日常のこととかオリジナル小説のこととか。
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ashita
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地主(土地貸してます)
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漫画やアニメを見るのが好きです。最推しはフーディーニ ♡
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ブログ、もう書かないと思ってました。
けれど、去年から書き始めた小説によって、過去に書いてた小説も書き始め、ここに載せることにしたのです。
小説は、主に『時間と時間を繋ぐ恋の物語』と『妖精村と愉快な仲間たち』をメインに書いています。
現在は、中高生の武家・貴族・王族が過去を遡るジャンルはダークファンタジーの『純愛偏差値』という小説に力入れています。
純愛偏差値は私の人生を描いた自伝です。
終わることのない小説として書き続ける予定です。
純愛偏差値は今年100話を迎えました。
私にとって、はじめての長編です。キャラクターも気に入っています。
が、走り書きに走り書きしてしまったので、1話から書き直すことにしました。これまで書いたものは鍵付けて残しています。
元々このブログは病気の記録用として立ち上げたものですが、小説載せるようになってからは、ここは出来るだけ趣味的なことを綴りたいと思っております。
病気の記録や様々な思いを綴るブログは移転済みなのです。
ただ、今は日記は個人的な徒然、或いはお知らせとして綴ることが多いかと思います。
小説、ぼちぼちマイペースに書いてゆきます。
よろしくお願い致します。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
お知らせ。
イラストは現在「ナノハナ家の日常」に載せております。サイドバーにリンクあります。
また、「カラクリよろずや」にて無料のフリーイラスト素材配布もはじめました✩.*˚
フリーイラスト素材も増やしていく予定です(*'ᴗ'*)
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
模倣・無断転載などは、ご遠慮ください。
ブログの小説はフィクションであり、登場人物・団体名などは全て架空です。
小説・純愛偏差値に関しましては、武家名・貴族名(程度による) / 及び、武官の階級 / 扇子・羽子板・花札・百人一首・紙飛行機などのアイテム使用方法の模倣の一切を禁じております。
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X @kigenzen1874
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けれど、去年から書き始めた小説によって、過去に書いてた小説も書き始め、ここに載せることにしたのです。
小説は、主に『時間と時間を繋ぐ恋の物語』と『妖精村と愉快な仲間たち』をメインに書いています。
現在は、中高生の武家・貴族・王族が過去を遡るジャンルはダークファンタジーの『純愛偏差値』という小説に力入れています。
純愛偏差値は私の人生を描いた自伝です。
終わることのない小説として書き続ける予定です。
純愛偏差値は今年100話を迎えました。
私にとって、はじめての長編です。キャラクターも気に入っています。
が、走り書きに走り書きしてしまったので、1話から書き直すことにしました。これまで書いたものは鍵付けて残しています。
元々このブログは病気の記録用として立ち上げたものですが、小説載せるようになってからは、ここは出来るだけ趣味的なことを綴りたいと思っております。
病気の記録や様々な思いを綴るブログは移転済みなのです。
ただ、今は日記は個人的な徒然、或いはお知らせとして綴ることが多いかと思います。
小説、ぼちぼちマイペースに書いてゆきます。
