスと同じ。髪は茶色。
遠い前世、カナエとは恋人で、その後もカナエのことが好きだったが、次第に気持ちが薄れ、ナミネのことを密かに想うようになる。
貴族
アヤネ15-16
ロリハー公爵令嬢。生まれも育ちも牡丹町。
2019年10月に妖精村学園に転校してくる。1年5組。2年2組。
髪は黄色のセミロング。
誕生日は3月18日。血液型はB型。
アヤナという1つ歳上の姉が実家にいる。
遠い昔、ナミネがミナクと結婚する前、高校2年生の時にミナクと交際していたが、ある日、アパートで浮気現場を見られミナクに深い傷を負わせてしまう。
エルナ13-14
エッセル男爵令嬢。生まれも育ちも桜木町。
2019年10月に妖精村学園 中等部 2年5組に転校する。3年2組。
髪は金髪のロングヘア。
誕生日は1月26日。血液型はA型。2つ年上の美大志望のエハルという兄がいる。
遠い遠い前世では、セルファがもっとも愛した人で、16歳の時からのクラスメイトで、セルファとは5年付き合った。しかし、セルファがエルナにプロポーズをしようとエルナの部屋に行くと、セルファに浮気現場を見られ、セルファから別れを告げられてしまう。現世でも紅葉町ショッピングモールのレストランでセルファと出会う。今もセルファに片想いしている。
ユメ16-17
ミルケット伯爵令嬢。セナたちと同時期に妖精村学園に転校してくる。生まれも育ちも牡丹町。髪は黒髪のショートヘア。
誕生日は7月25日。血液型はA型。2年3組。3年1組。
セナたちの別荘から15分の駅前のところに別荘がある。ショートヘアで綺麗系で清楚でお淑やか。アルフォンスに告白をし交際するものの、アルフォンスから女として見れないと言われ別れることになる。けれど、アルフォンスに振り向いて貰えるよう努力する。しかし、ミナクに口説かれすぐに付き合うものの、DVに耐えきれず、クアルの助けによって、クラフと交際する。
大金持ち
ズルエヌ18-19
ブランケット家長男。
ナノハの恋人で高校1年生の時にストーカーによって命を落とす。享年15歳。9月2日の出来事だった。
誕生日は1月2日。血液型はAB型。髪は黒髪。
生まれも育ちも月見町。
ある日、ダンゴロの許可を得たナノハがズルエヌを人間界に戻した。
大学から、やり直すことにし、紅葉町のマンションで住み始め、妖精村学園の大学部に入る。
ミネルナ16-17
ブランケット家 長女。
誕生日は7月24日。血液型はAB型。髪は金髪。
生まれも育ちも月見町。
ズーム15-16
ブランケット家の長男。ズルエヌが戻って来てからは次男。
誕生日は6月30日。血液型はAB型。髪は黒髪。
生まれも育ちも月見町。
モーゼ村時代は2番目の番人であった。現世でも時計騎士を目指している。
1つ上の綺麗な姉ミネルナがいる。1つ下の都会に住む綺麗な妹ミネスがいる。ゴールドというゴールデンレトリバーを飼っている。
カンザシの遠い昔の学友で時計騎士をしていた。カンザシと何世紀にも渡り親友で今でもカンザシを金銭的などで助けている。
父親は国会議員をしている。父方の祖父はskyグループ(最先端の機械を製造し販売する会社)の会長。母親は料理研究家。
家はかなり高価で広い。メガネを外すとイケメン。
ナミネコレクションを密かに集めている。持っているカードはギャラクシーカード。
3歳上の兄(ズルエヌ)がいたが、元カノのストーカーにより命を失う。享年15歳だった。命日は9月2日。
ミネス14-15
ブランケット家の次女。
誕生日は3月16日。血液型はAB型。髪は黒髪。
生まれは月見町、育ちは虹色街。
小さい頃はズームのことが好きで、ズームと結婚すると言っていたものの、小学生半ばからはズームに対して、ダサイと反抗的になる。幼なじみのカンザシのことが好きで、カンザシに何世紀も儚い片想いをしてきた。
お金持ち
ロナ15-16
幼稚園の頃から妖精村学園に通っている。生まれも育ちも紅葉町。ロスという弟がいる。髪は黒紫のロングヘア。
誕生日は6月9日。血液型はO型。高校1年生。1年5組。2年5組。小学3年生からずっと副委員長。
ナヤセスと同じマンションの隣の住民で父親がplantグループの専務をしている。長い髪をお団子にしている可愛い女の子。純粋で頭もよく人と比べることなくマイペースな性格。一つ下の弟がいる。恋愛には全く興味が無い。ロナが小学四年生の頃、母親が事件に巻き込まれているのを見て男性不信に陥る。
芸能人
カンザシ15-16
生まれは紅葉町で育ちは桜木町。
誕生日は7月7日。血液型はボンベイ型。空手は4級。
髪は元々黒だが灰色に染めている。顔はヨルクに瓜二つ。
ニンジャ妖精というアイドルグループの1人。
小さい頃から親に虐待されている。親からの虐待により極度の人間不信、対人恐怖症。
デビュー前からメンバーに暴力を降るっている。過去に交際した人数は12人で全員にDVをしていて病院送りにしている。全治半年の彼女からは訴えられ慰謝料渡して示談に持ち込んでいる。
はじめてナミネに会った時からナミネに一目惚れをする。ナミネの実の兄と知った後もナミネを想い続ける。
月城総合病院で、間欠性爆発性障害と診断される。
ラハル15-16
生まれは桜木町で育ちは虹色街。
誕生日は2月17日。血液型はA型。髪は茶色。
これまで付き合ったのは3人。一つ年下のラハリという妹がいる。一般家庭。グルグル妖精のリーダー。俳優業もしている。ニンジャ妖精とは同じマンション。
ナミネと最後の紅葉橋で別れた後のヨルクがナナクサガユに告白しようとしていたが、その時はナナクサガユはラハルと交際していた。どこまでも折れない性格で、誰かにぶち壊しにされても、ゼロから立ち上がる人。自分の意見はかなり主張する方で人を引っ張っていくのが得意。
遠い昔、高校生のナミネと交際していた。その記憶もあってか、現世でも、はじめてナミネに会った時からナミネに想いを寄せている。
一般人
セリル16-17
セレナール15-16
幼稚園の頃から妖精村学園に通っている。生まれも育ちも紅葉町。セリルの妹。
誕生日は10月28日。血液型はO型。高校1年生。家庭部。1年5組。2年3組。
教師を目指している。
小さい頃からカラルリに恋をしている。セレナールは腰まである長くて銀色髪を真ん中で分けていて、目はパッチリした平行二重で全体的に整った美人な顔立ちで学年1の美少女と言われていているほどだった。
ただ、いつも仲間から蔑ろにされて突然知り合った中学生のラルクに惹かれるようになり好きになる。
セリルと同じで本人は自覚していないが千里眼の持ち主でシンクロもセリルには及ばないが出来る。
2019年8月22日にラルクと交際をする。
セルファ13-14
幼稚園の頃のみ妖精村学園に通っていた。生まれは紅葉町だが育ちは天の川村。セリルのセレナールの弟。髪は銀髪。
誕生日は11月30日。血液型はO型。
空手は8段の黒帯。柔道は8段の紅白帯。剣道は8段。考古学者を目指している。
2019年の9月に妖精村学園の中等部である2年5組に転校してくる。3年2組。副委員長。
今でもエルナのことを忘れられずにいる。
クラフ12-13
Make Loveは偽り!?の神山くらふ。
幼稚園の頃から妖精村学園に通っている。生まれも育ちも紅葉町。3つ歳上のクアルという兄がいる。
誕生日は2月14日。血液型はB型。髪は黒髪。
1年2組。2年4組。両方委員長。
いつかの過去にユメという人物をサユリの依頼で、ユメがいなくなった後、いつかのサユリに復讐をしたことがある。
現世でユメと巡り会い、交際をする。
ロォハ16-17
ロォラ15-16
生まれも育ちも向日葵町。ズームとは中学生から同じ学校。向日葵中学校。向日葵高校。髪は淡い赤色のロングヘア。
誕生日は5月30日。血液型はB型。
ズームに片想いするものの、クラスメイトがズームをダサイと言って、告白するタイミングを失い、ズームをイジメてしまっていた。けれど、ズームのことが諦めきれず何かとズームに付きまとう。二軍女子。
番人
キクスケ23
現世での番人。人間時代は普通のサラリーマンをしており、女ウケしなかったが、真面目で誠実。その後、不思議骨董店にてバイトをする。番人になった時は妖精村の規律を乱さないために公平に物事を判断している。また、別の小説である時間を急げ!やMake Loveは偽り!?などにも登場している。
ヨナラタス26
初代妖精村の番人
テナロス15
妖精村3番目の番人。容姿端麗、好青年で優しい。人間だった頃ナミネに恋をしていた。ナミネのために番人をやめていない。
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この小説はフィクションであり、登場人物・団体名などは全て架空です。
純愛偏差値 未来編 一人称版 108話
《ヨルク》
氷河期町でのバイト初日。
ナミネとラルク、セナ王女のみしか頂上に辿り着けなかった。他のメンバーは、途中でパラシュートで下りて行ったのである。
踏み場がないのか、カナエさんなんか、途中で踏み場を外していた。こんなバイト、応募するんじゃなかった。私は、ナミネのことが心配で心配で仕方ない。けれど、私は崖には登れない約立たずで、それがまた私を苦しめる。
石は取れたけど、宝石の原石かどうかは分からない。チラシの原石でなくても、宝石なら、どこかのショップで買い取ってはもらえるかもしれないけど、とにかく我々は2億3000万円返さなくてはならないのだ。
「あ、ズルエヌ、シャムのとこ泊まるから、電動貴族カー乗ったら?アヤネ」
何だそれは。
見たところ、まるでご老人が乗るような乗り物だが。
「はい、そうさせてもらいます」
「世間では、シニア向けの出回ってるけど、これ、油断してたらスピード出るから気を付けて」
貴族向けということは、対象は貴族なのだろうか。
「はい、分かりました」
そもそも、テントの温もりにしても、全く電池も充電もいらないのに、どうしてあそこまで優れているのだろう。
「あの、恒星の光と言いましても、どうして充電とか必要ないのでしょうか?」
思わず聞いてしまった。
「テントも貴族カーも雲のマークあるよね?そのに恒星の光が最大に取り込むから、電池も充電もいらないんだよー!skyグループの若い社員が考えたの。恒星の光シリーズは」
やっぱり、ブランケット家は規模が違いすぎる。遠い未来で開発されているようなものが現代にあるだなんて想像もつかないことが起きている。
というか、日本村は太陽系で地球という惑星の中にあるが、妖精村は恒星も惑星も、まだ分かっていない。
けれど、恒星がなければ妖精村もないわけで……。つまり、未発見のものを取り込む商品を開発しているということか。最先端。だから、値段も庶民には手が出せない。
「そうだったんですね。何か想像もつかないです」
ただ、暮らしているレベルが違うことだけは明確だ。
「じゃ、帰る」
テント、もう畳んだのか。何か、ブランケット家とは住む世界が違いすぎて距離感を抱いてしまう。
「あの、アヤネさんだけ楽するのはどうかと思います。アヤネさん、何もしてませんよね?」
紀元前村から、ナミネとアヤネさんの仲は悪くなってしまった。
「すみません。歩きます」
アヤネさんは、貴族だし別荘もあるのに、どうしてナノハナ家に留まるのだろう。クレナイ家も、近々下宿をするが、ナノハナ家は既に、みんなの溜まり場になっている気がする。
