日常のこととかオリジナル小説のこととか。
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ashita
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地主(土地貸してます)
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漫画やアニメを見るのが好きです。最推しはフーディーニ ♡
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ブログ、もう書かないと思ってました。
けれど、去年から書き始めた小説によって、過去に書いてた小説も書き始め、ここに載せることにしたのです。
小説は、主に『時間と時間を繋ぐ恋の物語』と『妖精村と愉快な仲間たち』をメインに書いています。
現在は、中高生の武家・貴族・王族が過去を遡るジャンルはダークファンタジーの『純愛偏差値』という小説に力入れています。
純愛偏差値は私の人生を描いた自伝です。
終わることのない小説として書き続ける予定です。
純愛偏差値は今年100話を迎えました。
私にとって、はじめての長編です。キャラクターも気に入っています。
が、走り書きに走り書きしてしまったので、1話から書き直すことにしました。これまで書いたものは鍵付けて残しています。
元々このブログは病気の記録用として立ち上げたものですが、小説載せるようになってからは、ここは出来るだけ趣味的なことを綴りたいと思っております。
病気の記録や様々な思いを綴るブログは移転済みなのです。
ただ、今は日記は個人的な徒然、或いはお知らせとして綴ることが多いかと思います。
小説、ぼちぼちマイペースに書いてゆきます。
よろしくお願い致します。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
お知らせ。
イラストは現在「ナノハナ家の日常」に載せております。サイドバーにリンクあります。
また、「カラクリよろずや」にて無料のフリーイラスト素材配布もはじめました✩.*˚
フリーイラスト素材も増やしていく予定です(*'ᴗ'*)
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
模倣・無断転載などは、ご遠慮ください。
ブログの小説はフィクションであり、登場人物・団体名などは全て架空です。
小説・純愛偏差値に関しましては、武家名・貴族名(程度による) / 及び、武官の階級 / 扇子・羽子板・花札・百人一首・紙飛行機などのアイテム使用方法の模倣の一切を禁じております。
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X @kigenzen1874
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けれど、去年から書き始めた小説によって、過去に書いてた小説も書き始め、ここに載せることにしたのです。
小説は、主に『時間と時間を繋ぐ恋の物語』と『妖精村と愉快な仲間たち』をメインに書いています。
現在は、中高生の武家・貴族・王族が過去を遡るジャンルはダークファンタジーの『純愛偏差値』という小説に力入れています。
純愛偏差値は私の人生を描いた自伝です。
終わることのない小説として書き続ける予定です。
純愛偏差値は今年100話を迎えました。
私にとって、はじめての長編です。キャラクターも気に入っています。
が、走り書きに走り書きしてしまったので、1話から書き直すことにしました。これまで書いたものは鍵付けて残しています。
元々このブログは病気の記録用として立ち上げたものですが、小説載せるようになってからは、ここは出来るだけ趣味的なことを綴りたいと思っております。
病気の記録や様々な思いを綴るブログは移転済みなのです。