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小説・純愛偏差値に関しましては、武家名・貴族名(程度による) / 及び、武官の階級 / 扇子・羽子板・花札・百人一首・紙飛行機などのアイテム使用方法の模倣の一切を禁じております。
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〈資格履歴〉
2008年09月09日
→さし絵ライター3級 合格
2010年02月10日
→セルフ・カウンセリング
ステップ2 合格
2011年05月28日
→セルフ・カウンセリング
指導講師資格審査 合格
2012年10月25日
→環境カオリスタ検定 合格
2025年01月20日
→鉛筆デッサンマスター 合格
→絵画インストラクター 合格
2025年03月07日
→宝石鑑定アドバイザー 合格
→鉱石セラピスト 合格
2025年04月07日
→茶道アドバイザー 合格
→お点前インストラクター 合格
2025年04月17日
→着物マイスター 合格
→着付け方インストラクター 合格
2025年05月19日
→サイキックアドバイザー 合格
→サイキックヒーラー 合格
2025年07月01日
→アンガーカウンセラー 合格
→アンガーコントロール士 合格
2025年08月04日
→漢方コーディネーター 合格
→薬膳調整師 合格
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〈資格証明バナー〉

2008年09月09日
→さし絵ライター3級 合格
2010年02月10日
→セルフ・カウンセリング
ステップ2 合格
2011年05月28日
→セルフ・カウンセリング
指導講師資格審査 合格
2012年10月25日
→環境カオリスタ検定 合格
2025年01月20日
→鉛筆デッサンマスター 合格
→絵画インストラクター 合格
2025年03月07日
→宝石鑑定アドバイザー 合格
→鉱石セラピスト 合格
2025年04月07日
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→お点前インストラクター 合格
2025年04月17日
→着物マイスター 合格
→着付け方インストラクター 合格
2025年05月19日
→サイキックアドバイザー 合格
→サイキックヒーラー 合格
2025年07月01日
→アンガーカウンセラー 合格
→アンガーコントロール士 合格
2025年08月04日
→漢方コーディネーター 合格
→薬膳調整師 合格
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〈資格証明バナー〉

純愛偏差値 未来編 一人称版 15話
《ナミネ》
星空レストランに入った私たちは、セレナールさんの弟さんである落ち武者さんと知り合った。セレナールさんがカナエさんへの攻撃用に使っていた古い映像は落ち武者さんが提供していたらしい。
「ふーん、つまり強い者同士が結託して、姉さんを仲間外れにしてたってわけ?」
「ええ、みんな互いのパートナーと自分が助かればそこで終わり。私のことは見捨てるのよ!セルファ、あなたも見たでしょ?」
「ま、僕が持っている映像全てで判断すると、強い組のほうが、やや卑怯にも見えるけど?」
その時、料理が運ばれて来た。セナ王女とカラルリさん仲良くツーショットしてる。私とヨルクさんも写真を撮った。
「あ、せっかくカナエさんとアルフォンス王子も交際されたのですし、カップル日記しませんか?」
「カナエ、しよう」
「はい、アルフォンス王子様」
カナエさんとアルフォンス王子はカップル日記をダウンロードした。そして、私とヨルクさんの日記のフレンドになった。セナ王女のカップル日記を見ると『今朝からカラルリとラブリーしちゃいました♡今日は海に行くよ』って書いてある。交際当初の感情なんていつまでも続くわけじゃないのにさ。セナ王女って、こんなに世間知らずだっけ。
「ナミネ、取り皿に半分分けるね」
「イルカさん可哀想」
「うーん、じゃあ、イルカさんはナミネのところに入れるね」
「あんたら、恋人というより、まるで保護者と子供だな」
「何故、いちいち私に突っかかる」
ヨルクさんって、すぐに人の言葉に流されがちなんだよね。何もない時は優しいのに。