「ナミネ、ミネスがいいって言ってるんだから、ナミネが決めることじゃないよね」
ナルホさんは昔から諍いを好まない人だ。
「はいはい、アヤネさんだけ楽してくださいー!」
ナミネはムスッとしてしまった。
「私も納得いかないわね。アヤネはヌクヌクしたテントにいただけなのに、数時間マイナス50度に晒されていた崖登り係を差し置いて、自分のことしか考えてないとしか思えないわ」
リリカお姉様まで、アヤネさんを悪くいう。
「どうして、そのような言い方をされるのですか。イジメですよ」
結局、ナミネとリリカお姉様の言葉でズルエヌさんが乗ってきた乗り物はミネスさんが乗っている。てか、スピード出すぎじゃないかな。
免許がいらないということは、事前に皇帝陛下の許可を得ているということか。
「リリカ、アヤネは自転車に乗れないと言ってる。明日は私も崖登り頑張るから、アヤネに電動貴族カーを乗せてあげてくれないか?」
そういえば、メンバーの中では武家の最年長はカラルリさんだ。
「分かりました。カラルリさんが、そう言うのでしたら、乗り物はアヤネに譲ります」
武家は昔から、どこか上下関係がある。リリカお姉様も、カラルリさんに言われたら引き下がるしかないか。
それにしても、この洞窟、歩きだと先が見えないな。私は、ずっとテントにいたからいいものの、崖登り係は、ずっとマイナス50度に晒されていた。何だか、私も申し訳ない気持ちになる。私も崖を登れたら……。
『宿に着いたよー!』
ミネスさんからの無線。てか、速すぎないか!?いったい、どれだけ飛ばしたのだろう。ズルエヌさんが途中参加出来たのも、あの乗り物があったからか。
けれど、武士たる者、楽を覚えればお終いだ。
「ミネス!飛ばすな!危ないだろ!」
ズームさんは、本当にミネスさんのこと常に心配してるんだな。ナルホさんや、ナヤセスさんもそうか。
「お子ちゃまミネス!露天風呂の下見でもしとけ!」
『はいなー!』
露天風呂は自然と湧き出ているのなら、沸かす必要もない。というか、基本、宿の温泉は湧き出てるものか。色んな町があるものだな。それでも、停電は早く終わってほしい。カラルリさんの転生ローンも。
「あの、お手洗いに行きたいです」
アヤネさん、トイレ用テント使ってなかったのか。
「それなら、そこですることね」
リリカお姉様はいつもこうだ。先に生まれた人というのは、何故こうも威張るのだろう。ミドリさんは、あんなにおっとりしているというのに。
「ラルク。アヤネさん、内官だね」
「ナミネ、もう放っておけ」
何故か、みんな止まった。
「あの、見ないでください」
これでは、帰りが遅くなりそうだ。
「1つ言っておくけど、そのまましたら、ここ汚れるから、持ってるサバイバルグッズですることね」
一昔前は、野原でしても誰も何も言わなかったが、今の時代は昔とは違う。昔も私は立ちションなど恥ずべきことはしていないが。
「分かりました!先に行っててください!」
あれ、ロリハー家の武官はどうしたのだろう。
「アヤネさん、武官はどうしたんですか?」
「寒さに耐え切れず春風町の宿にいます」
テントに入ればよかったのに。何のための武官だろう。
「じゃ、みんな走るぞ!」
落ち武者さんのかけ声で、みんな走り出した。
「ま、待ってください!1人はいやです!」
アヤネさんも走って来た。でも、アヤネさんの雪山登山服は濡れていた。
歩きだと45分前後の洞窟も走れば25分ほどで、私たちは春風町の宿に着いた。
「アヤネ!汚い格好で入って来ないでください!」
カナエさんまで非難するか。
「お風呂入ります」
けれど、汚した雪山登山服はどうするのだろう。
「待った!どうして、何もしてないアヤネが先に入るのかしら?普通は崖登り係が先に入るべきでしょ」
何故、リリカお姉様が仕切る。
「ここの露天風呂広いよー!いい湯だった」
ミネスさん、さっぱりしてる。ここは、浴衣が借りれるのか。
「じゃ、全員まとめて入る」
宿は思ったより借りている人が少ない。やはり、借りている人は氷河期町のバイトをする人だろうか。駐車場に自転車も置いてあった気がする。
私たちは部屋に荷物を置いたあと、露天風呂に向かった。
私が知らないだけで、この宿は有名らしい。昔はよくテレビで紹介されていたとか。
「ナミネ、こっちで服脱ごうね」
私は、ナミネがみんなから見えない位置に移動させた。
「アンタ、結界かけりゃいいだけだろ。誰も子供に興味ないからね?」
子供って。ナミネは立派な中学生だ。ナミネに結界をかけてもらおうと思ったら、ナミネは既に全て脱いで露天風呂に向かって行った。
「ナミネ、待って!」
私は慌ててナミネを追いかけた。
「ラルク、いい湯だね」
他の客もいるのに、ナミネはタオルも巻かないでいる。
「まあ、有名なとこみたいだからな」
「ナミネ、タオル巻いて」
私はナミネにタオルを巻いた。
「アンタ、過保護すぎだろ」
そんなこと言ったって、彼女のこういうの他の男に見られるのいやだし。
あれ、女子高生っぽい人が3人入ってきた。
「あの、氷河期町のバイトしに来たのでしょうか?」
興味本位で聞いてしまった。
「ううん、この町の住人よ。学校帰りによく来るの」
この町に学校があるのか。そうは見えないけれども。
「あの、学校があるんですか?」
すると、女子高生たちはクスクス笑った。
「他の町から来たのね。見た通り、この町はド田舎だから、学校と行っても普通の民家で学ぶだけだけどね」
そうだったのか。こういうのどかな町も悪くはないな。
「そうなんですね。自転車屋さんはありますか?」
自転車は借りないと流石にキツイものがある。
「ここから歩いて15分くらいにあるわ。町の真ん中には市場もあるのよ」
何だか、蓮華町を思い出すな。けれど、のどかな町もそれはそれで、ちゃんとやっていけているのか。
「そうですか。明日、借りに行きます」
明日より、今日中のほうがいいかな。
「で?アンタら女子高生?原石バイトのヤツらも、ここ来るのかよ?」
落ち武者さん、ガッツリ女子高生見てる。本当に人は見かけによらない。学校では、あれほどにあどけなさ振りまいているのに……。
「ええ、高1よ。そうね、あまり言いたくないけど……頻繁に死者が出てるそうよ。氷河期町入った瞬間帰って行く人もいるみたいだけど」
本当に物騒な町だな。シャム軍医とか、あの町に生まれた人は、ずっとあの町にいなくてはいけないなんて、差別もまだまだなくならないものだと感じさせられる。
「ふぅん。僕らは3つ採取して来たけどね?」
別に落ち武者さんが採取したわけではないのに。
「え!凄い!プロなの?」
「まぁね」
プロはプロでも、原石採取に置いては素人のようなものだと思うが。
「ねえ、ラルク。ヨルクさん、ナンパしてるよ」
え、私でなく落ち武者さんだよね。って、ナミネが私のタオル引っ張ってる。
「ナミネ、やめて!私、ナンパしてないから!」
女子高生がクスクス笑ってる。何故いつも私が恥をかくのだろう。
「可愛い妹ね」
「あ、彼女なんです」
何か、このやり取り紀元前村でもしてたな。それも、公衆浴場で。
「え、そうなんだ」
「ねえ、この子もイケメンだけど、あっちの体型いいおっとりした男の人もいいよね」
ナヤセスさんかな。モテるんだなあ。
「あれは私の兄です。高校3年生で医者です」
「えー、若いのにもう就職決まってるの?ちなみに彼女は……」
クラスでもモテているのだろうか。
「残念ながらナヤセス殿には、運命の姫君がいます。でも、グルグル妖精のラハルさんと、ブランケット家のズームさんはフリーです!」
そういえば、ナヤセスさんとロナさんってスピード恋愛だったな。まるで、運命的なような。
「グルグル妖精?ブランケット家?何それ」
ここには、テレビがないのだろうか。
「あの、この町にはテレビはないのでしょうか?」
「あるけど、白黒だし、各家にあるわけではないわね。テレビのある家に集まる人はいるけど」
まるで、日本村の昭和時代中期だな。
知らなかっただけで、妖精村には、色んな町があるんだなって、しみじみ思わせられる。
「ラハルはダメよ。私と交際してるの」
何故に嘘をつく。
「あー、確かにイケメンね。もう1人のほうはタイプではないかな」
女子高生、苦笑してる。ズームさんも、どうしてお風呂の中までメガネかけているのだろう。
「ズームさんもイケメンですぞ」
「うーん……ナヤセスって人がいいかな」
ナヤセスさんはモテるなー。紅葉町に戻ってくるまで、恋愛経験全くなしというのが不思議で仕方ない。
「アンタ、フラれたな」
「私にはナミネがいるから!」
この町のこと聞いてただけじゃない。確かに、少し綺麗かもしれないけど、ナミネのほうが可愛いし。
「お姉さんたちは彼氏はいますか?」
今、ナヤセスさんがいいって言ってたばかりなのに、何故聞く。
「先月別れたばかり」
「出会いとかないからなあ」
「他に好きな人いるみたいで……」
このような田舎町でも、この人らは普通に青春を楽しんでいるのだな。
「ふむふむ、上手くいきませんな。でも、妥協してみるのもありかもしれませんぞ?私のように」
え、妥協って何?私のこと本気じゃないの?
「ねえ、ナミネ!妥協って何?私たち両想いだよね?」
私は、真剣にずっとナミネのこと待ってたのに。
「うーん、妥協はなしかな」
誰だってそうだろう。昔はともかく、現代はみんな好きな人と一緒になるのが当たり前のようなものだ。
「あ、この人もフリーですぞ」
ナミネは何故か落ち武者さんを差し出した。
「ちょっと幼いかな」
落ち武者さんやナルホさんって幼く見える。ナルホさんは大人になっても年齢確認されていたような。
「僕、貯金あるけど?」
確かに落ち武者さんは天の川村で稼いでいた。
「お金と言っても、この町は農家ばかりで職業なんてほとんどないし。都会に出る人もいるけど、学校出ても、8割はここに残ってるからなあ」
珍しいものだな。たいていは、田舎より都会がいいと故郷を捨てるものだろうに。春風町は、住人から好かれているんだな。
「うーん、この人とかどうですか?」
何故、一国の王子を差し出す。
「ちょっとイケメンだけど、いかにも都会っ子って感じで合わなさそう」
セナ王女、笑ってる。
「会わないって、王子様」
「え、王子なの?」
この人らも玉の輿とか狙っているのだろうか。
「ええ、アルフォンス王子よ。一緒になれば、将来は安泰ね」
「そう……ですか。王室も楽しそうかもしれませんが、やっぱり私たちは、この町が好きなので離れたくないです」
そんなに、この町は人気があるのか。しばらく、宿で過ごしてみたら私も、この町の良さが分かるだろうか。確かに、この町でナミネと2人生きていくのもいいかもしれないな。
「お姉さんたちは、どうして、この町がいいのですか?」
その時、エルナが私の肩を叩いた。
「落ち武者さん、どう思う?」
どうって……。いきなりどうして聞くのだろう。
「うーん、一言一言多いけど、でも、交際すれば幸せになれると思う」
そうなんじゃないの?落ち武者さんは、簡単に女子(おなご)に手を挙げたりしないし、料理も出来るし、エルナのこと特別扱いだし。
「人には表裏があるものよ。男ってワガママなものね。落ち武者さんは、私を好きと言いながら、最初はあれこれ尽くしてくれたのに、そのうちに風俗通いしはじめたのよ」
お疲れ様さんが!?