ただ、今は日記は個人的な徒然、或いはお知らせとして綴ることが多いかと思います。
小説、ぼちぼちマイペースに書いてゆきます。
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小説・純愛偏差値に関しましては、武家名・貴族名(程度による) / 及び、武官の階級 / 扇子・羽子板・花札・百人一首・紙飛行機などのアイテム使用方法の模倣の一切を禁じております。
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〈資格履歴〉
2008年09月09日
→さし絵ライター3級 合格
2010年02月10日
→セルフ・カウンセリング
ステップ2 合格
2011年05月28日
→セルフ・カウンセリング
指導講師資格審査 合格
2012年10月25日
→環境カオリスタ検定 合格
2025年01月20日
→鉛筆デッサンマスター 合格
→絵画インストラクター 合格
2025年03月07日
→宝石鑑定アドバイザー 合格
→鉱石セラピスト 合格
2025年04月07日
→茶道アドバイザー 合格
→お点前インストラクター 合格
2025年04月17日
→着物マイスター 合格
→着付け方インストラクター 合格
2025年05月19日
→サイキックアドバイザー 合格
→サイキックヒーラー 合格
2025年07月01日
→アンガーカウンセラー 合格
→アンガーコントロール士 合格
2025年08月04日
→漢方コーディネーター 合格
→薬膳調整師 合格
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〈資格証明バナー〉

2008年09月09日
→さし絵ライター3級 合格
2010年02月10日
→セルフ・カウンセリング
ステップ2 合格
2011年05月28日
→セルフ・カウンセリング
指導講師資格審査 合格
2012年10月25日
→環境カオリスタ検定 合格
2025年01月20日
→鉛筆デッサンマスター 合格
→絵画インストラクター 合格
2025年03月07日
→宝石鑑定アドバイザー 合格
→鉱石セラピスト 合格
2025年04月07日
→茶道アドバイザー 合格
→お点前インストラクター 合格
2025年04月17日
→着物マイスター 合格
→着付け方インストラクター 合格
2025年05月19日
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→サイキックヒーラー 合格
2025年07月01日
→アンガーカウンセラー 合格
→アンガーコントロール士 合格
2025年08月04日
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→薬膳調整師 合格
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〈資格証明バナー〉

純愛偏差値 未来編 一人称版 10話
《ヨルク》
私はナミネのことがずっと好きだった。いくつもの前世で想いは届かなかったが、今この瞬間、やっとナミネと交際することが出来た。
片想いだと思っていたけれど、ナミネも完全に私に気持ちがないわけではないようだし、ナミネには少しずつ私のことを好きになってもらえばいい。そう思っている。
小さい頃から妹のようにずっと可愛がってきたナミネ。中学生になって、すっかり大人っぽくなって、髪を下ろしたドレス姿なんか可愛くて可愛くて仕方がない。出来ることなら今すぐ抱き締めたい。
ナミネとのカップル日記もすることが出来たし、ナミネも投稿してくれて、ナミネと1つのことを共有出来るのは本当に嬉しい限りである。
「ねえ、アルフォンス、カップル日記くらいしてあげてもいいじゃない。これじゃあ、ユメさんが可哀想だわ!」
「交際しているからといって、何もみんなと同じことをしなければいけないわけではないだろう」