「あ、落ち武者さんは何年生ですか?」
「2年生だけど?」
「じゃあ、ヨルクさんと同じですね。転校して来るんですか?」
「そうだよー。妖精村学園の中等部、2年5組にね」
ヨルクさんと同じクラスだ。横を見るとヨルクさんは明らかいやそうな顔をしていた。
「ねえ、カナエ、見なさいよ!救われなかった時のカナエって笑えるわ!」
「やめるのです!セレナール!どうしてカナエばかりイジメるのですか!」
その時、セレナールさんの元に紙飛行機が落ちた。紙飛行機を開いたセレナールさんは顔が青ざめていた。
「平凡アルフォンス、あんた随分卑怯だな。もう十分に苦しんだ姉さんを拷問にかけるのかよ。男に尽くすカナエ、あんたも結界ごと姉さん閉じ込めるなんて犯罪レベルだからな?あの映像、カラーにして警察に持って行くことも出来るからな?」
「姉も姉なら弟も弟ですね!カナエは何も悪いことはしていません!セレナールはどうぞ、皇室で拷問を受けてください」
その時、今度はカナエさんのところに紙飛行機が落ちた。カナエさんは紙飛行機を開くなり立ち上がった。
「セレナール!卑怯です!」
「セレナールの拷問処分は解き、カナエを皇室にて中級武官による2時間の拷問に処する?ねえ、誰が皇帝陛下の決断を覆したの?」
紙飛行機を手にしていたのはセナ王女だった。またラルクだ。キクスケさんを動かしたんだ。
「ラルク、やりすぎだ」
「ヨルクお兄様はセレナール先輩はどうなってもいいと言うのですか?もし、ナミネが大勢の武官ごと結界に閉じ込められても間に合わなくても同じこと言えるんですか?」
ラルクの言葉にヨルクさんは黙り込んだ。ラルクは知っているのかな。あの武官たちは元々セレナールさんが送り込んだことを。
「でも、あの武官たちって、セレナールさんが送り込んだんですよね。セレナールさんは、いますラルクと幸せですし、カナエさんを攻撃するのはやめませんか?」
「ナミネは強いからそんなこと言えるのよ!弱い人の状況がどれだけ不利でどれだけ残酷か……。ラルク、ナミネにまで分かってもらえないの」
セレナールさんはラルクに縋りながら涙を零した。うーん、もう何が正しくて何が間違っているか分からなくなっちゃう。私はヨルクさんが分けたイルカカレーを食べた。
「セレナール先輩、もうカナエ先輩の拷問が決まったからいいではありませんか」
ふと見ると、ヨルクさんがカップル日記に私とのツーショットを投稿していた。
『星空レストランにて。
ナミネとイルカカレーをシェア。
ナミネ、今度は水族館のイルカさんを見に行こうね』
ヨルクさん……。
「あ、ヨルクさんは個人日記も書いているんですか?」
「うん、書いてるよ。写真同じだけど、文章長くして書いてる」
「そうですか。私はツーショットを個人日記に載せて、ラフなものをカップル日記に投稿しています」
そういえば、今頃ミナクさんとユメさんどうしているのだろう。ユメさん、無事かな。皇帝陛下の下した決断でカナエさん、すっかり落ち込んでる。皇帝陛下の決断は絶対だしな。
「ナミネ、髪伸びたね。伸ばしてたの?私はもう少し短くしたほうがいいと思うけど」
どうしてそんなこと言うの?けれど、セレナールさんを真似て伸ばしてるだなんて言えない。
「そうですか」
それにしても、タイミングが悪すぎる。ユメさんがミナクさんより、委員長と早く出会っていれば……。
「ねえ、ラルク、Make Loveは偽り!?、何年か止まっていたのに、突然最終話迎えたよね」
「そうだな。ユメさんには何がなんでもミナクお兄様と別れてもらわないとな」
「それって、作者は分からなくて現実世界で起きてる小説でしょ?」
セナ王女も読んでいたのか。ミステリーものだし、少し意外だけど、やっぱり七不思議みたいなことって、みんな気になるのだろうか。
「はい、キクスケさんが出てくる小説は現実で起きるんです」
「そういうの正直くだらない」
ヨルクさんって、いっつもそう。すぐ否定から入る。こういう時のヨルクさんはとても苦手だ。
「顔だけヨルク、あんたも読め!このブログで掲載してるからよ」
「私は、そのようなくだらない書物は読まない」
そう言いつつヨルクさんは、ブログにアクセスをし、Make Loveは偽り!?を読み始めた。