「え、でも、エルナが浮気したんじゃないの?」
てか、あの浮気相手、どこかで見た気がするんだよな。
「落ち武者さんがそう言ったのね。確かに、私は裏切ったわ。耐え切れなかったの。落ち武者さんの風俗通いに浮気にね。挙句には、ナミネとも付き合いたいから手紙書いてほしいって何度も言ってきたのよ。あの頃の私は許せなかった。だから、私も他で心の拠り所をさがしたわ」
えええええ!落ち武者さんが本当に風俗通いしていたのか!?ますます、人は分からない。それに、前もナミネのこと好きって言ってたけど、本当だったのか。確かに、成長したナミネはかなりモテる。今とは比べものにならないくらいに。セレナールさんより魅力的にもなるし、ズームさんやラハルさんが、かつて一目惚れしたのも無理もないだろう。
「い、意外。じゃあ、エルナは、もう落ち武者さんのこと好きじゃないの?」
落ち武者さんが、そんなに女にだらしないなら、他の男探したほうがいいと思う。
「好きよ。だから転校したの」
好きなのか!しかも、転校してまで追ってくるなんて。落ち武者さんも明らかエルナのこと好きだし、復縁はないのだろうか。
「アンタら、何ヒソヒソ話してんのさ。そろそろ出るぞ!」
落ち武者さん、女子高生の腰抱いてる。
「ねえ、落ち武者さん!どうして他の女子(おなご)と仲良くするの?何故、エルナの気持ちを分かってあげない」
「男は、みんなそうよ」
エルナは割り切ってるかもしれないけど、私だったらいやだ。
「アンタ、何熱くなってんのさ。エルナとは終わった関係だ」
落ち武者さん何も分かってない。
「行こ、ラルク」
「ああ」
話してるうちに、ナミネとラルクが露天風呂を出て行った。
この町の宿には色んな浴衣がある。これも、客の1つの楽しみだろうか。ナミネは桜の浴衣を着ている。
あ、ナミネの髪を乾かさないと。って、思っていたらズームさんが、見たこともない何かでナミネの髪を乾かしている。あれも、skyグループの商品だろうか。
「はい、ナミネさん終わりましたよ」
「ありがとうございます、ズームさん。このドライヤー、コンパクトでデザインも可愛くて素敵ですね」
やっぱり商品なだけにデザインにも拘っているのか。
「これもコンセントに繋ぐ必要のない商品なんです。人気の商品で、直ぐに売れるんですよ」
貴族なら、直ぐに買うわけか。
「ナミネ、その浴衣似合ってる」
少し、髪伸びただろうか。
「ヨルクさんは、今日もダサイですね!」
「ナミネ、また髪伸ばしてるの?」
まさか、またセレナールさんのこと気にしているのかな。
「はい」
ナミネは、あまり髪長くないほうが似合うと思うんだけど。ずっと伸ばしていたな。小学生の頃から、常に腰まであったナミネの髪。けれど、私は幼稚園の頃のオカッパのナミネが可愛いと思っていた。
「ナミネ、オカッパにしてみたらどう?」
今のナミネもオカッパが似合うと思う。
「ねえ、ラルク。オカッパだって」
「まあ、ヨルクお兄様は時代に疎いからな」
何それ。オカッパはオカッパじゃない。
「ボブヘアーって言うんだよ。アンタ、本当古いな」
落ち武者さんまで。
「別に何でもいいでしょ、伝われば」
そういえば、ナナミさんやナクリさん意外は、みんな髪伸ばしているなあ。
「じゃ、自転車借りに行く」
そうだった。今のうちに借りておかないと。それにしても、時刻は18時を回っているのに、外は明るい。今の時期だけだろうか。
「私は何もしてないアヤネが行くべきだと思うわ」
またリリカお姉様が出しゃばる。
「えっ、でも1人で行くのは怖いです」
この町なら安全な気もするけど、どうなのだろう。
「エルナ、着いて行ってやれ」
「分かったわ」
それなら大丈夫か。
「あの、不公平じゃありませんか?ローカハリ、行ってきてください」
「かしこましました。アヤネお嬢様」
貴族というものは、直ぐに武官を動かすのか。カナエさんなんて、初級武官までしか呼べないのに。コノハ家は、伝説武官雇ったらしいけど、私情で動かしたりはしない。
「人見下しアヤネ。アンタもっと協調性持てないのか?」
「カナエも何もしていないアヤネが自転車を借りに行くべきだと思います」
「アヤネ、あなたグループから追い出すわよ」
これではまるで、かつてのセレナールさんの時と同じだ。
「やめてください!どうして私ばかりに言うんですか!」
その時、ナミネとラルクの顔色が変わった。
「ラルク、凄く眠い」
「ナミネ、今すぐ寝ろ」
ナミネとラルクは敷いてあった1つの布団に2人で入り、直ぐに眠りについた。よほど疲れていたんだな。無理もない。休憩なしの作業だったから。
「これで分かったでしょ?崖登り係は自転車借りに行く余裕なんてないの!」
確かに、崖に登れていないカラルリさんとアルフォンス王子も疲れている感じだ。誰が借りに行くのだろう。自転車がないと、洞窟を歩く時間がロスになってしまう。
「僕が行くよ」
え、ナヤセスさんが?ナヤセスさんだって、活動していたのに。その瞬間、リリカお姉様はアヤネさんを引っぱたいた。
「どこまでも図々しい女ね!行かないと、あなたのお姉様に紙飛行機飛ばすわよ!」
リリカお姉様は昔からこうだ。逆らえば無理矢理動かそうとする。けれど、ラルクには対等に接していた。
「い、行きます!」
結局、自転車はナヤセスさんとアヤネさん、ローカハリさん、エルナで借りに行くことになった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
あとがき。
今更ながら、妖精村は太陽系ですらないんですよね。
惑星の名前も、衛生の名前も、恒星の名前も分からない。未知の村。太陽系の情報を得られるのは、衛生の通信のようです。
原石。チラシの値段通りに買い取ってくれるのでしょうか。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
この小説はフィクションであり、登場人物・団体名などは全て架空です。
《ヨルク》
氷河期町でのバイト初日。
ナミネとラルク、セナ王女のみしか頂上に辿り着けなかった。他のメンバーは、途中でパラシュートで下りて行ったのである。
踏み場がないのか、カナエさんなんか、途中で踏み場を外していた。こんなバイト、応募するんじゃなかった。私は、ナミネのことが心配で心配で仕方ない。けれど、私は崖には登れない約立たずで、それがまた私を苦しめる。
石は取れたけど、宝石の原石かどうかは分からない。チラシの原石でなくても、宝石なら、どこかのショップで買い取ってはもらえるかもしれないけど、とにかく我々は2億3000万円返さなくてはならないのだ。
「あ、ズルエヌ、シャムのとこ泊まるから、電動貴族カー乗ったら?アヤネ」
何だそれは。
見たところ、まるでご老人が乗るような乗り物だが。
「はい、そうさせてもらいます」
「世間では、シニア向けの出回ってるけど、これ、油断してたらスピード出るから気を付けて」
貴族向けということは、対象は貴族なのだろうか。
「はい、分かりました」
そもそも、テントの温もりにしても、全く電池も充電もいらないのに、どうしてあそこまで優れているのだろう。
「あの、恒星の光と言いましても、どうして充電とか必要ないのでしょうか?」
思わず聞いてしまった。
「テントも貴族カーも雲のマークあるよね?そのに恒星の光が最大に取り込むから、電池も充電もいらないんだよー!skyグループの若い社員が考えたの。恒星の光シリーズは」
やっぱり、ブランケット家は規模が違いすぎる。遠い未来で開発されているようなものが現代にあるだなんて想像もつかないことが起きている。
というか、日本村は太陽系で地球という惑星の中にあるが、妖精村は恒星も惑星も、まだ分かっていない。
けれど、恒星がなければ妖精村もないわけで……。つまり、未発見のものを取り込む商品を開発しているということか。最先端。だから、値段も庶民には手が出せない。
「そうだったんですね。何か想像もつかないです」
ただ、暮らしているレベルが違うことだけは明確だ。
「じゃ、帰る」
テント、もう畳んだのか。何か、ブランケット家とは住む世界が違いすぎて距離感を抱いてしまう。
「あの、アヤネさんだけ楽するのはどうかと思います。アヤネさん、何もしてませんよね?」
紀元前村から、ナミネとアヤネさんの仲は悪くなってしまった。
「すみません。歩きます」
アヤネさんは、貴族だし別荘もあるのに、どうしてナノハナ家に留まるのだろう。クレナイ家も、近々下宿をするが、ナノハナ家は既に、みんなの溜まり場になっている気がする。
「ナミネ、ミネスがいいって言ってるんだから、ナミネが決めることじゃないよね」
ナルホさんは昔から諍いを好まない人だ。
「はいはい、アヤネさんだけ楽してくださいー!」
ナミネはムスッとしてしまった。
「私も納得いかないわね。アヤネはヌクヌクしたテントにいただけなのに、数時間マイナス50度に晒されていた崖登り係を差し置いて、自分のことしか考えてないとしか思えないわ」
リリカお姉様まで、アヤネさんを悪くいう。
「どうして、そのような言い方をされるのですか。イジメですよ」
結局、ナミネとリリカお姉様の言葉でズルエヌさんが乗ってきた乗り物はミネスさんが乗っている。てか、スピード出すぎじゃないかな。
免許がいらないということは、事前に皇帝陛下の許可を得ているということか。
「リリカ、アヤネは自転車に乗れないと言ってる。明日は私も崖登り頑張るから、アヤネに電動貴族カーを乗せてあげてくれないか?」
そういえば、メンバーの中では武家の最年長はカラルリさんだ。
「分かりました。カラルリさんが、そう言うのでしたら、乗り物はアヤネに譲ります」
武家は昔から、どこか上下関係がある。リリカお姉様も、カラルリさんに言われたら引き下がるしかないか。
それにしても、この洞窟、歩きだと先が見えないな。私は、ずっとテントにいたからいいものの、崖登り係は、ずっとマイナス50度に晒されていた。何だか、私も申し訳ない気持ちになる。私も崖を登れたら……。