アルフォンス王子はユメさんを好きではないということか。だったら、何故交際などしている。これではユメさんに失礼だ。私はアルフォンス王子を疑った。
ナミネはカップル日記の他のメンバーの投稿を見ているようだ。私も見てみた。
セレナールさんはラルクとのツーショットを投稿していた。
『大好きなラルクとの食事会』
セナ王女もカラルリさんとのツーショットを投稿している。
『カップル日記をはじめてみた。
カラルリとは最近交際しはじめた。
50本の薔薇の花束とダイヤモンドのネックレスをくれて幸せ。カラルリとはいつかの前世でも交際していたし、その時も50本の薔薇の花束をくれた。運命を感じる。
カラルリとは一生離れない』
カラルリさんは料理を投稿していた。
『セナさんとは一目惚れで交際した。
セナさんを見ていると常にドキドキするし、この気持ちは一生変わらないだろう。
私はセナさんん大切にすると誓う』
本当にカップル日記に書いてあることが実現されればいいのだが。私は現世でも、『時間が経てば飽きてくるというか、だんだん交際当初の気持ちが薄らいで、ちょっと倦怠期』と言っているクラスメイトもいる。人は、時間が経ち親睦を深めたら恋から愛に変わるなどと戯言を言うが、結局のところ、自分がどうしたいかではないだろうか。
相手のいい面を見て好きになり交際しても、近い存在になるからこそ、相手のいやな面も知ることになる。それを上手く受け止め、互いの欠けている部分を補い合ったり支え合いながらも好き合うから交際というものは長続きするものだと思う。
そのためには、強い心が必要になってくる。
私は決してナミネを手放したりはしない。
やっとの思いで交際まで交際まで辿り着けたのに、手放せるわけがない。
「私も交際してるならカップル日記くらいしてあげてもいいと思うんです。好きだから2人で1つのことを共有したくなりませんか?好きだから2人の想い出を残したくありませんか?」
「あのさ、ナミネはそれでいいかもしれないけど、私はいやだからやらない。人のこととやかく言わないでくれる?」
「すみません……ユメさんが可哀想だったもので……」
「カップル日記1つやらないなんて、本当に好きなのかしら?私はアルフォンス王子がユメさんを好きなふうには見えません!」
このメンバーのことは殆ど知らないが、みんな個性が溢れているというか、何となく、強者と弱者に別れているような気がする。
「ラルク、はい、あーん」
「カラルリ、はい、あーん」
ラルクはセレナールさんが口元に持っていった料理を嬉しそうに食べていた。弟のデレデレしているところを見ていると情けなくなる。けれど、ラルクのほうが強いし、私がどれだけ訓練をしてもラルクに届かないのは確か。
その時、ナミネが無言でハンバーグをそのまま私の口に詰め込んだ。私は思わずむせた。
「ナミネ、一気に詰め込まないで」
「はい」
ナミネはセナ王女とセレナールさんを真似たのだろうか。だとしたら嬉しいが、いざ交際してみると、ナミネのことがよく分からない。1番知っているはずなのに、分からなくなってしまうのだ。
「ねえ、もう帰らない?ユメさんとアルフォンス王子のゴタゴタに巻き込まれるのはごめんだし……」
セレナールさんはこんなに強気な人なのだろうか。それとも、バックにラルクが着いているからか?
「そうね、私も2人で話し合うしかないと思うわ」
セレナールさんとセナ王女は立ち上がった。
「待ってよ!みんなで私を助けてよ!」
ユメさんはずっと泣いていた。
「ねえ、どうする?ラルク」
その瞬間、私は、『何故ラルクに聞く』という言葉を必死に抑えた。せっかくナミネと交際出来たのにつまらぬ嫉妬で水の泡にさせるわけにはいかない。
「2人で話し合うしかないな。他者が何言ってもどうせ聞かないだろ」
「私だったらいやだな。交際してるのに、こうまでも意見が食い違って泣く羽目になるだなんて」
「仕方ないだろ!明らかアルフォンス王子はユメさんのこと好きじゃないんだしさ」