「ねえ、ラルク、やっぱりユメさんて、あのユメさんだよね。クラフさんは、どう考えても委員長だよね」
「だな。ユメさんと委員長を引き合わせないとまずいかもな」
「ふーん、そのユメってヤツ、どこにいんの?」
「昼過ぎまではいたんですが、別行動になりました」
でも、ユメさんが記憶を思い出すと混乱してしまうかもしれない。それでも、ユメさんは委員長と交際したほうがいいと思う。
その時、セレナールさんがカナエさんを引っぱたいた。
「姉さん、あんたもいい加減にしろよな」
落ち武者さんは扇子でセレナールさんをカナエさんから引き離した。その時にセレナールさんは転んでしまった。
「落ち武者さん、あなたはセレナール先輩の血縁者だから何も言いませんが、他の人がセレナール先輩に危害を加えたら容赦しません」
「あんたら、何があったわけ?」
「遠い前世、セレナールさんはラルクを庇って死んだんです」
「まるで、時間と時間を繋ぐ恋の物語だな」
「はい、ハルミ先生もショウゴ先生もハル院長もこの世界にいます」
そう、時間を急げ!は、時間と時間を繋ぐ恋の物語の続編だ。時間と時間を繋ぐ恋の物語にはキクスケさんは出てこないけど、時間を急げ!には出てくるのである。
「話変わりますが、今の時代、スーパーなどで買い物するとレジ袋の値段かかりますよね?皆さんエコバッグ持ってますか?」
「私、自分では買わないからエコバッグも持ってないわ」
そうだよね。セナ王女は別荘の使用人が何でもしてくれるもんね。私はたまにコンビニに行くから、そろそろエコバッグ必要かなあと思っている。
「カナエは買い物に行く時はエコバッグ3つ持って行ってます!」
「カナエって本当に女の子らしいよね。カナエいいお嫁さんになりそうだし、交際して良かった」
やっぱりカナエさんは買い出しのところからはじめてるんだ。そういえば、ヨルクさんも前に買い出しの後に会ったっけ。
「ナミネ、私もエコバッグ買おうか迷ってたところだから、今度一緒に見に行こうね」
ヨルクさんって交際してからやたら馴れ馴れしいけど、恋人ってこういうものなのだろうか。正直何だか慣れない。
「あ、はい」
「ねえ、今日誰か泊めてくんない?」
「何言ってるの、セルファ!家に帰るわよ!」
「あの、ナノハナ家に来ますか?」
「ナミネは私と交際してるのだから、他の男家に連れ込んじゃダメだからね」
え、どうして?告白の時はプライベートには一切干渉しないって言ってたのに。ヨルクさんのことは好きだけど、天使村のこと聞いたばかりだし正直気持ちが追いつかない。
「あ、ヨルク」
「副委員長!1人で来たの?」
噂には聞いていたけれど、2年生のマドンナと呼ばれるくらい綺麗な人。セレナールさんと同じくらい。赤茶色の長い髪を真ん中に分けてお団子アレンジしている。身長も高くスタイルもいい。ヨルクさんと並んだら画になりそう。
「ううん、委員長と……」
「え、委員長とは2人で会いたくなかったんじゃなかったの?」
「そうだけど……」
その時、委員長らしき人が後から来た。確かスバルさんだっけ。
「ヨルク、陰気なお前にも友達いたとはな」
「何故、私に突っかかる」
「行こう、副委員長」
スバルさんは半ば強引にマドンナさんを2つ隣のテーブルに連れて行った。けれど、スバルさんは10分ほどすると席を立った。マドンナさんは、またヨルクさんのところに来たのである。
「ヨルク、私帰りたくない」
「うーん、委員長と一緒に帰るのがいやならタクシーで帰ったほうがいいと思うよ」
「違うの。家にいるのが辛いの。毎日辛いの。ヨルク、助けて……」
私は何だかいやな予感がしていた。
「辛い理由ってあるの?」
「それが分からないの。分からないけど、辛いの、死にたいの」
どうしてわざわざヨルクさんに言うかなあ。ヨルクさん人を信じやすいし騙されやすいし、いつかの前世だって……。
私は、だんだんここにいづらくなっていた。
「そっか。だったら、クレナイ家来る?」
えっ、どうして、だってさっき……。
「顔だけヨルク、あんたさっき強気なナミネに他の男家に連れ込むなって言ったばかりだろ。なんで、あんたは何してもいいローカルルール作ってんだよ!」
「ねえ、それとこれとは全然違うよね?副委員長は困ってるんだよ?クラスメイトだし、助けてあげたい」
「あんた、彼女置き去りにすんのかよ!あんたの彼女への気持ちってその程度だったのかよ!」