『宿に着いたよー!』
ミネスさんからの無線。てか、速すぎないか!?いったい、どれだけ飛ばしたのだろう。ズルエヌさんが途中参加出来たのも、あの乗り物があったからか。
けれど、武士たる者、楽を覚えればお終いだ。
「ミネス!飛ばすな!危ないだろ!」
ズームさんは、本当にミネスさんのこと常に心配してるんだな。ナルホさんや、ナヤセスさんもそうか。
「お子ちゃまミネス!露天風呂の下見でもしとけ!」
『はいなー!』
露天風呂は自然と湧き出ているのなら、沸かす必要もない。というか、基本、宿の温泉は湧き出てるものか。色んな町があるものだな。それでも、停電は早く終わってほしい。カラルリさんの転生ローンも。
「あの、お手洗いに行きたいです」
アヤネさん、トイレ用テント使ってなかったのか。
「それなら、そこですることね」
リリカお姉様はいつもこうだ。先に生まれた人というのは、何故こうも威張るのだろう。ミドリさんは、あんなにおっとりしているというのに。
「ラルク。アヤネさん、内官だね」
「ナミネ、もう放っておけ」
何故か、みんな止まった。
「あの、見ないでください」
これでは、帰りが遅くなりそうだ。
「1つ言っておくけど、そのまましたら、ここ汚れるから、持ってるサバイバルグッズですることね」
一昔前は、野原でしても誰も何も言わなかったが、今の時代は昔とは違う。昔も私は立ちションなど恥ずべきことはしていないが。
「分かりました!先に行っててください!」
あれ、ロリハー家の武官はどうしたのだろう。
「アヤネさん、武官はどうしたんですか?」
「寒さに耐え切れず春風町の宿にいます」
テントに入ればよかったのに。何のための武官だろう。
「じゃ、みんな走るぞ!」
落ち武者さんのかけ声で、みんな走り出した。
「ま、待ってください!1人はいやです!」
アヤネさんも走って来た。でも、アヤネさんの雪山登山服は濡れていた。
歩きだと45分前後の洞窟も走れば25分ほどで、私たちは春風町の宿に着いた。
「アヤネ!汚い格好で入って来ないでください!」
カナエさんまで非難するか。
「お風呂入ります」
けれど、汚した雪山登山服はどうするのだろう。
「待った!どうして、何もしてないアヤネが先に入るのかしら?普通は崖登り係が先に入るべきでしょ」
何故、リリカお姉様が仕切る。
「ここの露天風呂広いよー!いい湯だった」
ミネスさん、さっぱりしてる。ここは、浴衣が借りれるのか。
「じゃ、全員まとめて入る」
宿は思ったより借りている人が少ない。やはり、借りている人は氷河期町のバイトをする人だろうか。駐車場に自転車も置いてあった気がする。
私たちは部屋に荷物を置いたあと、露天風呂に向かった。
私が知らないだけで、この宿は有名らしい。昔はよくテレビで紹介されていたとか。
「ナミネ、こっちで服脱ごうね」
私は、ナミネがみんなから見えない位置に移動させた。
「アンタ、結界かけりゃいいだけだろ。誰も子供に興味ないからね?」
子供って。ナミネは立派な中学生だ。ナミネに結界をかけてもらおうと思ったら、ナミネは既に全て脱いで露天風呂に向かって行った。
「ナミネ、待って!」
私は慌ててナミネを追いかけた。
「ラルク、いい湯だね」
他の客もいるのに、ナミネはタオルも巻かないでいる。
「まあ、有名なとこみたいだからな」
「ナミネ、タオル巻いて」
私はナミネにタオルを巻いた。
「アンタ、過保護すぎだろ」
そんなこと言ったって、彼女のこういうの他の男に見られるのいやだし。
あれ、女子高生っぽい人が3人入ってきた。
「あの、氷河期町のバイトしに来たのでしょうか?」
興味本位で聞いてしまった。
「ううん、この町の住人よ。学校帰りによく来るの」
この町に学校があるのか。そうは見えないけれども。
「あの、学校があるんですか?」
すると、女子高生たちはクスクス笑った。
「他の町から来たのね。見た通り、この町はド田舎だから、学校と行っても普通の民家で学ぶだけだけどね」
そうだったのか。こういうのどかな町も悪くはないな。
「そうなんですね。自転車屋さんはありますか?」
自転車は借りないと流石にキツイものがある。
「ここから歩いて15分くらいにあるわ。町の真ん中には市場もあるのよ」
何だか、蓮華町を思い出すな。けれど、のどかな町もそれはそれで、ちゃんとやっていけているのか。
「そうですか。明日、借りに行きます」
明日より、今日中のほうがいいかな。
「で?アンタら女子高生?原石バイトのヤツらも、ここ来るのかよ?」
落ち武者さん、ガッツリ女子高生見てる。本当に人は見かけによらない。学校では、あれほどにあどけなさ振りまいているのに……。
「ええ、高1よ。そうね、あまり言いたくないけど……頻繁に死者が出てるそうよ。氷河期町入った瞬間帰って行く人もいるみたいだけど」
本当に物騒な町だな。シャム軍医とか、あの町に生まれた人は、ずっとあの町にいなくてはいけないなんて、差別もまだまだなくならないものだと感じさせられる。
「ふぅん。僕らは3つ採取して来たけどね?」
別に落ち武者さんが採取したわけではないのに。
「え!凄い!プロなの?」
「まぁね」
プロはプロでも、原石採取に置いては素人のようなものだと思うが。
「ねえ、ラルク。ヨルクさん、ナンパしてるよ」
え、私でなく落ち武者さんだよね。って、ナミネが私のタオル引っ張ってる。
「ナミネ、やめて!私、ナンパしてないから!」
女子高生がクスクス笑ってる。何故いつも私が恥をかくのだろう。
「可愛い妹ね」
「あ、彼女なんです」
何か、このやり取り紀元前村でもしてたな。それも、公衆浴場で。
「え、そうなんだ」
「ねえ、この子もイケメンだけど、あっちの体型いいおっとりした男の人もいいよね」
ナヤセスさんかな。モテるんだなあ。
「あれは私の兄です。高校3年生で医者です」
「えー、若いのにもう就職決まってるの?ちなみに彼女は……」
クラスでもモテているのだろうか。
「残念ながらナヤセス殿には、運命の姫君がいます。でも、グルグル妖精のラハルさんと、ブランケット家のズームさんはフリーです!」
そういえば、ナヤセスさんとロナさんってスピード恋愛だったな。まるで、運命的なような。
「グルグル妖精?ブランケット家?何それ」
ここには、テレビがないのだろうか。
「あの、この町にはテレビはないのでしょうか?」
「あるけど、白黒だし、各家にあるわけではないわね。テレビのある家に集まる人はいるけど」
まるで、日本村の昭和時代中期だな。
知らなかっただけで、妖精村には、色んな町があるんだなって、しみじみ思わせられる。
「ラハルはダメよ。私と交際してるの」
何故に嘘をつく。
「あー、確かにイケメンね。もう1人のほうはタイプではないかな」
女子高生、苦笑してる。ズームさんも、どうしてお風呂の中までメガネかけているのだろう。
「ズームさんもイケメンですぞ」
「うーん……ナヤセスって人がいいかな」
ナヤセスさんはモテるなー。紅葉町に戻ってくるまで、恋愛経験全くなしというのが不思議で仕方ない。
「アンタ、フラれたな」
「私にはナミネがいるから!」
この町のこと聞いてただけじゃない。確かに、少し綺麗かもしれないけど、ナミネのほうが可愛いし。
「お姉さんたちは彼氏はいますか?」
今、ナヤセスさんがいいって言ってたばかりなのに、何故聞く。
「先月別れたばかり」
「出会いとかないからなあ」
「他に好きな人いるみたいで……」
このような田舎町でも、この人らは普通に青春を楽しんでいるのだな。
「ふむふむ、上手くいきませんな。でも、妥協してみるのもありかもしれませんぞ?私のように」
え、妥協って何?私のこと本気じゃないの?
「ねえ、ナミネ!妥協って何?私たち両想いだよね?」
私は、真剣にずっとナミネのこと待ってたのに。
「うーん、妥協はなしかな」
誰だってそうだろう。昔はともかく、現代はみんな好きな人と一緒になるのが当たり前のようなものだ。
「あ、この人もフリーですぞ」
ナミネは何故か落ち武者さんを差し出した。
「ちょっと幼いかな」
落ち武者さんやナルホさんって幼く見える。ナルホさんは大人になっても年齢確認されていたような。
「僕、貯金あるけど?」
確かに落ち武者さんは天の川村で稼いでいた。
「お金と言っても、この町は農家ばかりで職業なんてほとんどないし。都会に出る人もいるけど、学校出ても、8割はここに残ってるからなあ」
珍しいものだな。たいていは、田舎より都会がいいと故郷を捨てるものだろうに。春風町は、住人から好かれているんだな。
「うーん、この人とかどうですか?」
何故、一国の王子を差し出す。
「ちょっとイケメンだけど、いかにも都会っ子って感じで合わなさそう」
セナ王女、笑ってる。
「会わないって、王子様」
「え、王子なの?」
この人らも玉の輿とか狙っているのだろうか。
「ええ、アルフォンス王子よ。一緒になれば、将来は安泰ね」
「そう……ですか。王室も楽しそうかもしれませんが、やっぱり私たちは、この町が好きなので離れたくないです」
そんなに、この町は人気があるのか。しばらく、宿で過ごしてみたら私も、この町の良さが分かるだろうか。確かに、この町でナミネと2人生きていくのもいいかもしれないな。
「お姉さんたちは、どうして、この町がいいのですか?」
その時、エルナが私の肩を叩いた。
「落ち武者さん、どう思う?」
どうって……。いきなりどうして聞くのだろう。
「うーん、一言一言多いけど、でも、交際すれば幸せになれると思う」
そうなんじゃないの?落ち武者さんは、簡単に女子(おなご)に手を挙げたりしないし、料理も出来るし、エルナのこと特別扱いだし。
「人には表裏があるものよ。男ってワガママなものね。落ち武者さんは、私を好きと言いながら、最初はあれこれ尽くしてくれたのに、そのうちに風俗通いしはじめたのよ」
お疲れ様さんが!?