「ナミネ、私はちゃんとナミネの意見聞くし、極力ナミネに寄り添いたいと思ってる」
「はい」
私の思いはちゃんと伝わったのだろうか。私はナミネを悲しませたくないし、ナミネを心から幸せにしたいと思っている。
その時、デザートが運ばれて来た。
セナ王女とカラルリさん、セレナールさんとラルクはデザートと共にツーショットを撮っている。
「ナミネ、私たちも撮ろうか」
「はい」
私とナミネもデザートと共にツーショットを撮った。私はナミネとのツーショットを待ち受けにすると共に、カップル日記に投稿をした。すると先にナミネの投稿があった。
『デザートを撮るヨルクさん』
「ナミネ、ツーショットはどうしてるの?」
「個人日記に投稿しています」
「そっか」
私は少し安心した。ナミネは私とのツーショットなどいらないのかと思っていた。けれど、ナミネはちゃんと綴ってくれていたんだ。
セナ王女もカラルリさんとのツーショットを投稿していた。
『いつまでもラブラブ』
「ナミネ、半分ずつ分けようか」
「はい」
私はケーキを半分ずつ分けて互いのお皿に載せた。ナミネは美味しそうにケーキを食べていた。可愛すぎる。どうしようもなくナミネが愛おしい。
「ねえ、ラルク、ユメさんとアルフォンス王子だけここで話し合ってもらって他のメンバーは移動しない?」
「そうだな。もうデザートも食べ終わったし、動けるメンバーだけでも移動すっか」
ユメさん、カラン王子、カナエさん以外は立ち上がった。
「確かにユメさんとアルフォンス王子様の問題であることは変わりません。けれど、カナエは泣いているユメさんを放っておいて、幸せな人だけ先に行くのは間違っていると思うのです。ユメさんが悲しんでいるなら、せめて傍にいてあげませんか?」
「あら、カナエ。いい子ぶっちゃって。毎回毎回、何かあれば私の救出は後回し。あの時、カナエとアルフォンス王子に別れてと叫んでも、あなたたちは私を捨てたじゃない!」
セレナールさんはカナエさんに水をかけた。
「セレナール、やめるのです!カナエはセレナールを助けました!どうしてカナエを恨むのですか!」
「私は毎回このメンバーで集まっては、みんなのイジメの対象にされていた。本当に苦痛で仕方なかったわ!何度訴えても分かってもらえないし、みんなで私を無視するし、悪者にするし。あの時、カナエがアルフォンス王子と別れなかった時点でカナエは卑怯なのよ!ねえ、この時のカナエ、笑えるわ」
セレナールさんはカナエさんに何やら映像を見せているようだった。私のところからは何の映像かよく分からなかった。けれど、カナエさんの叫び声が聞こえてきていた。
「やめるのです!カナエをイジメないでください!」
「こっちのセリフよ!あの時、アルフォンス王子と別れてくれれば私は、あんなふうにはなっていなかったわ!カナエ、よーく見なさい!これが救われないあなたの姿よ!」
その瞬間、カナエさんはセレナールさんを引っぱたいた。ナミネは無言で私の袖を掴んだ。
「ナミネ、今揉めているし、座ってようね」
けれど、ナミネは首を横に振った。そして、ラルクは2つの扇子を重ね合わせパチンと鳴らせた。
「カナエ先輩、今何しました?」
「ラルク、落ち着いて。先にカナエさんに水かけたのはセレナールさんだよ」
「ラルク!カナエはいやなもの見せられました!」
「聞いていると、みんなグルだったわけですね。3分与えます。カナエ先輩を説得してください。説得し切れなければ、セレナール先輩が所有している裏切りの証拠をセイさんのお母様に見せます」
「待って!母さんは関係ないわ!」
「僕は説得してと言っています。ナミネ、3分で説得しきれなければセイさんの家に電話しろ!」
「分かったよ、ラルク」
私は目の前で起きていることが全く分からなかった。たかが、痴話喧嘩で、親を呼び出す?正直くだらない。それを自分の弟がしようとしているだなんて、私は弟の性格さえも知らなかったのか。
もうため息しか出なかった。
「ラルク、何言ってるの?ちょっとした喧嘩じゃない。どうしてセイさんの家に電話するとか言うの?」