そっか、ヨルクさんは私だけのヨルクさんじゃないんだ。私にはあれこれ命令するのに、自分は何してもいい身勝手な人だったんだ。ちょっと無理かな……。正直惨めになってきた。
「ヨルクがいいなら泊まらせてもらうわ」
ヨルクさんは私だけを好きなのかと思ってた。でも、実際は違う。どうしてだろう。涙が止まらない。ヨルクさんとは現世では別々の道を歩んだほうがいい気がしてきた。
「ヨルクさん、縁談は白紙に戻させてもらいます。マドンナさんと幸せになってください」
「ナミネ、泣き落としとかやめてくれる?正直そういうの脅迫。誰だって困ってる人を助けたいって思うでしょ?どうして分からないの?」
そっか。ヨルクさんてそういう人だったんだ。一見優しそうなフリして自分のことを第一に優先する人なんだ。
「縁談は白紙に戻します。行くよ、ラルク!」
私は泣きながらラルクの手を掴んでお店を出てタクシーでナノハナ家に帰って行った。
……
あとがき。
あー、せっかくナミネもヨルクとの前世を思い出して気持ちを確かめ合ったところなのに。
ちなみに、走り書きのほうでは、遊園地にタレリナも一緒に行って、ヨルクが勝手にタレリナをナノハナ家に誘うという設定でした。
果たしてナミネとヨルクはどうなっちゃうのだろう。
《ナミネ》
星空レストランに入った私たちは、セレナールさんの弟さんである落ち武者さんと知り合った。セレナールさんがカナエさんへの攻撃用に使っていた古い映像は落ち武者さんが提供していたらしい。
「ふーん、つまり強い者同士が結託して、姉さんを仲間外れにしてたってわけ?」
「ええ、みんな互いのパートナーと自分が助かればそこで終わり。私のことは見捨てるのよ!セルファ、あなたも見たでしょ?」
「ま、僕が持っている映像全てで判断すると、強い組のほうが、やや卑怯にも見えるけど?」
その時、料理が運ばれて来た。セナ王女とカラルリさん仲良くツーショットしてる。私とヨルクさんも写真を撮った。
「あ、せっかくカナエさんとアルフォンス王子も交際されたのですし、カップル日記しませんか?」
「カナエ、しよう」
「はい、アルフォンス王子様」
カナエさんとアルフォンス王子はカップル日記をダウンロードした。そして、私とヨルクさんの日記のフレンドになった。セナ王女のカップル日記を見ると『今朝からカラルリとラブリーしちゃいました♡今日は海に行くよ』って書いてある。交際当初の感情なんていつまでも続くわけじゃないのにさ。セナ王女って、こんなに世間知らずだっけ。
「ナミネ、取り皿に半分分けるね」
「イルカさん可哀想」
「うーん、じゃあ、イルカさんはナミネのところに入れるね」
「あんたら、恋人というより、まるで保護者と子供だな」
「何故、いちいち私に突っかかる」
ヨルクさんって、すぐに人の言葉に流されがちなんだよね。何もない時は優しいのに。
「あ、落ち武者さんは何年生ですか?」
「2年生だけど?」
「じゃあ、ヨルクさんと同じですね。転校して来るんですか?」
「そうだよー。妖精村学園の中等部、2年5組にね」
ヨルクさんと同じクラスだ。横を見るとヨルクさんは明らかいやそうな顔をしていた。
「ねえ、カナエ、見なさいよ!救われなかった時のカナエって笑えるわ!」
「やめるのです!セレナール!どうしてカナエばかりイジメるのですか!」
その時、セレナールさんの元に紙飛行機が落ちた。紙飛行機を開いたセレナールさんは顔が青ざめていた。
「平凡アルフォンス、あんた随分卑怯だな。もう十分に苦しんだ姉さんを拷問にかけるのかよ。男に尽くすカナエ、あんたも結界ごと姉さん閉じ込めるなんて犯罪レベルだからな?あの映像、カラーにして警察に持って行くことも出来るからな?」
「姉も姉なら弟も弟ですね!カナエは何も悪いことはしていません!セレナールはどうぞ、皇室で拷問を受けてください」
その時、今度はカナエさんのところに紙飛行機が落ちた。カナエさんは紙飛行機を開くなり立ち上がった。
「セレナール!卑怯です!」
「セレナールの拷問処分は解き、カナエを皇室にて中級武官による2時間の拷問に処する?ねえ、誰が皇帝陛下の決断を覆したの?」
紙飛行機を手にしていたのはセナ王女だった。またラルクだ。キクスケさんを動かしたんだ。
「ラルク、やりすぎだ」