「え、でも、エルナが浮気したんじゃないの?」
てか、あの浮気相手、どこかで見た気がするんだよな。
「落ち武者さんがそう言ったのね。確かに、私は裏切ったわ。耐え切れなかったの。落ち武者さんの風俗通いに浮気にね。挙句には、ナミネとも付き合いたいから手紙書いてほしいって何度も言ってきたのよ。あの頃の私は許せなかった。だから、私も他で心の拠り所をさがしたわ」
えええええ!落ち武者さんが本当に風俗通いしていたのか!?ますます、人は分からない。それに、前もナミネのこと好きって言ってたけど、本当だったのか。確かに、成長したナミネはかなりモテる。今とは比べものにならないくらいに。セレナールさんより魅力的にもなるし、ズームさんやラハルさんが、かつて一目惚れしたのも無理もないだろう。
「い、意外。じゃあ、エルナは、もう落ち武者さんのこと好きじゃないの?」
落ち武者さんが、そんなに女にだらしないなら、他の男探したほうがいいと思う。
「好きよ。だから転校したの」
好きなのか!しかも、転校してまで追ってくるなんて。落ち武者さんも明らかエルナのこと好きだし、復縁はないのだろうか。
「アンタら、何ヒソヒソ話してんのさ。そろそろ出るぞ!」
落ち武者さん、女子高生の腰抱いてる。
「ねえ、落ち武者さん!どうして他の女子(おなご)と仲良くするの?何故、エルナの気持ちを分かってあげない」
「男は、みんなそうよ」
エルナは割り切ってるかもしれないけど、私だったらいやだ。
「アンタ、何熱くなってんのさ。エルナとは終わった関係だ」
落ち武者さん何も分かってない。
「行こ、ラルク」
「ああ」
話してるうちに、ナミネとラルクが露天風呂を出て行った。
この町の宿には色んな浴衣がある。これも、客の1つの楽しみだろうか。ナミネは桜の浴衣を着ている。
あ、ナミネの髪を乾かさないと。って、思っていたらズームさんが、見たこともない何かでナミネの髪を乾かしている。あれも、skyグループの商品だろうか。
「はい、ナミネさん終わりましたよ」
「ありがとうございます、ズームさん。このドライヤー、コンパクトでデザインも可愛くて素敵ですね」
やっぱり商品なだけにデザインにも拘っているのか。
「これもコンセントに繋ぐ必要のない商品なんです。人気の商品で、直ぐに売れるんですよ」
貴族なら、直ぐに買うわけか。
「ナミネ、その浴衣似合ってる」
少し、髪伸びただろうか。
「ヨルクさんは、今日もダサイですね!」
「ナミネ、また髪伸ばしてるの?」
まさか、またセレナールさんのこと気にしているのかな。
「はい」
ナミネは、あまり髪長くないほうが似合うと思うんだけど。ずっと伸ばしていたな。小学生の頃から、常に腰まであったナミネの髪。けれど、私は幼稚園の頃のオカッパのナミネが可愛いと思っていた。
「ナミネ、オカッパにしてみたらどう?」
今のナミネもオカッパが似合うと思う。
「ねえ、ラルク。オカッパだって」
「まあ、ヨルクお兄様は時代に疎いからな」
何それ。オカッパはオカッパじゃない。
「ボブヘアーって言うんだよ。アンタ、本当古いな」
落ち武者さんまで。
「別に何でもいいでしょ、伝われば」
そういえば、ナナミさんやナクリさん意外は、みんな髪伸ばしているなあ。
「じゃ、自転車借りに行く」
そうだった。今のうちに借りておかないと。それにしても、時刻は18時を回っているのに、外は明るい。今の時期だけだろうか。
「私は何もしてないアヤネが行くべきだと思うわ」
またリリカお姉様が出しゃばる。
「えっ、でも1人で行くのは怖いです」
この町なら安全な気もするけど、どうなのだろう。
「エルナ、着いて行ってやれ」
「分かったわ」
それなら大丈夫か。
「あの、不公平じゃありませんか?ローカハリ、行ってきてください」
「かしこましました。アヤネお嬢様」
貴族というものは、直ぐに武官を動かすのか。カナエさんなんて、初級武官までしか呼べないのに。コノハ家は、伝説武官雇ったらしいけど、私情で動かしたりはしない。
「人見下しアヤネ。アンタもっと協調性持てないのか?」
「カナエも何もしていないアヤネが自転車を借りに行くべきだと思います」
「アヤネ、あなたグループから追い出すわよ」
これではまるで、かつてのセレナールさんの時と同じだ。
「やめてください!どうして私ばかりに言うんですか!」
その時、ナミネとラルクの顔色が変わった。
「ラルク、凄く眠い」
「ナミネ、今すぐ寝ろ」
ナミネとラルクは敷いてあった1つの布団に2人で入り、直ぐに眠りについた。よほど疲れていたんだな。無理もない。休憩なしの作業だったから。
「これで分かったでしょ?崖登り係は自転車借りに行く余裕なんてないの!」
確かに、崖に登れていないカラルリさんとアルフォンス王子も疲れている感じだ。誰が借りに行くのだろう。自転車がないと、洞窟を歩く時間がロスになってしまう。
「僕が行くよ」
え、ナヤセスさんが?ナヤセスさんだって、活動していたのに。その瞬間、リリカお姉様はアヤネさんを引っぱたいた。
「どこまでも図々しい女ね!行かないと、あなたのお姉様に紙飛行機飛ばすわよ!」
リリカお姉様は昔からこうだ。逆らえば無理矢理動かそうとする。けれど、ラルクには対等に接していた。
「い、行きます!」
結局、自転車はナヤセスさんとアヤネさん、ローカハリさん、エルナで借りに行くことになった。
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あとがき。
今更ながら、妖精村は太陽系ですらないんですよね。
惑星の名前も、衛生の名前も、恒星の名前も分からない。未知の村。太陽系の情報を得られるのは、衛生の通信のようです。
原石。チラシの値段通りに買い取ってくれるのでしょうか。
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この小説はフィクションであり、登場人物・団体名などは全て架空です。
純愛偏差値 未来編 一人称版 107話
《ナミネ》
結局、あのあと、ナルホお兄様がアヤネさんを説得し、再びナノハナ家に連れ戻したらしい。アヤネさんはアヤネさんなりに反省したそうだが、私はその現場を知らない。
ただ覚えているのは、ヨルクさんの紅葉の香りだけ。
第4居間では、氷河期町に行く人が既に支度をして、朝食を取っていた。私もヨルクさんの隣で朝食を食べはじめた。
「あの、ナミネさん。昨日はごめんなさい」
嘘っぽい言葉を朝から聞くと、いやな気持ちにさせられる。もう、アヤネさんとは同じ空間にいたくない。
「絶対許せません!氷河期町から帰ったら、私、ナノハナ家出ていきます!」
最初はこんなんじゃなかった。恐らく紀元前村からだ。
人は、ひとたび中身を見てしまうと嫌気がさすこともある。表面上は、いくら大人しくても、態度によっては苦手意識を持ってしまうものである。
「ナミネさん。本当に反省しています」
ズームさんがいるから、ここにいるだけの人。別に私とは仲良くしたいわけではないだろうに。
「ナミネ。停電で、お父様たちの任務も減ってきているし、ナノハナ家は部屋がたくさん余ってるから下宿にするつもりなんだよ。馬が合わない人がいるからって追い出すわけにはいかないよね」
だから、私のほうが出て行くって言ってるんじゃない。
「ですから、私が出ていきます!」
「ナミネ、そんなこと言わないで。ナミネが出て行ったら私がここにいる意味なくなる」
ヨルクさんは悲しそうに私の手を握った。
アヤネさんとヨルクさんは趣味で繋がっているから、いいかもしれないけど、私は何の繋がりもない。けれど、ヨルクさんと離れるのはいやだ。こんな矛盾、自分でも馬鹿げていると分かっているのに。私は転生するたびに大人になっていて、それゆえ、中身は大人なはずなのに、不思議なものだ。若いと自然に思考も幼くなるものなのである。
「努力はします。でも、アヤネさんと私は合わないと思います」
合わないものは合わない。それを我慢して同じ空間にいるか、離れるかは人それぞれだが。少なくとも私は同じ空間にいると苛立つタイプだ。
「ナミネさん。本当に反省しています。今後は私から歩み寄ります」
それが出来れば苦労はしない。
それに、ナルホお兄様の言ってた下宿って何だろう。知らない人が、ぞろぞろとナノハナ家で暮らすのだろうか。それはそれでやりにくいものがあるだろう。
「もういいです!私が我慢します!どうせ、ズームさんと一緒になれず、どこかのおじさんと政略結婚する可哀想なアヤネさんですもんね」
あれ、ズームさんと一緒になれない。もしかして、アヤネさんは、遠い昔、私とズームさんが交際していたことに嫉妬しているのだろうか。女の敵は女と言うが、大人しい人も惚れた男のことになれば、冷静ではいられなくなるのだろうか。
「ナミネ。アヤネさんは、あのあと、氷河期町で過ごすための説明も読んだし、覚悟の上で行くんだよ。すぐにとは言わない。でも、せっかく縁あって、グループにいるんだから、大切にしたほうがいいよ。今の時間をね。青春なんてあっという間だから」
そんなの覚えていない。中学に上がるまでは早く感じたように思うけど、20代だって言ってしまえば青春ではないか。なにも、10代だけが青春というわけではないと思うが。
それに、覚悟ではなく、ズームさんと一緒にいたいだけでしょ。貴族って、どこまで脳内優雅なの。
「はいはい、分かりましたー!今後は、アヤネさんのこと透明人間だと思うことにしますー!」
私は、どこまでも素直になれない。だから、妖精村時代、何度もヨルクさんを失ったのだろう。自分では分かっている。でも、どうしようもないのだ。
「じゃ、出発する」
いよいよ、命懸けの仕事のはじまりだ。
私たちは、荷物を確認したあと、馬小屋の王室のフェアリーサラブラーとロリハー家のエンジェルブェロッラを外に連れ、馬を走らせた。
町から町を越え、春風町の宿を借りたあと、馬は宿の駐車場に置いて、氷河期町へ続く洞窟を歩いた。洞窟は約45分ほどだろうか。長すぎず短くもなく。けれど、作業があって終わるたび、春風町の宿に戻らなくてはならない。自転車屋で、自転車を借りた方がいいだろうか。
歩けば歩くほど、だんだんと寒くなってきた。私は帽子を被いてフードを被いた。尋常ではない寒さだ。身体が凍りそう。
「皆さん、大丈夫ですか?」
私は、みんなの安否を確かめた。
「僕は大丈夫だけど?」
「私も大丈夫だよ」
「私も大丈夫だ」
「カナエも大丈夫です」
「私も大丈夫よ」
崖登り係は大丈夫そうだけど、ズームさんやミネスさん、ラハルさん、アヤネさんは、かなり寒そうだ。
もうしばらく歩いていたら、洞窟の向こうが見えてきた。もうすぐ洞窟を抜ける。私たちは覚悟を決めた。
吹雪がここまで吹いてくる。
洞窟を抜けると、銀世界なんてものではない。
もはや何も見えないのである。全くというのは大袈裟かもしれない。掻い摘んで言うと、視界がかなり悪い。
地面は雪と言うより氷だろうか。何気に滑りやすい感じがする。
「では、テントは僕とミネスで張りますね」
テントなんて張れるのだろうか。
「あ、私も手伝います!」
こういうのは、みんなでしないと。
「僕たち含め、アンタも崖登り係だ。テントはズームとお子ちゃまミネスに張ってもらうぞ」
そうか。ここでは、無駄な体力は少しも使えない。
それにしても崖も氷で覆われていて、登れるかどうかも分からなければ頂上がどこにあるのかも見えない。
「テント張れましたよ」
え、もう張れたの?早くないだろうか。
私たちは、テントの中に入った。
「あったかい!」
思わず声に出してしまった。
「今年の秋にskyグループで売り出す予定なんです。恒星の光で温もっているので電池とか充電とか全くいらないんです」
skyグループ。やっぱり、規模が違う。恒星の光でも、充電式が多い中、このテントは多くの光を取り込んでくれるというわけか。
「妖精村が停電でもブランケット家は、電気で全部使えるよー!」
いいな。私も、お金持ちに生まれたかった。でも、武家も悪くないと思ってしまう。何不自由ない、何でも手に入る暮らしも大切だろうけど、私は私なりに手に入れてきたものもたくさんある。
「凄いですね。これなら、ナヤセス殿もヨルクさんもエルナさんも、凍えずに済みますね」
わざと、アヤネさんの名前を出さなかった。私の中では、もう仲間ではないからだ。
「ナミネ、本当に無理しないでね」
ヨルクさんは、崖は登れないけど私が心配で着いてきた。
「はい」
私はサングラスを付けようとした。雪山ゆえ、ほぼゴーグルだ。
「シャム軍医!?」