「ナミネ、ヨルクお兄様を黙らせろ」
「ヨルクさん、今のラルクに何を言っても届きません。ラルクはセレナールさんに危害が及ぶと前が見えなくなるのです」
「ナミネはラルクの言いなりなの?くだらない」
その瞬間、私はラルクの扇子の操作によって、隣の机にぶつかり、机が倒れ、料理が全部台無しになってしまったのだ。
私が立ち上がると私の前にナミネがいた。
「申し訳ありません。ご注文した料理は再度注文し、お代はこちらで払いますので、どうかお許しください」
「こんなことされて許せるわけないわ!」
隣のテーブル客はナミネを突き飛ばしたが、ナミネは縦に向けた扇子を床に付けるとバランスを取った。
「あの、ぶつかったのは私なのでここのお代は私が支払います。彼女には手を出さないでください」
「はあ?謝って済む問題かよ!」
ラルクの行動で完全にキレてしまった客は私を殴ろうとしたが、ナミネが扇子で止めた。そして、ナミネは扇子で客の肩を叩いた。客は身体に痛みが走ったのかその場に蹲った。
「お代は支払うと言っているでしょう!これ以上暴力行為をしようものなら、もうお代も支払いません!」
「わ、分かった!お代だけ支払ってくれればそれでいい!」
私は、客にお代を支払った。
「行きましょう、ヨルクさん」
「待って!こんなの間違ってる!ナミネはラルクの言うことなら何でも聞くの?それ対等じゃないよね?」
「対等かそうでないかではありません!セレナールさんがアルフォンス王子に突き飛ばされた時、ラルクはカラルリさんとアルフォンス王子を300m上の崖から突き落とそうとしました。ラルクが本気で怒れば誰も手が付けられないんです」
私は頭が真っ白になった。いつも人より何倍も余裕のあるラルクがセレナールさんのこととなれば、手がつけられなくなるだなんて。とてもじゃないけど、信じられなかったのである。
「時間切れです。ナミネ、セイさんの家に電話かけろ!」
「ラルク、1度だけ許してあげて」
「ナミネがかけないなら僕がかける」
私がラルクから携帯を奪い取ろうとした時、コノハ家の長女であるレイカさんがラルクの携帯を奪い取った。
「何してるのかしら?」
「レイカさん、セレナールからカナエに水をかけて、カナエが見たくない映像を見せてカナエがセレナールを叩くとラルクが激怒したんだ」
カラルリさんは訴えかけた。
「あんたたち本当馬鹿ね」
「僕はまだ許してません!」
ラルクが花札を取り出した瞬間、ラルクはレイカさんによって拘束された。一瞬の出来事だった。正直、レイカさんの動きは目に追えなかった。噂には聞いていたものの、レイカさんの右に出るものはいないと言うのは本当だろうか。
ナミネは泣きながらラルクを抱き締めた。
「ラルク、死ぬ時は一緒だよ。でも、セレナールさんは生きてる。生きてるんだよ。私がラルクを守るから、もう気を張り詰めないで」
「ナミネ、悪かった。突然頭に血が上ってどうにも出来なかった」
「ラルク、私はラルクを愛してるよ。世界に2人だけになってもラルクと生き延びるよ」
ナミネはラルクの拘束を解いた。私は咄嗟に嫉妬したが、ナミネとラルクの間には愛情以上の何かがある。何かは分からないけど、私はこの時はじめてナミネとラルクの正確な関係を知ったかもしれない。
「あんたたち、仲良くするのよ」
そう言い残し、レイカさんは去って行った。また、ユメさんとアルフォンス王子のことはカナエさんの説得でアルフォンス王子が折れ、カップル日記をすることとなった。
……
あとがき。
率直に時間軸の部分だけ書き直しました。
カップル日記もセナたちが転校してから1年後にはじめるのですが、一人称版ではセナとカラルリが付き合ってすぐのほうが効率いいかと思ったのです。
色々変わることは多々ありますが、それでも純愛偏差値です。頑張って書いていきます。
《ヨルク》
私はナミネのことがずっと好きだった。いくつもの前世で想いは届かなかったが、今この瞬間、やっとナミネと交際することが出来た。