「ヨルクお兄様はセレナール先輩はどうなってもいいと言うのですか?もし、ナミネが大勢の武官ごと結界に閉じ込められても間に合わなくても同じこと言えるんですか?」
ラルクの言葉にヨルクさんは黙り込んだ。ラルクは知っているのかな。あの武官たちは元々セレナールさんが送り込んだことを。
「でも、あの武官たちって、セレナールさんが送り込んだんですよね。セレナールさんは、いますラルクと幸せですし、カナエさんを攻撃するのはやめませんか?」
「ナミネは強いからそんなこと言えるのよ!弱い人の状況がどれだけ不利でどれだけ残酷か……。ラルク、ナミネにまで分かってもらえないの」
セレナールさんはラルクに縋りながら涙を零した。うーん、もう何が正しくて何が間違っているか分からなくなっちゃう。私はヨルクさんが分けたイルカカレーを食べた。
「セレナール先輩、もうカナエ先輩の拷問が決まったからいいではありませんか」
ふと見ると、ヨルクさんがカップル日記に私とのツーショットを投稿していた。
『星空レストランにて。
ナミネとイルカカレーをシェア。
ナミネ、今度は水族館のイルカさんを見に行こうね』
ヨルクさん……。
「あ、ヨルクさんは個人日記も書いているんですか?」
「うん、書いてるよ。写真同じだけど、文章長くして書いてる」
「そうですか。私はツーショットを個人日記に載せて、ラフなものをカップル日記に投稿しています」
そういえば、今頃ミナクさんとユメさんどうしているのだろう。ユメさん、無事かな。皇帝陛下の下した決断でカナエさん、すっかり落ち込んでる。皇帝陛下の決断は絶対だしな。
「ナミネ、髪伸びたね。伸ばしてたの?私はもう少し短くしたほうがいいと思うけど」
どうしてそんなこと言うの?けれど、セレナールさんを真似て伸ばしてるだなんて言えない。
「そうですか」
それにしても、タイミングが悪すぎる。ユメさんがミナクさんより、委員長と早く出会っていれば……。
「ねえ、ラルク、Make Loveは偽り!?、何年か止まっていたのに、突然最終話迎えたよね」
「そうだな。ユメさんには何がなんでもミナクお兄様と別れてもらわないとな」
「それって、作者は分からなくて現実世界で起きてる小説でしょ?」
セナ王女も読んでいたのか。ミステリーものだし、少し意外だけど、やっぱり七不思議みたいなことって、みんな気になるのだろうか。
「はい、キクスケさんが出てくる小説は現実で起きるんです」
「そういうの正直くだらない」
ヨルクさんって、いっつもそう。すぐ否定から入る。こういう時のヨルクさんはとても苦手だ。
「顔だけヨルク、あんたも読め!このブログで掲載してるからよ」
「私は、そのようなくだらない書物は読まない」
そう言いつつヨルクさんは、ブログにアクセスをし、Make Loveは偽り!?を読み始めた。
「ねえ、ラルク、やっぱりユメさんて、あのユメさんだよね。クラフさんは、どう考えても委員長だよね」
「だな。ユメさんと委員長を引き合わせないとまずいかもな」
「ふーん、そのユメってヤツ、どこにいんの?」
「昼過ぎまではいたんですが、別行動になりました」
でも、ユメさんが記憶を思い出すと混乱してしまうかもしれない。それでも、ユメさんは委員長と交際したほうがいいと思う。
その時、セレナールさんがカナエさんを引っぱたいた。
「姉さん、あんたもいい加減にしろよな」
落ち武者さんは扇子でセレナールさんをカナエさんから引き離した。その時にセレナールさんは転んでしまった。
「落ち武者さん、あなたはセレナール先輩の血縁者だから何も言いませんが、他の人がセレナール先輩に危害を加えたら容赦しません」
「あんたら、何があったわけ?」
「遠い前世、セレナールさんはラルクを庇って死んだんです」
「まるで、時間と時間を繋ぐ恋の物語だな」
「はい、ハルミ先生もショウゴ先生もハル院長もこの世界にいます」
そう、時間を急げ!は、時間と時間を繋ぐ恋の物語の続編だ。時間と時間を繋ぐ恋の物語にはキクスケさんは出てこないけど、時間を急げ!には出てくるのである。
「話変わりますが、今の時代、スーパーなどで買い物するとレジ袋の値段かかりますよね?皆さんエコバッグ持ってますか?」
「私、自分では買わないからエコバッグも持ってないわ」