これまた珍しい人の名前が出た。
私は咄嗟にテントの外に出た。本当にシャム軍医だ。私は多分会ったことはないが、遠い昔、セナ王女の同僚だったのである。
「セナ元帥、お久しぶりです」
何だか、随分やつれている気がする。バイトで来たのだろうか。
「久しぶりね。シャム軍医も、バイト?」
私も、そこめちゃくちゃ気になる。
「いえ、ここに住んでいるんです」
ここに住んでる!?いったいどういうことなのだろう。
「え、どういうこと?」
本当、何がなんだか分からない。
「僕は、ここで生まれたんです。ここの住人は皆、最下層と呼ばれ、宝石の原石を採取させられています」
何それ!まるで、紀元前村の蓮華町ではないか。というか、それより酷い。妖精村にも、古代……いや、それ以外の暮らしをしている町があっただなんて。
「えっ、でも、こんなところ住めないじゃない」
とてもじゃないけど、このような寒いところで住めるわけがない。私は再びテントに入り顔だけ出した。セナ王女は寒くないのだろうか。
「ここから400mほどのところに、住人たちの家があります。政府から提供された家で、その中だと普通の暮らしが出来るんです。原石も採取出来ない人ばかりで、政府から賞味期限1年切れなどの食材は提供されています。僕は、医師としての知識はありますが、とてもじゃないけど、崖は登れません。だから、細々と生活しているのです」
酷い話だ。あんな崖、登れるわけがないのに、無理矢理に差別して、こんな町に閉じ込めて。
シャム軍医。顔はそこそこハンサムでエリート医師だったのに、現代ではこの有り様。まるで、ユウサクさんみたいだ。時代は分からない。武家に生まれたからといって来世でも武家というわけではない。
「ナミネさん、これを」
ベスト、だろうか。
「ありがとうございます、ズームさん」
私は早速ベストを着てみた。
「軽くてあったかい!」
また思わず声を出してしまった。
「このベストは人が着ることによって温まるんです」
ズームさんとは、もう暮らしの規模そのものが違う。ズームさんのように、何もかも恵まれた人もいるのに、この町で不自由な民として暮らさなければならない人もいる。世の中というものは、こうも不公平なものなのか。
ズームさんは、崖登り係にベストを渡しはじめた。
「酷い話ね。シャム軍医は、あんなにもエリートだったのに。こんなところで暮らしているだなんて思ってもみなかったわ」
それは同僚の誰もが思っているだろう。
「じゃ、ズームからベストももらったことだし、崖登り係は原石採取に行くぞ!みんな、無線イヤホンマイク付けろ!」
私はリュックをテントの中に下ろし、ポシェットと無線イヤホンマイクを付けた。
「え、セナ元帥、あの崖登るんですか?」
やっぱり気になるよね。
「ええ、ちょっと事情があって」
セナ王女は苦笑していた。無理もないか。彼氏のローン返すためなんて言うに言えないものな。
「気を付けてください」
「大丈夫よ」
私たちは、崖の前に立った。もう後戻りは出来ない。
私は苦無を氷に突き刺した。分厚い氷ゆえ、崖までは刺さらない。けれど、問題は足元だ。滑り止めの靴は履いているが、踏み場は手探りになる。私は試しに1つ目に足をかけた。崖のとんがっている部分を覆う氷は確かに踏み場かもしれない。けれど、上まであるとは限らない。
私が止まっていると、セナ王女は、どんどん上に登りはじめている。やっぱり、セナ王女の力量は変わっていない。本当に元帥のままだ。
私も負けてられない。原石を採取しないと。私は、苦無を刺しては踏み場を見つけ、ゆっくり崖を登りはじめた。
アルフォンス王子とカラルリさんは、踏み場を見つけられないのか下で苦戦している。他のメンバーは、ゆっくりと登っていっているようだ。
「ねえ、ラルク。セナ王女、見えなくなっちゃったね」
こんな崖、プロでも苦戦するだろうに、セナ王女の姿は吹雪で、あっという間に見えなくなってしまった。
「まあ、場数が全然違うんだろうな」
それに、セナ王女はカラルリさんの責任も感じているのだろう。
「だねぇー。私たちも負けてられないね」
私たちは、とにかく登り続けた。この急過ぎて、頂上がどこか分からない崖を。ただただ、ひたすらに登り続けたのである。
踏み場が不安定な時は、近くの踏み場を探し、それもない時は、苦無を突き刺し、上の踏み場に足をかけた。命懸けの他、何ものでもない。けれど、これをクリア出来なければ、武士を極められない。
今は、ひたすら登り続けるのみ。
その時、カナエさんが踏み場を外し、パラシュートを開いた。されど、パラシュートは吹雪で吹き飛ばされ、カナエさんは咄嗟に岩の結界をかけた。
「男尽くしカナエ!アンタはテントで休んでろ!」
私たち、1時間半は登り続ている。カナエさんは、今日のところは休んだほうがいい。
「いいえ、カナエは登ります!お兄様をお救いします!」
カナエさんは、昔から根が強い。けれど、一度下りてしまったものを、1から登るというのは効率が悪い。けれど、カナエさんは、恐らくまた登りはじめている。
「ねえ、ラルク。頂上まで辿り着けるのかな」
こういう状況をチャレンジ精神と不安の隣り合わせとでも言うのだろうか。
「分からないな。ただ1つ言うなら、登りに3時間かかるなら、下りも3時間の合計6時間だ。上は温かいけど、下はかなり冷えてる。身体が使いものにならない前に下りるのが利口だ」
確かに、下は随分と冷えている。決して、マイナス50度を甘く見てはいけない。ズームさんとミネスさんが下で炎の舞を飛ばしてくれているが、上に行くほどに効き目が弱くなっている。
「平凡アルフォンス、一目惚れカラルリ。アンタら、結界係にまわれ!」
そうだ。結界をかけてもらえば、炎の舞で少しは温まるかもしれない。
「分かった」
最近のカラルリさんは、諦めが早いように思う。紀元前村では、それなりに粘っていたような記憶があるが。
「いや、私は諦め切れない。このまま、登れなかったら使いものにならない人間になってしまう」
アルフォンス王子も、遠い昔は強かったんだけどな。今となっては、プライド高いだけの人になっている。
カラルリさんが結界をかけてくれているのかもしれない。なのに、幅が狭くて、ここまでは届かない。
『結界かけた』
やっぱり、結界はかかってるんだ。でも、上までは届かない。ここまでくれば、時間の勝負だ。
『2時間半経ったよー!』
ミネスさんが時間を教えてくれた。
2時間半。紀元前村の果樹園の崖とは全然違う。
その時、ミナクさん、リリカさん、ナナミお姉様が結界をかけパラシュートで下りて行った。条件が厳しすぎる。
「悪い。僕もリタイア」
落ち武者さんまで、パラシュートで下りはじめた。
「ねえ、どうする?ラルク」
何だか、どうしていいか分からなくなってきた。姉が下りた時点で、私は諦めの気持ちを持ちはじめたのだと思う。
「僕はまだ登る。セナ王女1人で、このバイトは厳しいだろ」
確かに、セナ王女1人にさせるわけにはいかない。それだと、何のためにここに来たのか分からない。けれど、ナルホお兄様までパラシュートで下りて行った。
残されたのは、私とセナ王女、ラルクだけだ。
私、不安になっている。
『頂上よ!』
セナ王女の声。辿り着いたんだ。
『うーん。セナ王女で3時間15分21秒ってとこかな』
え、ズルエヌさん来てたの?
『アンタ、何でいんのさ』
てか、私たちはフェアリーサラブラーを走らせて来たと言うのに、ズルエヌさんは何で来たのだろう。
『ミネスから、氷河期町に古民家あるって聞いて興味本位で来ちゃった。てへ』
ズルエヌさんって、こんな人だったったっけ。朧気だけど、ズームさんとの結婚式では、物静かで大人しく口数も少なかったような。
「ズルエヌさん、僕たちも登るべきですか?」
どうしてラルクが聞くのだろう。
『登るべきだね。ラルクとナミネは残り124.5672……cm。この崖はまるで法則のようだ。40.6468……cmごとに踏み場があるよ。必ずしも真っ直ぐではないけどね。決められた位置のどこかに踏み場がある。だから、明日からはみんなが登れるよ』
法則?そんなふうには、とてもじゃないけど思えなかったが。124cmなら登るしかない!
『得体の知れないズルエヌ、アンタ、千里眼の持ち主かよ?』
千里眼。それなら落ち武者さんだって生まれつき持っている。
『そうだよー。君のように先天的じゃないけどね。時計騎士の研修極めたら崖の中まで見えるようになっちゃった』
かなりのレベルの持ち主なのか。
『へえ、アンタ、僕より見えんだ』
千里眼も後から学んでもズルエヌさんみたいに奥の奥まで見ることが出来る人もいるのか。
『あの、それって女の子の下着も見えるのでしょうか?』
どうして、こっちが真剣な時にヨルクさんはそういうこと聞くのだろう。
『もう、それ飛び越えて骨の中まで見えるけどね』
レントゲンより上回っている。ズルエヌさんの能力があれば、骨の病気の早期発見に繋がるのだろうな。
とりあえず私はズルエヌさんの40cmを参考に目分量で足をかけた。確かに、40cm感覚のどこかに踏み場がある。
『ダメだわ。原石が全く見つからない』
え、時間かけて命懸けで頂上まで登ったのに原石がない!?でも、自分の目で確かめないと。
「セナ王女、私とラルクも行きます!待っててください!」
原石なしで帰れるものか。私は諦めない。
私は、ひたすら集中に集中を重ね、正確に登り続けた。すると、崖の終わりが見えてきた。やっと、やっとだ。みんなみたいに諦めてパラシュートで下りなくてよかった。
「ナミネ、頂上到着」
私は崖の上にあがった。けれど、確かに原石がない。バイトのチラシには崖の上に原石がたくさん転がってる写真付いていたのに。広告というものは実にややこしい。あのチラシに騙された人もわんさかいるだろう。
『強気なナミネ、原石はどうだ?』
全く、欠片さえもないよ。
「全くありません!」
せっかく苦労して、ここまで登ってきたのに、これでは何のための苦労か分からない。
『土の中だよ。君のいるところから右50.2485……cm。深さ32.6475……cm』
下にあるというわけか。けれど、何で掘ろう。苦無を使ってしまえば、降りる時に困るだろう。
見るとセナ王女は短剣で氷を掘りはじめた。
「ナミネ、羽子板使うぞ!」
「うん、分かった、ラルク!」
私は羽子板を取り出し氷を掘りはじめた。理不尽なものだ。土が氷で覆われているから、氷から掘らなくてはならなくて、どのくらいかかるのか分からない。それに、原石を傷付けてしまってもダメだ。
うーん、羽子板だと掘りにくい。そうだ、サバイバルナイフ持ってた。
「ラルク、サバイバルナイフのほうが効率いいよ」
私はサバイバルナイフで氷を掘りはじめた。
「そうだな。セナ王女も結構掘り進めてるしな」
セナ王女、本当早い。カラルリさんに対する責任感からそうさせているかもしれないけれど。
氷が固くて掘りづらい。それでも、何もなしに帰るわけにはいかない。小さいのでいいから入手しなくては。
けれど、惚れども惚れども氷。土に辿り着けない。でも、ここで諦めては全てが台無しになってしまう。
「あった、あったわ!」
2cmほどの青い石。それがチラシで募集しているものかどうかは鑑定士しか分からないけれど。とりあえず、1つゲットってことでいいのだろうか。
ふう、やっと土に辿り着いた。
ん?何か当たってる。私はサバイバルナイフを地面に置いて手袋をつけた手で土を掘った。すると、赤い石があった。と言ってもわずか2mmくらいだ。これだと、学校の運動場の土に混じっているのと、そう変わらない。けれど、私は赤い石をチャック付きのビニール袋に入れた。
「小さいな」
ラルクのも5mmにも届かないくらいの小ささ。
「私もだよ。セナ王女の大きいよね」
「でも、これで少なくとも3つは採取したことになる。原石が、この町にしかないってことは原石の可能性も高いしな」
確かに、この町にしかないのなら原石である可能性が高い。チラシで求めてるのでなくて他の宝石の原石だとしても高値で買い取ってもらえるかもしれない。
『じゃ、3人とも下りてこい。今日の作業は終了だ』
私たちは、落ち武者さんの指示に従い、苦無を取り出した。
「はい、分かりました!」
「分かりました」
「了解よ」
セナ王女、下りるの早い。ズルエヌさんのアドバイスでコツ掴んだのかな。けれど、確かに40cm置きという法則があるのなら、踏み場がない不安が経験されるかもしれない。ラルクも早く下りている。本当は、パラシュート使いたいけれど、ここは確実な手段を取るべきだ。苦無で下りる!