片想いだと思っていたけれど、ナミネも完全に私に気持ちがないわけではないようだし、ナミネには少しずつ私のことを好きになってもらえばいい。そう思っている。
小さい頃から妹のようにずっと可愛がってきたナミネ。中学生になって、すっかり大人っぽくなって、髪を下ろしたドレス姿なんか可愛くて可愛くて仕方がない。出来ることなら今すぐ抱き締めたい。
ナミネとのカップル日記もすることが出来たし、ナミネも投稿してくれて、ナミネと1つのことを共有出来るのは本当に嬉しい限りである。
「ねえ、アルフォンス、カップル日記くらいしてあげてもいいじゃない。これじゃあ、ユメさんが可哀想だわ!」
「交際しているからといって、何もみんなと同じことをしなければいけないわけではないだろう」
アルフォンス王子はユメさんを好きではないということか。だったら、何故交際などしている。これではユメさんに失礼だ。私はアルフォンス王子を疑った。
ナミネはカップル日記の他のメンバーの投稿を見ているようだ。私も見てみた。
セレナールさんはラルクとのツーショットを投稿していた。
『大好きなラルクとの食事会』
セナ王女もカラルリさんとのツーショットを投稿している。
『カップル日記をはじめてみた。
カラルリとは最近交際しはじめた。
50本の薔薇の花束とダイヤモンドのネックレスをくれて幸せ。カラルリとはいつかの前世でも交際していたし、その時も50本の薔薇の花束をくれた。運命を感じる。
カラルリとは一生離れない』
カラルリさんは料理を投稿していた。
『セナさんとは一目惚れで交際した。
セナさんを見ていると常にドキドキするし、この気持ちは一生変わらないだろう。
私はセナさんん大切にすると誓う』
本当にカップル日記に書いてあることが実現されればいいのだが。私は現世でも、『時間が経てば飽きてくるというか、だんだん交際当初の気持ちが薄らいで、ちょっと倦怠期』と言っているクラスメイトもいる。人は、時間が経ち親睦を深めたら恋から愛に変わるなどと戯言を言うが、結局のところ、自分がどうしたいかではないだろうか。
相手のいい面を見て好きになり交際しても、近い存在になるからこそ、相手のいやな面も知ることになる。それを上手く受け止め、互いの欠けている部分を補い合ったり支え合いながらも好き合うから交際というものは長続きするものだと思う。
そのためには、強い心が必要になってくる。
私は決してナミネを手放したりはしない。
やっとの思いで交際まで交際まで辿り着けたのに、手放せるわけがない。
「私も交際してるならカップル日記くらいしてあげてもいいと思うんです。好きだから2人で1つのことを共有したくなりませんか?好きだから2人の想い出を残したくありませんか?」
「あのさ、ナミネはそれでいいかもしれないけど、私はいやだからやらない。人のこととやかく言わないでくれる?」
「すみません……ユメさんが可哀想だったもので……」
「カップル日記1つやらないなんて、本当に好きなのかしら?私はアルフォンス王子がユメさんを好きなふうには見えません!」
このメンバーのことは殆ど知らないが、みんな個性が溢れているというか、何となく、強者と弱者に別れているような気がする。
「ラルク、はい、あーん」
「カラルリ、はい、あーん」
ラルクはセレナールさんが口元に持っていった料理を嬉しそうに食べていた。弟のデレデレしているところを見ていると情けなくなる。けれど、ラルクのほうが強いし、私がどれだけ訓練をしてもラルクに届かないのは確か。
その時、ナミネが無言でハンバーグをそのまま私の口に詰め込んだ。私は思わずむせた。
「ナミネ、一気に詰め込まないで」
「はい」
ナミネはセナ王女とセレナールさんを真似たのだろうか。だとしたら嬉しいが、いざ交際してみると、ナミネのことがよく分からない。1番知っているはずなのに、分からなくなってしまうのだ。
「ねえ、もう帰らない?ユメさんとアルフォンス王子のゴタゴタに巻き込まれるのはごめんだし……」
セレナールさんはこんなに強気な人なのだろうか。それとも、バックにラルクが着いているからか?