そうだよね。セナ王女は別荘の使用人が何でもしてくれるもんね。私はたまにコンビニに行くから、そろそろエコバッグ必要かなあと思っている。
「カナエは買い物に行く時はエコバッグ3つ持って行ってます!」
「カナエって本当に女の子らしいよね。カナエいいお嫁さんになりそうだし、交際して良かった」
やっぱりカナエさんは買い出しのところからはじめてるんだ。そういえば、ヨルクさんも前に買い出しの後に会ったっけ。
「ナミネ、私もエコバッグ買おうか迷ってたところだから、今度一緒に見に行こうね」
ヨルクさんって交際してからやたら馴れ馴れしいけど、恋人ってこういうものなのだろうか。正直何だか慣れない。
「あ、はい」
「ねえ、今日誰か泊めてくんない?」
「何言ってるの、セルファ!家に帰るわよ!」
「あの、ナノハナ家に来ますか?」
「ナミネは私と交際してるのだから、他の男家に連れ込んじゃダメだからね」
え、どうして?告白の時はプライベートには一切干渉しないって言ってたのに。ヨルクさんのことは好きだけど、天使村のこと聞いたばかりだし正直気持ちが追いつかない。
「あ、ヨルク」
「副委員長!1人で来たの?」
噂には聞いていたけれど、2年生のマドンナと呼ばれるくらい綺麗な人。セレナールさんと同じくらい。赤茶色の長い髪を真ん中に分けてお団子アレンジしている。身長も高くスタイルもいい。ヨルクさんと並んだら画になりそう。
「ううん、委員長と……」
「え、委員長とは2人で会いたくなかったんじゃなかったの?」
「そうだけど……」
その時、委員長らしき人が後から来た。確かスバルさんだっけ。
「ヨルク、陰気なお前にも友達いたとはな」
「何故、私に突っかかる」
「行こう、副委員長」
スバルさんは半ば強引にマドンナさんを2つ隣のテーブルに連れて行った。けれど、スバルさんは10分ほどすると席を立った。マドンナさんは、またヨルクさんのところに来たのである。
「ヨルク、私帰りたくない」
「うーん、委員長と一緒に帰るのがいやならタクシーで帰ったほうがいいと思うよ」
「違うの。家にいるのが辛いの。毎日辛いの。ヨルク、助けて……」
私は何だかいやな予感がしていた。
「辛い理由ってあるの?」
「それが分からないの。分からないけど、辛いの、死にたいの」
どうしてわざわざヨルクさんに言うかなあ。ヨルクさん人を信じやすいし騙されやすいし、いつかの前世だって……。
私は、だんだんここにいづらくなっていた。
「そっか。だったら、クレナイ家来る?」
えっ、どうして、だってさっき……。
「顔だけヨルク、あんたさっき強気なナミネに他の男家に連れ込むなって言ったばかりだろ。なんで、あんたは何してもいいローカルルール作ってんだよ!」
「ねえ、それとこれとは全然違うよね?副委員長は困ってるんだよ?クラスメイトだし、助けてあげたい」
「あんた、彼女置き去りにすんのかよ!あんたの彼女への気持ちってその程度だったのかよ!」
そっか、ヨルクさんは私だけのヨルクさんじゃないんだ。私にはあれこれ命令するのに、自分は何してもいい身勝手な人だったんだ。ちょっと無理かな……。正直惨めになってきた。
「ヨルクがいいなら泊まらせてもらうわ」
ヨルクさんは私だけを好きなのかと思ってた。でも、実際は違う。どうしてだろう。涙が止まらない。ヨルクさんとは現世では別々の道を歩んだほうがいい気がしてきた。
「ヨルクさん、縁談は白紙に戻させてもらいます。マドンナさんと幸せになってください」
「ナミネ、泣き落としとかやめてくれる?正直そういうの脅迫。誰だって困ってる人を助けたいって思うでしょ?どうして分からないの?」
そっか。ヨルクさんてそういう人だったんだ。一見優しそうなフリして自分のことを第一に優先する人なんだ。
「縁談は白紙に戻します。行くよ、ラルク!」
私は泣きながらラルクの手を掴んでお店を出てタクシーでナノハナ家に帰って行った。
……
あとがき。
あー、せっかくナミネもヨルクとの前世を思い出して気持ちを確かめ合ったところなのに。
ちなみに、走り書きのほうでは、遊園地にタレリナも一緒に行って、ヨルクが勝手にタレリナをナノハナ家に誘うという設定でした。
果たしてナミネとヨルクはどうなっちゃうのだろう。
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