私は禅を使った。遠い昔では、みんな使ってたっけ。アルフォンス王子とか凄かったな。
行きと違って下りは何となく吹雪にも慣れている気がする。けれど、早く身体を温めないと。宿には露天風呂があったはず。
セナ王女は1時間半で下り、ラルクは2時間、私は2時間20分で下りた。
「じゃ、今日の作業終了。宿に行く」
うう、寒い。私はテントの中に入った。
「あの、少し休ませてもらえませんか?」
ノンストップでの登り下り。ここで休憩しないと身体が持たない。
「じゃ、30分休憩する」
よかった。私たちが外にいる間、みんなここで休んでたのか。何だか、狡いと思ってしまう。
「僕は、シャム軍医の家に泊まるよ」
え、ズルエヌさん、この町に留まるの?けれど、家が温かいなら別に問題はないか。
「あ、春風町からここまで歩きだと、それなりに時間もかかりますし、体力も使いますので、自転車借りませんか?」
自転車があれば、少しは早く着くだろう。
「じゃ、自転車借りる」
「あの、私、自転車乗れないんです」
また、アヤネさんは迷惑かけるつもりなのだろうか。
「だったら、ズルエヌさんとシャム軍医の家に泊まればいいだけの話ですよね」
「そんな……400mも歩けません」
私はかなり頭に来た。
「ナミネ、お茶飲んで。喉乾いたでしょ」
ヨルクさんはマグボトルを私に渡した。
「ありがとうございます、ヨルクさん」
私は、知らず知らずに喉が渇いていたのかマグボトルのお茶を一気に飲み干した。
時間とは早いものだ。あっという間に30分が経ち、ズルエヌさん以外は春風町の宿に向かう準備をしはじめた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
あとがき。
しばらく時間空いてしまいました。
懐かしのシャム軍医ー!
かつてカラルリがライバル視してた人。
エリートがこんな町にいるなんて……。
でも、古代編が懐かしくなってきた!!
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
この小説はフィクションであり、登場人物・団体名などは全て架空です。
《ナミネ》
結局、あのあと、ナルホお兄様がアヤネさんを説得し、再びナノハナ家に連れ戻したらしい。アヤネさんはアヤネさんなりに反省したそうだが、私はその現場を知らない。
ただ覚えているのは、ヨルクさんの紅葉の香りだけ。
第4居間では、氷河期町に行く人が既に支度をして、朝食を取っていた。私もヨルクさんの隣で朝食を食べはじめた。
「あの、ナミネさん。昨日はごめんなさい」
嘘っぽい言葉を朝から聞くと、いやな気持ちにさせられる。もう、アヤネさんとは同じ空間にいたくない。
「絶対許せません!氷河期町から帰ったら、私、ナノハナ家出ていきます!」
最初はこんなんじゃなかった。恐らく紀元前村からだ。
人は、ひとたび中身を見てしまうと嫌気がさすこともある。表面上は、いくら大人しくても、態度によっては苦手意識を持ってしまうものである。
「ナミネさん。本当に反省しています」
ズームさんがいるから、ここにいるだけの人。別に私とは仲良くしたいわけではないだろうに。
「ナミネ。停電で、お父様たちの任務も減ってきているし、ナノハナ家は部屋がたくさん余ってるから下宿にするつもりなんだよ。馬が合わない人がいるからって追い出すわけにはいかないよね」
だから、私のほうが出て行くって言ってるんじゃない。
「ですから、私が出ていきます!」
「ナミネ、そんなこと言わないで。ナミネが出て行ったら私がここにいる意味なくなる」
ヨルクさんは悲しそうに私の手を握った。
アヤネさんとヨルクさんは趣味で繋がっているから、いいかもしれないけど、私は何の繋がりもない。けれど、ヨルクさんと離れるのはいやだ。こんな矛盾、自分でも馬鹿げていると分かっているのに。私は転生するたびに大人になっていて、それゆえ、中身は大人なはずなのに、不思議なものだ。若いと自然に思考も幼くなるものなのである。
「努力はします。でも、アヤネさんと私は合わないと思います」
合わないものは合わない。それを我慢して同じ空間にいるか、離れるかは人それぞれだが。少なくとも私は同じ空間にいると苛立つタイプだ。
「ナミネさん。本当に反省しています。今後は私から歩み寄ります」
それが出来れば苦労はしない。
それに、ナルホお兄様の言ってた下宿って何だろう。知らない人が、ぞろぞろとナノハナ家で暮らすのだろうか。それはそれでやりにくいものがあるだろう。
「もういいです!私が我慢します!どうせ、ズームさんと一緒になれず、どこかのおじさんと政略結婚する可哀想なアヤネさんですもんね」
あれ、ズームさんと一緒になれない。もしかして、アヤネさんは、遠い昔、私とズームさんが交際していたことに嫉妬しているのだろうか。女の敵は女と言うが、大人しい人も惚れた男のことになれば、冷静ではいられなくなるのだろうか。
「ナミネ。アヤネさんは、あのあと、氷河期町で過ごすための説明も読んだし、覚悟の上で行くんだよ。すぐにとは言わない。でも、せっかく縁あって、グループにいるんだから、大切にしたほうがいいよ。今の時間をね。青春なんてあっという間だから」
そんなの覚えていない。中学に上がるまでは早く感じたように思うけど、20代だって言ってしまえば青春ではないか。なにも、10代だけが青春というわけではないと思うが。
それに、覚悟ではなく、ズームさんと一緒にいたいだけでしょ。貴族って、どこまで脳内優雅なの。
「はいはい、分かりましたー!今後は、アヤネさんのこと透明人間だと思うことにしますー!」
私は、どこまでも素直になれない。だから、妖精村時代、何度もヨルクさんを失ったのだろう。自分では分かっている。でも、どうしようもないのだ。
「じゃ、出発する」
いよいよ、命懸けの仕事のはじまりだ。
私たちは、荷物を確認したあと、馬小屋の王室のフェアリーサラブラーとロリハー家のエンジェルブェロッラを外に連れ、馬を走らせた。
町から町を越え、春風町の宿を借りたあと、馬は宿の駐車場に置いて、氷河期町へ続く洞窟を歩いた。洞窟は約45分ほどだろうか。長すぎず短くもなく。けれど、作業があって終わるたび、春風町の宿に戻らなくてはならない。自転車屋で、自転車を借りた方がいいだろうか。
歩けば歩くほど、だんだんと寒くなってきた。私は帽子を被いてフードを被いた。尋常ではない寒さだ。身体が凍りそう。
「皆さん、大丈夫ですか?」
私は、みんなの安否を確かめた。
「僕は大丈夫だけど?」
「私も大丈夫だよ」
「私も大丈夫だ」
「カナエも大丈夫です」
「私も大丈夫よ」
崖登り係は大丈夫そうだけど、ズームさんやミネスさん、ラハルさん、アヤネさんは、かなり寒そうだ。
もうしばらく歩いていたら、洞窟の向こうが見えてきた。もうすぐ洞窟を抜ける。私たちは覚悟を決めた。
吹雪がここまで吹いてくる。
洞窟を抜けると、銀世界なんてものではない。
もはや何も見えないのである。全くというのは大袈裟かもしれない。掻い摘んで言うと、視界がかなり悪い。
地面は雪と言うより氷だろうか。何気に滑りやすい感じがする。
「では、テントは僕とミネスで張りますね」
テントなんて張れるのだろうか。
「あ、私も手伝います!」
こういうのは、みんなでしないと。
「僕たち含め、アンタも崖登り係だ。テントはズームとお子ちゃまミネスに張ってもらうぞ」
そうか。ここでは、無駄な体力は少しも使えない。
それにしても崖も氷で覆われていて、登れるかどうかも分からなければ頂上がどこにあるのかも見えない。
「テント張れましたよ」
え、もう張れたの?早くないだろうか。
私たちは、テントの中に入った。
「あったかい!」
思わず声に出してしまった。
「今年の秋にskyグループで売り出す予定なんです。恒星の光で温もっているので電池とか充電とか全くいらないんです」
skyグループ。やっぱり、規模が違う。恒星の光でも、充電式が多い中、このテントは多くの光を取り込んでくれるというわけか。
「妖精村が停電でもブランケット家は、電気で全部使えるよー!」
いいな。私も、お金持ちに生まれたかった。でも、武家も悪くないと思ってしまう。何不自由ない、何でも手に入る暮らしも大切だろうけど、私は私なりに手に入れてきたものもたくさんある。
「凄いですね。これなら、ナヤセス殿もヨルクさんもエルナさんも、凍えずに済みますね」
わざと、アヤネさんの名前を出さなかった。私の中では、もう仲間ではないからだ。
「ナミネ、本当に無理しないでね」
ヨルクさんは、崖は登れないけど私が心配で着いてきた。
「はい」
私はサングラスを付けようとした。雪山ゆえ、ほぼゴーグルだ。
「シャム軍医!?」
これまた珍しい人の名前が出た。
私は咄嗟にテントの外に出た。本当にシャム軍医だ。私は多分会ったことはないが、遠い昔、セナ王女の同僚だったのである。
「セナ元帥、お久しぶりです」
何だか、随分やつれている気がする。バイトで来たのだろうか。
「久しぶりね。シャム軍医も、バイト?」
私も、そこめちゃくちゃ気になる。
「いえ、ここに住んでいるんです」
ここに住んでる!?いったいどういうことなのだろう。
「え、どういうこと?」
本当、何がなんだか分からない。
「僕は、ここで生まれたんです。ここの住人は皆、最下層と呼ばれ、宝石の原石を採取させられています」
何それ!まるで、紀元前村の蓮華町ではないか。というか、それより酷い。妖精村にも、古代……いや、それ以外の暮らしをしている町があっただなんて。
「えっ、でも、こんなところ住めないじゃない」
とてもじゃないけど、このような寒いところで住めるわけがない。私は再びテントに入り顔だけ出した。セナ王女は寒くないのだろうか。
「ここから400mほどのところに、住人たちの家があります。政府から提供された家で、その中だと普通の暮らしが出来るんです。原石も採取出来ない人ばかりで、政府から賞味期限1年切れなどの食材は提供されています。僕は、医師としての知識はありますが、とてもじゃないけど、崖は登れません。だから、細々と生活しているのです」
酷い話だ。あんな崖、登れるわけがないのに、無理矢理に差別して、こんな町に閉じ込めて。
シャム軍医。顔はそこそこハンサムでエリート医師だったのに、現代ではこの有り様。まるで、ユウサクさんみたいだ。時代は分からない。武家に生まれたからといって来世でも武家というわけではない。
「ナミネさん、これを」
ベスト、だろうか。
「ありがとうございます、ズームさん」
私は早速ベストを着てみた。
「軽くてあったかい!」
また思わず声を出してしまった。
「このベストは人が着ることによって温まるんです」
ズームさんとは、もう暮らしの規模そのものが違う。ズームさんのように、何もかも恵まれた人もいるのに、この町で不自由な民として暮らさなければならない人もいる。世の中というものは、こうも不公平なものなのか。
ズームさんは、崖登り係にベストを渡しはじめた。
「酷い話ね。シャム軍医は、あんなにもエリートだったのに。こんなところで暮らしているだなんて思ってもみなかったわ」
それは同僚の誰もが思っているだろう。
「じゃ、ズームからベストももらったことだし、崖登り係は原石採取に行くぞ!みんな、無線イヤホンマイク付けろ!」
私はリュックをテントの中に下ろし、ポシェットと無線イヤホンマイクを付けた。
「え、セナ元帥、あの崖登るんですか?」
やっぱり気になるよね。
「ええ、ちょっと事情があって」
セナ王女は苦笑していた。無理もないか。彼氏のローン返すためなんて言うに言えないものな。
「気を付けてください」
「大丈夫よ」
私たちは、崖の前に立った。もう後戻りは出来ない。