「そうね、私も2人で話し合うしかないと思うわ」
セレナールさんとセナ王女は立ち上がった。
「待ってよ!みんなで私を助けてよ!」
ユメさんはずっと泣いていた。
「ねえ、どうする?ラルク」
その瞬間、私は、『何故ラルクに聞く』という言葉を必死に抑えた。せっかくナミネと交際出来たのにつまらぬ嫉妬で水の泡にさせるわけにはいかない。
「2人で話し合うしかないな。他者が何言ってもどうせ聞かないだろ」
「私だったらいやだな。交際してるのに、こうまでも意見が食い違って泣く羽目になるだなんて」
「仕方ないだろ!明らかアルフォンス王子はユメさんのこと好きじゃないんだしさ」
「ナミネ、私はちゃんとナミネの意見聞くし、極力ナミネに寄り添いたいと思ってる」
「はい」
私の思いはちゃんと伝わったのだろうか。私はナミネを悲しませたくないし、ナミネを心から幸せにしたいと思っている。
その時、デザートが運ばれて来た。
セナ王女とカラルリさん、セレナールさんとラルクはデザートと共にツーショットを撮っている。
「ナミネ、私たちも撮ろうか」
「はい」
私とナミネもデザートと共にツーショットを撮った。私はナミネとのツーショットを待ち受けにすると共に、カップル日記に投稿をした。すると先にナミネの投稿があった。
『デザートを撮るヨルクさん』
「ナミネ、ツーショットはどうしてるの?」
「個人日記に投稿しています」
「そっか」
私は少し安心した。ナミネは私とのツーショットなどいらないのかと思っていた。けれど、ナミネはちゃんと綴ってくれていたんだ。
セナ王女もカラルリさんとのツーショットを投稿していた。
『いつまでもラブラブ』
「ナミネ、半分ずつ分けようか」
「はい」
私はケーキを半分ずつ分けて互いのお皿に載せた。ナミネは美味しそうにケーキを食べていた。可愛すぎる。どうしようもなくナミネが愛おしい。
「ねえ、ラルク、ユメさんとアルフォンス王子だけここで話し合ってもらって他のメンバーは移動しない?」
「そうだな。もうデザートも食べ終わったし、動けるメンバーだけでも移動すっか」
ユメさん、カラン王子、カナエさん以外は立ち上がった。
「確かにユメさんとアルフォンス王子様の問題であることは変わりません。けれど、カナエは泣いているユメさんを放っておいて、幸せな人だけ先に行くのは間違っていると思うのです。ユメさんが悲しんでいるなら、せめて傍にいてあげませんか?」
「あら、カナエ。いい子ぶっちゃって。毎回毎回、何かあれば私の救出は後回し。あの時、カナエとアルフォンス王子に別れてと叫んでも、あなたたちは私を捨てたじゃない!」
セレナールさんはカナエさんに水をかけた。
「セレナール、やめるのです!カナエはセレナールを助けました!どうしてカナエを恨むのですか!」
「私は毎回このメンバーで集まっては、みんなのイジメの対象にされていた。本当に苦痛で仕方なかったわ!何度訴えても分かってもらえないし、みんなで私を無視するし、悪者にするし。あの時、カナエがアルフォンス王子と別れなかった時点でカナエは卑怯なのよ!ねえ、この時のカナエ、笑えるわ」
セレナールさんはカナエさんに何やら映像を見せているようだった。私のところからは何の映像かよく分からなかった。けれど、カナエさんの叫び声が聞こえてきていた。
「やめるのです!カナエをイジメないでください!」
「こっちのセリフよ!あの時、アルフォンス王子と別れてくれれば私は、あんなふうにはなっていなかったわ!カナエ、よーく見なさい!これが救われないあなたの姿よ!」
その瞬間、カナエさんはセレナールさんを引っぱたいた。ナミネは無言で私の袖を掴んだ。
「ナミネ、今揉めているし、座ってようね」
けれど、ナミネは首を横に振った。そして、ラルクは2つの扇子を重ね合わせパチンと鳴らせた。
「カナエ先輩、今何しました?」
「ラルク、落ち着いて。先にカナエさんに水かけたのはセレナールさんだよ」
「ラルク!カナエはいやなもの見せられました!」
「聞いていると、みんなグルだったわけですね。3分与えます。カナエ先輩を説得してください。説得し切れなければ、セレナール先輩が所有している裏切りの証拠をセイさんのお母様に見せます」
「待って!母さんは関係ないわ!」
「僕は説得してと言っています。ナミネ、3分で説得しきれなければセイさんの家に電話しろ!」