私は苦無を氷に突き刺した。分厚い氷ゆえ、崖までは刺さらない。けれど、問題は足元だ。滑り止めの靴は履いているが、踏み場は手探りになる。私は試しに1つ目に足をかけた。崖のとんがっている部分を覆う氷は確かに踏み場かもしれない。けれど、上まであるとは限らない。
私が止まっていると、セナ王女は、どんどん上に登りはじめている。やっぱり、セナ王女の力量は変わっていない。本当に元帥のままだ。
私も負けてられない。原石を採取しないと。私は、苦無を刺しては踏み場を見つけ、ゆっくり崖を登りはじめた。
アルフォンス王子とカラルリさんは、踏み場を見つけられないのか下で苦戦している。他のメンバーは、ゆっくりと登っていっているようだ。
「ねえ、ラルク。セナ王女、見えなくなっちゃったね」
こんな崖、プロでも苦戦するだろうに、セナ王女の姿は吹雪で、あっという間に見えなくなってしまった。
「まあ、場数が全然違うんだろうな」
それに、セナ王女はカラルリさんの責任も感じているのだろう。
「だねぇー。私たちも負けてられないね」
私たちは、とにかく登り続けた。この急過ぎて、頂上がどこか分からない崖を。ただただ、ひたすらに登り続けたのである。
踏み場が不安定な時は、近くの踏み場を探し、それもない時は、苦無を突き刺し、上の踏み場に足をかけた。命懸けの他、何ものでもない。けれど、これをクリア出来なければ、武士を極められない。
今は、ひたすら登り続けるのみ。
その時、カナエさんが踏み場を外し、パラシュートを開いた。されど、パラシュートは吹雪で吹き飛ばされ、カナエさんは咄嗟に岩の結界をかけた。
「男尽くしカナエ!アンタはテントで休んでろ!」
私たち、1時間半は登り続ている。カナエさんは、今日のところは休んだほうがいい。
「いいえ、カナエは登ります!お兄様をお救いします!」
カナエさんは、昔から根が強い。けれど、一度下りてしまったものを、1から登るというのは効率が悪い。けれど、カナエさんは、恐らくまた登りはじめている。
「ねえ、ラルク。頂上まで辿り着けるのかな」
こういう状況をチャレンジ精神と不安の隣り合わせとでも言うのだろうか。
「分からないな。ただ1つ言うなら、登りに3時間かかるなら、下りも3時間の合計6時間だ。上は温かいけど、下はかなり冷えてる。身体が使いものにならない前に下りるのが利口だ」
確かに、下は随分と冷えている。決して、マイナス50度を甘く見てはいけない。ズームさんとミネスさんが下で炎の舞を飛ばしてくれているが、上に行くほどに効き目が弱くなっている。
「平凡アルフォンス、一目惚れカラルリ。アンタら、結界係にまわれ!」
そうだ。結界をかけてもらえば、炎の舞で少しは温まるかもしれない。
「分かった」
最近のカラルリさんは、諦めが早いように思う。紀元前村では、それなりに粘っていたような記憶があるが。
「いや、私は諦め切れない。このまま、登れなかったら使いものにならない人間になってしまう」
アルフォンス王子も、遠い昔は強かったんだけどな。今となっては、プライド高いだけの人になっている。
カラルリさんが結界をかけてくれているのかもしれない。なのに、幅が狭くて、ここまでは届かない。
『結界かけた』
やっぱり、結界はかかってるんだ。でも、上までは届かない。ここまでくれば、時間の勝負だ。
『2時間半経ったよー!』
ミネスさんが時間を教えてくれた。
2時間半。紀元前村の果樹園の崖とは全然違う。
その時、ミナクさん、リリカさん、ナナミお姉様が結界をかけパラシュートで下りて行った。条件が厳しすぎる。
「悪い。僕もリタイア」
落ち武者さんまで、パラシュートで下りはじめた。
「ねえ、どうする?ラルク」
何だか、どうしていいか分からなくなってきた。姉が下りた時点で、私は諦めの気持ちを持ちはじめたのだと思う。
「僕はまだ登る。セナ王女1人で、このバイトは厳しいだろ」
確かに、セナ王女1人にさせるわけにはいかない。それだと、何のためにここに来たのか分からない。けれど、ナルホお兄様までパラシュートで下りて行った。
残されたのは、私とセナ王女、ラルクだけだ。
私、不安になっている。
『頂上よ!』
セナ王女の声。辿り着いたんだ。
『うーん。セナ王女で3時間15分21秒ってとこかな』
え、ズルエヌさん来てたの?
『アンタ、何でいんのさ』
てか、私たちはフェアリーサラブラーを走らせて来たと言うのに、ズルエヌさんは何で来たのだろう。
『ミネスから、氷河期町に古民家あるって聞いて興味本位で来ちゃった。てへ』
ズルエヌさんって、こんな人だったったっけ。朧気だけど、ズームさんとの結婚式では、物静かで大人しく口数も少なかったような。
「ズルエヌさん、僕たちも登るべきですか?」
どうしてラルクが聞くのだろう。
『登るべきだね。ラルクとナミネは残り124.5672……cm。この崖はまるで法則のようだ。40.6468……cmごとに踏み場があるよ。必ずしも真っ直ぐではないけどね。決められた位置のどこかに踏み場がある。だから、明日からはみんなが登れるよ』
法則?そんなふうには、とてもじゃないけど思えなかったが。124cmなら登るしかない!
『得体の知れないズルエヌ、アンタ、千里眼の持ち主かよ?』
千里眼。それなら落ち武者さんだって生まれつき持っている。
『そうだよー。君のように先天的じゃないけどね。時計騎士の研修極めたら崖の中まで見えるようになっちゃった』
かなりのレベルの持ち主なのか。
『へえ、アンタ、僕より見えんだ』
千里眼も後から学んでもズルエヌさんみたいに奥の奥まで見ることが出来る人もいるのか。
『あの、それって女の子の下着も見えるのでしょうか?』
どうして、こっちが真剣な時にヨルクさんはそういうこと聞くのだろう。
『もう、それ飛び越えて骨の中まで見えるけどね』
レントゲンより上回っている。ズルエヌさんの能力があれば、骨の病気の早期発見に繋がるのだろうな。
とりあえず私はズルエヌさんの40cmを参考に目分量で足をかけた。確かに、40cm感覚のどこかに踏み場がある。
『ダメだわ。原石が全く見つからない』
え、時間かけて命懸けで頂上まで登ったのに原石がない!?でも、自分の目で確かめないと。
「セナ王女、私とラルクも行きます!待っててください!」
原石なしで帰れるものか。私は諦めない。
私は、ひたすら集中に集中を重ね、正確に登り続けた。すると、崖の終わりが見えてきた。やっと、やっとだ。みんなみたいに諦めてパラシュートで下りなくてよかった。
「ナミネ、頂上到着」
私は崖の上にあがった。けれど、確かに原石がない。バイトのチラシには崖の上に原石がたくさん転がってる写真付いていたのに。広告というものは実にややこしい。あのチラシに騙された人もわんさかいるだろう。
『強気なナミネ、原石はどうだ?』
全く、欠片さえもないよ。
「全くありません!」
せっかく苦労して、ここまで登ってきたのに、これでは何のための苦労か分からない。
『土の中だよ。君のいるところから右50.2485……cm。深さ32.6475……cm』
下にあるというわけか。けれど、何で掘ろう。苦無を使ってしまえば、降りる時に困るだろう。
見るとセナ王女は短剣で氷を掘りはじめた。
「ナミネ、羽子板使うぞ!」
「うん、分かった、ラルク!」
私は羽子板を取り出し氷を掘りはじめた。理不尽なものだ。土が氷で覆われているから、氷から掘らなくてはならなくて、どのくらいかかるのか分からない。それに、原石を傷付けてしまってもダメだ。
うーん、羽子板だと掘りにくい。そうだ、サバイバルナイフ持ってた。
「ラルク、サバイバルナイフのほうが効率いいよ」
私はサバイバルナイフで氷を掘りはじめた。
「そうだな。セナ王女も結構掘り進めてるしな」
セナ王女、本当早い。カラルリさんに対する責任感からそうさせているかもしれないけれど。
氷が固くて掘りづらい。それでも、何もなしに帰るわけにはいかない。小さいのでいいから入手しなくては。
けれど、惚れども惚れども氷。土に辿り着けない。でも、ここで諦めては全てが台無しになってしまう。
「あった、あったわ!」
2cmほどの青い石。それがチラシで募集しているものかどうかは鑑定士しか分からないけれど。とりあえず、1つゲットってことでいいのだろうか。
ふう、やっと土に辿り着いた。
ん?何か当たってる。私はサバイバルナイフを地面に置いて手袋をつけた手で土を掘った。すると、赤い石があった。と言ってもわずか2mmくらいだ。これだと、学校の運動場の土に混じっているのと、そう変わらない。けれど、私は赤い石をチャック付きのビニール袋に入れた。
「小さいな」
ラルクのも5mmにも届かないくらいの小ささ。
「私もだよ。セナ王女の大きいよね」
「でも、これで少なくとも3つは採取したことになる。原石が、この町にしかないってことは原石の可能性も高いしな」
確かに、この町にしかないのなら原石である可能性が高い。チラシで求めてるのでなくて他の宝石の原石だとしても高値で買い取ってもらえるかもしれない。
『じゃ、3人とも下りてこい。今日の作業は終了だ』
私たちは、落ち武者さんの指示に従い、苦無を取り出した。
「はい、分かりました!」
「分かりました」
「了解よ」
セナ王女、下りるの早い。ズルエヌさんのアドバイスでコツ掴んだのかな。けれど、確かに40cm置きという法則があるのなら、踏み場がない不安が経験されるかもしれない。ラルクも早く下りている。本当は、パラシュート使いたいけれど、ここは確実な手段を取るべきだ。苦無で下りる!
私は禅を使った。遠い昔では、みんな使ってたっけ。アルフォンス王子とか凄かったな。
行きと違って下りは何となく吹雪にも慣れている気がする。けれど、早く身体を温めないと。宿には露天風呂があったはず。
セナ王女は1時間半で下り、ラルクは2時間、私は2時間20分で下りた。
「じゃ、今日の作業終了。宿に行く」
うう、寒い。私はテントの中に入った。
「あの、少し休ませてもらえませんか?」
ノンストップでの登り下り。ここで休憩しないと身体が持たない。
「じゃ、30分休憩する」
よかった。私たちが外にいる間、みんなここで休んでたのか。何だか、狡いと思ってしまう。
「僕は、シャム軍医の家に泊まるよ」
え、ズルエヌさん、この町に留まるの?けれど、家が温かいなら別に問題はないか。
「あ、春風町からここまで歩きだと、それなりに時間もかかりますし、体力も使いますので、自転車借りませんか?」
自転車があれば、少しは早く着くだろう。
「じゃ、自転車借りる」
「あの、私、自転車乗れないんです」
また、アヤネさんは迷惑かけるつもりなのだろうか。
「だったら、ズルエヌさんとシャム軍医の家に泊まればいいだけの話ですよね」
「そんな……400mも歩けません」
私はかなり頭に来た。
「ナミネ、お茶飲んで。喉乾いたでしょ」
ヨルクさんはマグボトルを私に渡した。
「ありがとうございます、ヨルクさん」
私は、知らず知らずに喉が渇いていたのかマグボトルのお茶を一気に飲み干した。
時間とは早いものだ。あっという間に30分が経ち、ズルエヌさん以外は春風町の宿に向かう準備をしはじめた。
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あとがき。
しばらく時間空いてしまいました。
懐かしのシャム軍医ー!
かつてカラルリがライバル視してた人。
エリートがこんな町にいるなんて……。
でも、古代編が懐かしくなってきた!!
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この小説はフィクションであり、登場人物・団体名などは全て架空です。