「分かったよ、ラルク」
私は目の前で起きていることが全く分からなかった。たかが、痴話喧嘩で、親を呼び出す?正直くだらない。それを自分の弟がしようとしているだなんて、私は弟の性格さえも知らなかったのか。
もうため息しか出なかった。
「ラルク、何言ってるの?ちょっとした喧嘩じゃない。どうしてセイさんの家に電話するとか言うの?」
「ナミネ、ヨルクお兄様を黙らせろ」
「ヨルクさん、今のラルクに何を言っても届きません。ラルクはセレナールさんに危害が及ぶと前が見えなくなるのです」
「ナミネはラルクの言いなりなの?くだらない」
その瞬間、私はラルクの扇子の操作によって、隣の机にぶつかり、机が倒れ、料理が全部台無しになってしまったのだ。
私が立ち上がると私の前にナミネがいた。
「申し訳ありません。ご注文した料理は再度注文し、お代はこちらで払いますので、どうかお許しください」
「こんなことされて許せるわけないわ!」
隣のテーブル客はナミネを突き飛ばしたが、ナミネは縦に向けた扇子を床に付けるとバランスを取った。
「あの、ぶつかったのは私なのでここのお代は私が支払います。彼女には手を出さないでください」
「はあ?謝って済む問題かよ!」
ラルクの行動で完全にキレてしまった客は私を殴ろうとしたが、ナミネが扇子で止めた。そして、ナミネは扇子で客の肩を叩いた。客は身体に痛みが走ったのかその場に蹲った。
「お代は支払うと言っているでしょう!これ以上暴力行為をしようものなら、もうお代も支払いません!」
「わ、分かった!お代だけ支払ってくれればそれでいい!」
私は、客にお代を支払った。
「行きましょう、ヨルクさん」
「待って!こんなの間違ってる!ナミネはラルクの言うことなら何でも聞くの?それ対等じゃないよね?」
「対等かそうでないかではありません!セレナールさんがアルフォンス王子に突き飛ばされた時、ラルクはカラルリさんとアルフォンス王子を300m上の崖から突き落とそうとしました。ラルクが本気で怒れば誰も手が付けられないんです」
私は頭が真っ白になった。いつも人より何倍も余裕のあるラルクがセレナールさんのこととなれば、手がつけられなくなるだなんて。とてもじゃないけど、信じられなかったのである。
「時間切れです。ナミネ、セイさんの家に電話かけろ!」
「ラルク、1度だけ許してあげて」
「ナミネがかけないなら僕がかける」
私がラルクから携帯を奪い取ろうとした時、コノハ家の長女であるレイカさんがラルクの携帯を奪い取った。
「何してるのかしら?」
「レイカさん、セレナールからカナエに水をかけて、カナエが見たくない映像を見せてカナエがセレナールを叩くとラルクが激怒したんだ」
カラルリさんは訴えかけた。
「あんたたち本当馬鹿ね」
「僕はまだ許してません!」
ラルクが花札を取り出した瞬間、ラルクはレイカさんによって拘束された。一瞬の出来事だった。正直、レイカさんの動きは目に追えなかった。噂には聞いていたものの、レイカさんの右に出るものはいないと言うのは本当だろうか。
ナミネは泣きながらラルクを抱き締めた。
「ラルク、死ぬ時は一緒だよ。でも、セレナールさんは生きてる。生きてるんだよ。私がラルクを守るから、もう気を張り詰めないで」
「ナミネ、悪かった。突然頭に血が上ってどうにも出来なかった」
「ラルク、私はラルクを愛してるよ。世界に2人だけになってもラルクと生き延びるよ」
ナミネはラルクの拘束を解いた。私は咄嗟に嫉妬したが、ナミネとラルクの間には愛情以上の何かがある。何かは分からないけど、私はこの時はじめてナミネとラルクの正確な関係を知ったかもしれない。
「あんたたち、仲良くするのよ」
そう言い残し、レイカさんは去って行った。また、ユメさんとアルフォンス王子のことはカナエさんの説得でアルフォンス王子が折れ、カップル日記をすることとなった。
……
あとがき。
率直に時間軸の部分だけ書き直しました。
カップル日記もセナたちが転校してから1年後にはじめるのですが、一人称版ではセナとカラルリが付き合ってすぐのほうが効率いいかと思ったのです。
色々変わることは多々ありますが、それでも純愛偏差値です。頑張って書いていきます。
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